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新国立劇場コミュの次期芸術監督(2010年9月-2013年8月)

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夕刊からの引用ですが、ホームページでも発表になっています。
http://www.nntt.jac.go.jp/release/updata/20000426.html

オペラ部門:尾高忠明
舞踊部門:デヴィッド・ビントレー
演劇部門:宮田慶子

芸術監督任期(予定):2010年9月1日-2013年8月31日


バレエ(舞踊)のビントレーはかなり意欲的だと思います(来シーズンのオープニングを飾るであろう「アラジン」もありますし)。
牧現監督には、長い間お疲れ様でした、と申し上げたいと思います。

一方オペラは、また振れない指揮者を引っ張って来たな、という印象です。
尾高忠明は、確かに若杉現監督よりもまだまだ現役ですが、オーケストラはさておきオペラは振れるのでしょうか???
少なくとも過去3年間は、新国立劇場、二期会、藤原歌劇団のどこにも出ていないはずです。
ちなみに新国立劇場では、2005年1月の「マクベス」(再演)を健康上の理由で事前に降板したのが、唯一の機会でした。
オペラに関する知見にも些か不安があります。

下手に指揮者を監督にするよりは、ノヴォラツスキー前監督のようにオペラハウスを知る人が必要な気がします。
それに、新国立劇場は確かに国立の組織ですが、そもそも日本人にこだわるべきではないと思います。
将来的には大野和士や上岡敏之の名前が挙がって来るかも知れませんが、現状では有能な外国人指揮者も検討すべきです。

また個人的には、いい加減にオーケストラの問題も解決せねばならないと思います。
次期監督にはその点を期待したいところです。

皆さんはどう思われますか??

コメント(31)

>一方オペラは、また振れない指揮者を引っ張って来たな、という印象です。

ウィーンの某歌劇場にもモーツァルトが振れない……とまでは申しませんが、必ずしも得意としない音楽監督がいたことですし……などというと総叩きにあってしまうのでしょうか?

若杉体制になってからのプロダクションは、イタリアオペラに特化したファンである私などにとり涙の出るほどありがたいものがいくつもあったのに、と心から残念でなりません。


サッカーのオシム・ジャパンと同じく

「短かったけれど良い夢を見させていただきました」

ということになってしまうのでしょうか?


3月の、あの素晴らしかったアイーダも……あれもロウソクが消える前の最後の輝き?
もしくは来年6月の超豪華キャスト「チェネレントラ」がそれに?

そんなのイヤだ〜(泣)

 はじめまして☆
 懐かしくてちょっと顔を出してしまいました。 
 ついに尾高時代が来るのですね。。。
 この際だからオケ部門もつくって、劇場の稼働率を上げる!とか(笑)

 プレトークとか昔はありましたが、今はどうなんでしょうね〜。
情報ありがとうございます。

尾高さんとは確かに意外性がある人選ですね。
どんなオペラになるのか楽しみです。
というか、若杉さんがわずか1期で退任と言うのは、既定方針だったんですか?高齢とか、健康上の理由で。
ならば、指揮台に経つ回数を減らしてでも、オペラ部門全体を目配りする、それこそ「芸術監督」として、続けて欲しいなあ、と思うのですが。
尾高さんは、コンサート指揮者としては実績のある評価の高い人ですが、たしかに、オペラの世界では縁がない感じですよね。イギリス・オペラ(ブリテンとか)が素晴らしいと言う声を聞きますが。

大野さんはまだまだ本場で腕を磨いて活躍して欲しいので、逆に、オシムのような指揮者に長期間、指導してもらえれば、と思います。それには専属オケがないのがネックになるんでしょうけれど。
尾高さんのオペラは、聴いたことがないのですが、読響とN響の定期会員ななので、オーケストラのドライブは、沢山触れています。私は、あまり楽しく感じたことがありません。エンターティメントとは無縁の人のように思われます。
新國オペラを愛する者が一丸となって、若杉さんの留任を嘆願しようではありませんか!犬
かんかんさんにほぼ同感です。

デヴィッド・ピントレー、だいたい年に半分近くは日本にいるらしいですね。

オペラはどうしようというのでしょうか。尾高さんは指揮者としてはいい方だと個人的には思いますが、それとキャスティング作業やスタッフとの関係やプログラム作成とは別の話ですよねぇ。

ノヴォラツスキー体制、いま考え直すと、当時もすばらしいプロダクションだと実感しましたが、より充実していたのが際立つのではないでしょうか?


