カーリング情報局コミュの【ニュース】チーム青森準決勝へ／世界選手権

　カナダで開かれているカーリング女子世界選手権に、日本代表で出場しているチーム青森は現地時間28日、決勝トーナメント進出を懸けたタイブレークで、デンマークを7－3で破った。引き続き行われた決勝トーナメント1回戦では、スイス（1次リーグ3位）にも6－4で競り勝ち、初の準決勝進出を決め、日本勢として初のメダル獲得へ「あと1勝」とした。

　1次リーグ4位同士のタイブレーク。デンマークと戦ったチーム青森は、序盤から攻撃がさえた。第2エンドに先行すると、第3、4エンドと連続でスチールに成功、4－0と主導権を握った。中盤反撃に遭ったが、第7エンドに効果的な2点を挙げ、デンマークのギブアップを誘った。

　この勝利で勢いに乗ったチーム青森は、決勝トーナメント1回戦で強豪スイスを撃破した。0－1と先行されたチーム青森だが、第3エンドに2点を奪って逆転、第4－6エンドと連続得点を重ねて5－1と流れに乗った。終盤、スイスが猛追したが、チーム青森はリードを守りきった。

　チーム青森は現地時間の29日午前11時半から、中国（1次リーグ1位）－カナダ（同2位）の敗者と決勝トーナメント準決勝に臨む。勝てば決勝進出、負ければスイスとの3位決定戦に回る。

　07－09年の世界選手権の成績は10年バンクーバー五輪出場権につながる。日本は07年4点で8位タイ。今回はすでに9点以上が確定し、5位前後まで浮上する可能性があり、3年間通算上位10チームに与えられる五輪出場権をぐっと引き寄せた。

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