「様々なスタイルとアイデアをプレイする過程で楽しむことが,自分の最も得意とするところ…」ラザラスはいう。子供のような好奇心に後押しされて,DJ,レーベルオーナー,現在ではミュージシャンとして,世界で最もカッティングエッジなサウンドをフロアに供給している。‘60年代の映画のサウンドトラックをイビサDC10のクラウドに向けてプレイし,オベーションを受けたDJを我々は彼以外に知っているだろうか?暗闇の中で光を探し出すような彼のDJセットには説明するまでもなく,世界中からオファーが絶えず届く。 ロンドン生まれ,LA在住,“Dazed & Confused”の音楽エディター,“London Records”や“City Rockers”のヘッドA&Rとして現在のエレクトロムーヴメントを開拓し,その後の導線をひいたバックグラウンドは数多く語られているが,DJとしては2002年のSonar Festival以降,世界中からブッキングが多く入るようになり,“Circo Loco”(DC10 Ibiza)でのセットはもはや伝説として語り継がれる。 2003年に立ち上げたレーベル,“Crosstown Rebels”ではDinky,Luke Solomon,Silver Surfer(SIOPIS),Jamie Jonesらとともに常に最先端のダンスミュージックを発信し,一年ほど前からはじめたLazpod(http://www.lazpod.com)では,ラジオ番組ならではの幅広い選曲で,これまでのファン以外の多くのリスナーを獲得した。この5年間でラザラスは『Rebel Futurism』(2004),『Rebel Futurism』(2005),『Bugged out presents Suck My Deck』(2005),『Get Lost』(with Matthew Styles, 2006),『The Other Side』(2006),『Sci:Fi:Lo:Fi 2: Night of The Dark Machines』(2008)といったヒットコンピレーションCDを制作。その人気を決定的なものにした。 Damianの最も新しい試みであるニューアルバム,『Smoke The Monster Out』は休むことなく音楽の可能性を探求する姿勢の結晶である。“Get Physical”(国内BEAT RECORDS)からリリースされるこの作品はラザラスのDJセットとは一線を画し,Neil DiamondからPhotek,Bjork,Jeff Buckleyの影響さえ伺える。3月テキサスのSXSWで初披露されたライヴセットではアルバムの素材を使いながらも,クラブを意識したパフォーマンスを作り上げ,それはターンテーブル,エフェクター(laptopはなし)とビジュアルショーで構成される。 新しいことをすれば,すぐ模倣され,廃退する。アンダーグラウンドにこだわるということはそういうことだ。常にオリジナルであることは情熱がなければできないし,強い勇気も必要。彼の反抗とは,突き詰めればつまりそういうことなのである。ダミアン ラザラスのさらなるチャプターがここに幕を開けた。ご開帳は5/15(金曜日)だ。