もちろん、「読み替え演出」「ムジークテアター」がお嫌いな人が多いのは重々存知ておりますが 笑 そのバランスをうまく取るのが必要かもしれませんね。保守と革新。
イタリアものとドイツものとのバランスとか。

自分は、「税金でやっている以上、民間では出来ないことをすべきである」と考えます。文化政策として。

演劇に関しては、ちょっと予想外の人選?

3部門で関連するフェスティヴァルを企画するのはありでは?
 オペラ部門は、単に他に引き受け手がいなかったのかも知れませんね。
 オーケストラを持たない新国立劇場の場合、「芸術監督」に指揮者が就任する必然性はまるでありませんから(若杉だって"指揮者・若杉"が本来の期待値ではないでしょう)、何処かのオケを丸ごと雇いでもするのでない限り、あまり意味があるように見えませんね。
 東フィルかBBCウェールズを丸抱えしてくれるといいですな。

 万が一のトチ狂いで、新設オケをやれ、という話かも知れませんが......
 その場合は、オーケストラを本気で0からまともなものに叩き上げろ、という使命を帯びている、ということかも知れませんね。

歌劇場が専属オケを持たない例は、オランダなどにあるとは言え……。
「音楽監督」としては、ツマらないのかもしれませんね。
若杉さんの今の形は、すごくよいと思うので(ノヴォ時代の仕込みがよかったのだ、という気もしますが)、このまま、出来れば10年は続いて欲しいと思ったのですが。
後任も、まあ、実績だけでうんぬんするのは気の毒かもしれませんが。
皆様、遅くなってしまい済みません。
どなたもそれぞれに興味深いご意見をお持ちですね。


・安達瑶 B/♀さん

彼は、一応チャイコフスキーは得意(との触れ込み)らしいので...
先日のオペラの森は今一つでしたが。

イタリアオペラに関しては、現監督が就任時に「オペラ十八番」を宣言しただけのことはありますね。
「チェネレントラ」は期待大ですね!
ただ、ドニゼッティやベッリーニは殆どありませんし、ヴェルディでも未整備な演目がまだあります(今シーズンはどちらもレパートリでした)。
次期監督には一層の拡充を期待したいです。


・Tsunaさん

彼を次期監督に据えるからにはオーケストラに関する動きがあるのか、と勘繰ってしまいますよね。

プレトークとは現在の「オペラトーク」のことでしょうか?
新体制になってからは、控え歌手の歌唱による楽曲紹介が余分に加わって料金が上がったので、以来行っていません。
しかし昨シーズンまでのスタイルでは、芸術監督が指揮者と演出家とプロダクションに関する色々な話を聞かせて下さいました。


・チポリーヌさん

本当にサプライズ人事ですね!
良くも悪くも未知数で、期待と不安が交錯しています。


・安達Oさん

聞くところでは、最近は腰を悪くされたようです。
「軍人たち」も「ペレアスとメリザンド」も椅子に腰掛けて振っていました。
現代作品もコンサート形式も、ご自身の発案なので、自らタクトを取られたのでしょう。
既定かどうかは不明ですが、そもそも確かに高齢ですし...
それにノヴォラツスキー前監督の遺産は大きいと思います。
今はその揺り戻しのような部分もありますが。

次期監督はオペラで聴いたことがないので、正直全く分りません。
ただ、仮に専属のオーケストラが出来ても、コンサート指揮者の彼がオペラハウスのオーケストラを創れるのか、些か疑問です。
文科省に掛け合ってムーティやレヴァイン、バレンボイムを招聘するくらいの意気込みを見せてほしかったと思います。


・サンドリーナさん

そうですね、どちらかと言えば堅実な音楽という趣があると思います。
現監督はセカンドベストではあったと思うのですが、最早覆ることはないと思います(国会で議論されれば別ですが)。
ムーティやバレンボイム、レヴァインは冗談としても、ウィーンを引く世界の小沢がいるじゃないか、と。
小沢なら人脈豊富だし、チャイコやヤナーチェックを指揮してもらえば、後は後進にまかせて……。時にはサプライズ客演で、親友のムーティとかが小沢の代演に来たりして……。
まあ、夏の夜の夢、ですが。
済みません...

