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Connectedコミュの極上のラテンアルバムと地球温暖化

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今週はふと出会った一枚のとても素敵なアルバムをご紹介します。
このアルバムのタイトルは「RHYTHMS DEL MUNDO CUBA」 これは直訳すると「世界のリズム〜 キューバ」となって、なんとも身も蓋もない題名なのですが、内容はとっても楽しくてゴージャスで、しかもしっかりした考えに基づいているなかなか非の打ち所のない名盤です。

内容はというと、アルバムがグラミー賞に輝き、そして映画がアカデミー賞ノミネートにもなったドキュメンタリーフィルム「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」に登場したメンバーを含むキューバのミュージシャンたちによるラテンアレンジのポップスのカヴァー集です。
そしてカヴァーされている曲は、U2、レディオヘッド、コールドプレイ、アークティック・モンキーズ、マルーン5、ジャック・ジョンソン、スティング、フランツ・フェルディナンドなどの曲が含まれ、それらはヴォーカルパートに本人が参加しています。

「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」はギタリストであるライ・クーダーが音頭をとり、敬愛するキューバの老ミュージシャンたちで結成されたバンドです。99年に公開された同名映画のヒットにより、世界中にキューバ音楽の一大ブームを巻き起こし、日本でも奇跡の来日公演は熱狂をもって迎えられました。
彼らのアルバムを買ったり、映画を見た人にとっては6年ぶりの再演に胸を躍らせる楽しみもあるでしょうし、今回はじめて彼らの音楽に接した人にとっては映画やアルバムをさかのぼる楽しみがもたらされると思います。
かくいう私は後者のほうで、今週早速DVDで映画をみて胸が打ち震え、彼らの音楽を聴かずして今まで過ごしてきたことをほんとに後悔しました。
ちなみにこのアルバムの収録曲「Casablanca(As Time Goes By)」は映画でも大熱演していたシンガー、イブライム・フェレールの生前最後の録音となったそうです。

また、このアルバムのもうひとつの話題は、自然災害や、地球温暖化による異常気象などで被災した地域を支援するために設立された基金『Artists Project Earth(APE)』に対してのチャリティ・アルバムであるということです。

地球温暖化というと最近の話題では、アメリカの科学誌「原子力科学者会報」が掲載している世界終末時計というものがあります。これは主に核の危機による世界の終末までの残り時間を象徴的に示す時計ですが、2007年はこれが7分前から5分前に縮まったと発表され、その原因が核の危機だけではなく地球温暖化が進行したためとされたというニュースです。 このアルバムでは、20ページに及ぶカラーのパンフレットが付属し、その大部分に渡って地球温暖化についての情報が掲載されています。
なかには、アル・ゴア元アメリカ副大統領の文章もあります。これはまもなく日本でも公開されるゴア氏自身が出演している映画「不都合な真実」でとりあげられている情報の要約です。この映画はエコロジー関係の情報を流している人たちの間でも昨年末から大変な話題になっているもので地球温暖化についての多くの情報を得られるものとなっています。
またそのほかにも、アラスカの氷河の40年前と現在を比較しているの写真や、地球温暖化を防ぐために私達にも出来る10の事柄といったわかりやすいもの、読んだらいいお勧めの本などなかなか盛りだくさんな内容です。
そして極めつけなことにこのアルバムのパッケージはカーボンフリー(燃やしても二酸化炭素を排出しない素材)で出来ているとうたわれています。

とまあ、なかなかコアなエコ企画アルバムだったというわけですが、私自身もそんなことはぜんぜん気づかずに買いましたし、メッセージいかんにかかわらず、音楽は本物で極上にスイートでした。素敵な音楽で人の心を潤わせることから、地球に対して目を向けてもらおうという懐の深いプロデュースのセンスが光るアルバムです。すでに海外盤は11月に発売されていましたが、日本盤(UICZ-1244 税込2,200円)も2007年2月21日に発売発売になります。

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