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加藤周一コミュの二つの「合法的殺人」

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国家による二つの合法的殺人(少なくとも、そのうちの一つは制度的に法律で、米国と日本と中国と北朝鮮・朝鮮人民共和国では存置されている)。

そのふたつとは、戦争と死刑制度である。

加藤周一さんの没後の映画『しかし、それだけではない』でも加藤さんの口から、チャップリンの『ムッシュウ・ベルドゥー(邦題 『チャップリンの殺人狂時代』)』への言及があった。主人公が発する言葉。「一人を殺せば殺人で、より多くの人を殺せば「英雄」なのか?」という問いかけ。

僕は、死刑制度に伴う「嗜虐性」の肯定はしない立場だ。最近、オウム真理教の事件加害者たちに対する「死刑執行」の時期についての新聞報道を見た。また今年三月に結審し、決定が下され、その際に、現に再収監の可能性も指摘されている冤罪被害者にして執行停止中の所謂、袴田事件の死刑囚=袴田巌さん。これらの「ピース(断片)」をつなぎ合わせると、オウム死刑囚に対しては極刑である死刑を執行して、国民に「溜飲を下げさせて(前述の「嗜虐性」と関係があるかもしれない)」おいて、結果、国家の威信を内外に示しつつ、返す同じ「刀」で、もうひとつの合法的殺人=戦争には日本国として参戦するかもしれないという想定。袴田さんの場合に対しては、長年支援をしてきたひとりとして僕自身はとしては予断を許さないので、推測と言及は今、差し控える。

最後に、いまから数時間後、上記のことと関連性のある、或る書物の書影を共有フォトをUP予定であることを付け加えて筆を擱く。

コメント(3)

前出の文章に関連する新旧二冊の翻訳本UPしました。
「キネマ旬報(映画『チャップリンの殺人狂時代』シナリオ掲載号)」近々来信予定。
漱石門下の森田思軒さん訳。ヴィクトル・ユゴー作品。「死刑前六時間」大正十五年。初版。当初、ユゴーは作者の名前を伏せました。

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