・Crowさん

確かに、指揮や定期演奏会の構成とは別の知見が必要だと思います。
ノヴォラツスキー時代のムジークテアター路線は、いわばショック療法のような側面があった気がします。
日本の制作側、観客側の両方に対して。

少なくとも個人的には、日本人歌手を聴きたいのではなく、上手い歌手を聴きたいですね(内外を問わず)。
前監督からの、シングルキャストと実力主義の方針は、今後も必ず受け継いで行ってほしいところです。


・Verdiさん

実は同じことを考えました。
就任2年前の決定は遅過ぎます(もっとも、今回に限った話ではありませんが)。
それでも、自分の振りたいものを振れる(可能性が大きい)のは魅力になると思います。

オーケストラに関して現実的な方法は、東フィルとシーズン契約することです。
将来的には、おっしゃるように「丸抱え」(合併?)が必要ですね。
元々は独立したオーケストラなので、定期演奏会の継続などが問題になりますが、ウィーンフィルと同じ方式で解決出来る気がします。

BBCウェールズは、先方が首を縦には振らないでしょう...(笑)
もし新設するのなら、それこそオペラの指揮者に育ててもらうべきです。


・N氏さん

そういえば、札響の方はどうなるのでしょうか?
実演に接したことはありませんが、全国のオーケストラの中でも積極的な活動をしていると聞いていますので。



ところで、「マクベス」の降板以外に次期監督のオペラの経歴を殆ど知らないので、詳しい方がいらっしゃいましたら是非ご教授下さい。
・安達Oさん

小澤征爾はどうでしょうかね?
ウィーンと比べると格段に魅力の低いポストですし、かつてN響と喧嘩したくらいですから、同じくお堅い(官僚的な)新国立劇場や、日本のオペラでは、ノヴォラツスキー前監督以上に摩擦が生まれそうです。
ただ、キャリアに見合った待遇と三顧の礼で迎えれば、母国の為に一肌脱いでくれるかも知れません。

ムーティは代役などでは失礼ですが聴きたいですね!
話が逸れますが、東フィルのつてでチョン・ミョンフンにもピットに入ってほしいです。

いずれにせよ、夢のまた夢、です。
小沢さんも病気がちですし、ウィーンを退いた後は、「余生」と言う感じになるとしたら……ということで。
奥にのための最後のご奉公、と言う感じで。あの世代なら、この感覚はまだあるんじゃないかなあ、と。

N響と揉めた時の小沢さんは「欧州帰りの若造」だったけれど、今や、世界の巨匠ですから、官僚組織の新国も、そうそう無碍な事は……と思ったりしますが。

ま、完全な夢物語ですけど。

東フィル新星日響と合併したのは、「新国のレジデントオケになる」含みがあっての事だったんじゃないか、と思っているのですが……。

でも、僕は東フィルより東響がピットの入る方が嬉しいんですが。
>かんかんさん
 レスありがとうございます♪

 オペラだけでなく演劇もバレエも同趣旨のことをしていたので、中ではプレトークと呼んでいました。昔の話ですが(笑)まだ続いていたんですね〜。

 大御所もいいですが、野心のある中堅どころに活躍の場をあげて、ぐいぐい引っ張ってもらいたいですね。いい公演ができることが第一条件じゃないかなと。
次の10年に期待してます☆
 思うに、オーケストラを本気で入れるのだったら、既存だったらやはり日本のオーケストラでしょうが、現状であれば入れてもどうにもならないでしょう。本当にきちんとオペラをやれる - それも揚げ足を取るようですが「世界になんちゃら」なんてことを言うなら - オーケストラを作るなら、まず、既存のオケなら完全専属で、或いは新規に作るのでもそうですが、2〜3年間は叩き上げて、「新国立劇場の音」をきちんと作る所からやらないと駄目でしょう。その間オペラ劇場は閉鎖ですね。
 次の3年間で、公演数は年間200公演くらいやらせて、その代わり演目は基本的なもの5演目くらいに絞る。それらを徹底的に極めさせて、オペラというものがどういうものであるか、新国立劇場ではどのように演奏するとどのように聞こえるのか、何か起きた時にはどのように対応すればいいか、そういった基本的なことを実戦で徹底して身体に叩き込ませる。
 そういうオーケストラビルディングと言うべき作業をやらないと駄目だと思いますし、そういうことを(仮にそこまでせずとも)やる気が無いのに指揮者を芸術監督に据えても意味が無いでしょう。まして、名前だけ知れてる指揮者を連れて来ても意味が無い。本当にオーケストラビルディングをやれている実績のある人を据えて、初めて意味がありますから。


