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くんぷー雑記コミュの【雑感】温故知新

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先日、部屋の掃除をしていたら、卒業論文が出てきました。

「香港の歴史と西洋の教育制度の導入」

そーだった、そーだった。
すっかり忘れてましたが、来月香港に行くのでちょっと読んでみました。
自分で書いた文に「なるほどー」などと思ってしまう記憶喪失ぶり。

これを書いたのは中国返還の1年前。
香港がまだまだ盛り上がっていた時代です。
今は・・・どうなんですかね。
行っておけば良かったなぁ。
返還前後を体感したかった。

【序論】
飛行機でたったの4時間、西洋と東洋を入り混ぜに、その独特な国際色を漂わせる香港は、私たち日本人にとって最も馴染みの深い魅力のある都市の1つである。
しかし実際には、香港の実像とまではいかずとも、その輪郭すら私たちは把握していないのではないか。
買い物天国、百万ドルの夜景、慕情の町、私たちが知っているのは「観光地香港」なのではないか。
以前、アルバイト先に香港人の留学生がいた。
彼女は広東語、北京語、英語、そして日本語をも流暢に操る才女であった。
しかし実際に彼女が自分の意思で言語を学んだのは、日本に来て、日本語が初めてなのである。
無論、学校で、香港はイギリスの植民地であり、1997年7月1日には中国へ返還されると教わっていたのでなんとなくわかってはいたし、まだまだ先のことだろう(まして感覚的には歴史の一片として過去のようでもあるが)と思っていたのが、実際には1年足らずでその瞬間を迎えようとしている。
私が好きな香港の世界的映画俳優のジャッキー・チェーン。
字幕に頼りがちなので、英語でも中国語でも気にせず観ていたが、彼の作品の中にも全編英語のものがいくつもある。
そうなのである。イギリスの植民地である香港の公用語には中文(広東語、北京語など)ともう1つ、英語があり、第二外国語としてではなく、自分の国の言葉として教育に取り入れられてきたのである。
植民地統治の1つの特徴であるが、統治すると、統治する側はとかく自分の国の言葉を共通語にしようとするものである。
その方が、統治する面で何かと便利なのだろう。
しかし、言語とはその国の歴史、文化、生活なにもかものを象徴し、その国に住む人々の国民性をも描き出す、いわば目に見えない、その国の国宝のようなものである。
過去には日本も何度か人として恥ずべき行為をしたことがある。
香港にあたっては、そこまで徹底した行政は行われてはいないだろうが、やはり、例外なく、イギリスの母国語である英語が公用語とされているのである。
そうして中国語と英語、両方の文化を受け継ぎ、他には類のない、国際的自由貿易港『香港』に成長したのである。
その香港人の友人が「今までは更新手続きなどをイギリス大使館で行っていたが、返還後は、中国大使館に行くことになる」と言っていた。
当たり前だが、1997年7月1日をもって、彼女はイギリス人から中国人になるのである。
私にはその心中までははかり知れないが、「公用語としての英語」はそこで役目を果たすのだろう。
私なりに、植民地としての香港とその公用語である英語の関わりを歴史的背景を踏まえながら考えてみたい。

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