カーリング情報局コミュの【ニュース】T青森で2度目の五輪目指す石崎

　2010年バンクーバー五輪を目指すカーリング女子のチーム青森に、新戦力が加わった。02年のソルトレークシティー五輪日本代表だった石崎琴美だ。控えだった6年前は出場機会に恵まれなかったが「五輪に出たら、今度は思い切りプレーしてみたい」と意気込んでいる。

　石崎は昨秋、体調不良などで引退したトリノ五輪代表の寺田桜子に代わり、加入した。新顔を迎え入れたチーム青森は日本代表として出場した昨年11月のパシフィック選手権で2位となり、ことしの世界選手権の出場権を確保。2月の日本選手権でも3連覇した。役目は4人のうち、最初にストーンを投じるリードを務める。

　北海道生まれの石崎は、帯広南商高時代までバレーボール選手だった。カーリングを遅く始めた不利は練習で克服。むしろ、バレーで培った持久力が体力を大きく消耗するスイーピングに役立っているという。

　2年前からカナダに留学した石崎。日本代表コーチを務めた日系カナダ人のフジ・ロイ・ミキ氏宅などに下宿し、英語を学びながらカーリングを続けてきたところでチーム青森から誘われた。自ら「修行の旅」と表現する厳しい競技生活に戻ることを決断した29歳は今春から青森市内に拠点を移し、本格的にカーリングに打ち込む。石崎にとってバンクーバーは、留学当時に住んでいた街。「わたしにとっては第二の故郷。五輪で『里帰り』をしたい」と言葉に力を込めた。

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