クラシックファンとオペラファンは似ているようで、実はまったく別の人種という説もありますが、オペラファンである私などは、オーケストラにはさほどこだわりません。

現行の、海外の良い指揮者を迎えて頑張った時の東響、もしくは東フィルのレベルであれば十分に満足です。

オペラファンにとってなによりも重要なのは歌手です。

一流の歌手を「常時」キャストするには残念ながら予算が不足。

なので、「これから」の人をいちはやく発見してすみやかに契約できる見る目(聴く耳)および人脈の広さ、海外のオペラハウスやコンクールへの耐えざる目配りだけは、新国のスタッフに欠くべからざるものだと思います。

誰の時代とは敢えて申しませんが、ヴェルディのオペラになぜかドイツ系の歌手が起用されるとか、「カルメン」のエスカミリォに見た目は良いものの、声量の全然ないバリトンを持ってくるとか、そういう、ファンをガッカリさせるような起用の仕方は、やめてほしいものだと思っています。

若杉体制ではそういうことがなかったので安心しておりましたが、新しい芸術監督にも
ぜひ、「普通の」オペラファンが望むプロダクションをお願いしたいものです。

指揮者も非常に大切ですが、知名度とオペラを振る腕は必ずしも一致するものではない、と実感させられることが何度もありました。

ムーティや小澤クラスの人をトップに持ってくれば、それは対外的な虚栄心は満足させられることでしょうが、オペラファンが、単なるブランド好きや見栄でオペラを聴いているかといえば、それは全く違います。

予算に限りがある以上、オペラファンとしては名よりも実をとっていただき、歌手にも指揮者にも、内外の実力ある若手を積極的に起用して、いつか新国が世界のオペラの登竜門と言われるようになる、さしあたりそんなポジションを目指してほしいものです。

新国の上に立つ人に大事にしていただきたいのはブランド(すでに定まった評価)に盲従することではなく、歌手であれ指揮者であれ今後の可能性を見抜く目と、そして何よりもオペラへの愛情です。

オペラという芸術形態が好きで好きでたまらない。
その気持ちさえあれば、あまりおかしなことにはならないと思うのですが。
>現行の、海外の良い指揮者を迎えて頑張った時の東響、もしくは東フィルのレベルであれば十分に満足です。

>オペラファンにとってなによりも重要なのは歌手です。

 それはまぁそうなんですが、ある程度の質の歌手を呼ぼうとするなら、劇場としての質を向上させる必要があると思いますよ。
 オペラは歌手を呼んでくれば成立するものではなくて、相応の歌手を呼んで来ても、その土台になる伴奏・舞台・その他がそれなりに整わなければ、やはり上手く行かないものです。例えばワルシャワ室内歌劇場とか、一体何処の誰だお前ら、みたいな団体が引っ越し公演と称してやって来てモーツァルトをやる、そうするとこれが一人一人の歌手の力は大したことないのに、何故か上手く噛み合って面白かったりする。逆に、新国立劇場でもそうですが、特定の歌手だけわぁわぁ言われても全体としてはなんだか低調だったりする。
 結局、「舞台」が整わなければ上手くはいかないものです。もう、何がどんなであっても一人で完全に舞台を支え切れるような歌手の時代は終わってしまったのですから、本当に質のいい公演をきちんと維持しようとするなら、「新国立劇場をどう作るか」ということを真剣に考える体制が必要だと思います。そのビジョンが明確に示されるなら、受け手の側も応分の負担 - 決して金銭面だけでなく - を考えるべきだと思います。勿論その中には歌手の起用だとかも含まれて来ますけれどね。

 ただ、個人的には、新国立劇場の歌手の起用は、まぁこんなもの、レベルだと思いますよ。呼んでみてじぇんじぇん駄目じゃん、ということは当然あるけれど、それも含めても当たり外れがあるのが歌手だから、こんなところじゃないでしょうか。世界中探したって毎回当たり歌手が出続けているような劇場なんてありませんし。
 歌手が安心して歌えるような体制を整えるべきだし、そこで歌うことがキャリアにとっても経験としてもプラスになるような劇場に作り上げることが大事だと思うんですけどね。「新国立劇場で歌った」というのが、海外の歌劇場なんかのプロフィールで書かれることはまだ殆どありませんから。いいとこ「Tokyoでリサイタルを行った」くらいで。

>#18 Verdi様
>一人で完全に舞台を支え切れるような歌手

のレベルは、少なくとも私は新国には求めていないです。

すでにブランドとなった歌手が聴きたい人は、大枚数万円払って名のある歌劇場の来日公演のチケットを買えば良いのであって。
(それでも当日不調だったりするものだから、これは大博打)

新国の最近の歌手の起用については私も、まぁこんなもの、というレベルで推移していると思います。期待を裏切られることはなく、きちんと楽しめるという意味で。

(1月のボエームではきちんと泣けましたし、3月のアイーダの、あの豪華なセットとオケの音量にも、歌手の声は負けていませんでした)

「一体何処の誰だお前ら、みたいな団体」の引っ越し公演、だけど十分に楽しめる、のレベルはすでにクリアしていると思います。
(だからこそこの状態が続いてほしいと願っているのです)

とりあえず若い歌手にチャンスを与える劇場であってほしいもの。
オペラ歌手の知名度は宝塚のスターと一緒で、一般に名前が知れ渡ったときは、すでに一番美味しい時は過ぎている、そういうケースが多いと思います。

有名になってしまえばギャラは上がるわスケジュールは一杯だわで、チケットは高くなり、しかも当日体調を崩している可能性までが高くなって、聴き手にとって良いことはむしろ少ないかと。

1950年代初頭のマリア・カラスをメキシコシティーで聴くことのできた聴衆はほんとうに幸運だったと思いますが、それと同じ意味で、新国には「これからの人」を探し出し、起用してほしいのですよねえ。
 いろいろありますが、やっぱり、アンサンブルはまだまだだと思います。確かに常連的メンバーは出て来てるようだけど、それが「アンサンブル」と言えるようになるのはもうちょっと先、ですよね。残念ながら、前にも言った「何処の誰?」歌劇場の身体に染み付いているようなアンサンブルには遠いのは確か。それが至上かどうかはまた別の問題ですが。
 結局、それを担う人達の意識の問題でもあるんですよね。これは「新国立劇場のメンバーは意識が低い」というのではなくて、「新国立劇場の座付き歌手」であり、「今度はあいつとここの部分を担うのか」といった意味での意識。「それが(当面)私の生きる道」と腹を括れれば、また違って来ると思うんですけどね。
 オーケストラの問題もそうですが、そういう風に腹を括れる体制を作ってあげられるかどうかがポイントなのでは。まぁ、踏み込むと色々深い問題に入っていきそうですが....

 で、尾高さんの実績というのは、そんなにありましたですか。いや、不明にしてそのへんあまり詳しくはない、というか、この辺のオケをそんなに鍛えてたんだ、というのと、東フィルのオペラ・コンチェルタンテなんかは、実際に振っていた大野和士あたりのプロジェクトだと思っていたものですから。
 であれば、尚のこと、オーケストラをどうにかしてあげないとつまらないですよね。

あんまり詳しくないのですが、演劇の芸術監督は野田秀樹にやって欲しかったです。
東京芸術劇場の監督になってしまいましたが。。。

贋作・桜の森の満開の下をやった頃、パフレットのインタビューに、自分が言う事じゃないかもしれないけど新国立のレパートリーとして、桜の森を入れてみてはどうか?といったハナシが書いてありました。
新国立の桜の森はありえないほど素晴らしい出来だったので、これが毎年(あるいは不定期でも時々)みれるのなら、こんなに楽しいことは無い!と興奮したのを覚えています。

中劇場の奥行きを使いきれるのは彼だけです。。。

劇場の内側の事は少し知っていますが、よく考えてみれば国立というにはお粗末な部分が随分あったなあとも思います。食堂もイマイチですし。
建物の出来は非常に良いと思うのですが。。。
 うーん、東フィルのあの音を作ったのは尾高氏だったのですか......そんなに頻繁に振ってたんですね。
 オーケストラビルディングの話は深掘りし始めるととんでもないとこまで行くので(激論になりそうだったりで面白そうなんですが)さらっと行くとしても、

>深読みかもしれませんが、東フィルの専属契約がある程度現実味を帯びているから東フィルとも関係が深くオーケストラビルダーとしての能力が高い尾高氏が招かれたのかなーっとも思っているのですが(これに関してはまるで根拠なし)。

 これはむしろ願望交じりですね。ただ、今のチョン・ミュンフンを頭に戴いている体制の東フィルをどうするんだろ.........
 個人的には「もう0から作っちゃえよ」と思ってはいるんですけどね。

 歌手の問題は、今の状態になってしまっては、やはり5年10年は掛かるでしょうね。研修所卒だからといっていい歌手になるとは限らないのがこの世界辛い所ですが、長い目で見ることにしましょう。

これはひどい……

次期芸術監督の人事迷走 新国立劇場
2008年7月9日

http://www.asahi.com/showbiz/stage/theater/TKY200807090066.html

> 「え、僕に決まったの?」 オペラ部門の芸術監督予定者として発表された指揮者
>尾高忠明さんは、新聞記事を読んで驚いたという。

本人の了承もなく候補にされてさんざん叩かれるというパターン、これどこかで見たよと思ったら、あれですね、直木賞。

文学賞の選評にはそれこそ血も涙もないようなひどいことが書かれるものなので、

「そちを候補にして遣わす。ありがたく思え」

の上から目線では、今回辞退する人が出たことも仕方なかったのかも。


同じことが新国の芸術監督にも言えそうです。
御本人が納得していたわけではなかった、ということであるのなら、ここで尾高氏を批判したことは申し訳ありませんでした。

でも、こんなにお忙しい方であるのなら、芸術監督、無理ではないでしょうか。

ナショナル・オペラハウスの運営を片手間でやってほしくはない、というより、片手間に出来るようなことではないのでは? そもそも。

新国も税金を使う組織である以上、人事についての説明責任を十分に果たさなければ、芸術監督のなり手がいなくなってしまうかもしれず(叩かれたくて就任する人はいないであろう)、オペラファンとしてはそれが心配。

納税者(受益者)どころか依頼した相手にさえ説明責任を果たせていないとしたら、それもいかがなものかと。
 さぁ、この記事自体が何処まで本当なのかも測りかねますが、そりゃ「芸術監督」を本気でやるのなら、他の職位はある程度棚上げ or 辞任は当然だろう、という前提で見ていましたが。
 或いは、「新国立劇場」の「芸術監督」というのは、それで済む程度の仕事、ということかも知れません。少なくとも、運営主体である財団法人はそう思っているのでは。
 所詮「新しく国が立てた劇場」という以上の意味を持たないのですしね。シニカルに過ぎるかも知れませんが、そのへんが運営実態の身の丈に合っているのやも。

まあ、予算が違いますからね。。アーティストの数やアーティストに対する支援も違いますし。
日本だと芸術監督って名誉職的な扱いで考えている人多いようですし。
これなら無名な若手や中堅に20年くらい専念してがんばってもらうほうがまだよさそうです。理事長が元役人の運営ではこんなもんなんでしょうかね。

あと劇場の稼働率もスゴイ低いんですよね。外国の歌劇場の数分の一とかだったと思います。もったいないです。。
 今回の問題で見過ごしていけないのは、天下りの文部官僚が、芸術監督の人事も牛耳っているということではないでしょうか。今回の芸術監督の交代も、文部官僚出身で、大臣経験者の遠山さんが、民間出身の評議員の意見を無視して決めたとも言われておりますね。官僚の天下りが問題視されている折、大臣経験者が天下るのは恥として、遠山さんこそ引退してもらいたいと思います。

 天下りの文部官僚がのさばっていて、金を出すから、口は出すなということでは、いい芸術が創造出来るとは、期待出来ないですね。

 私は新国立の演劇もよく見ますが、なぜ鵜山さんが変えられたのか納得できないでおります。

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