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MindArms-魔祓の雷-コミュのヒカルのひみつ日記

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A.M.7;20 目覚ましが鳴る前に起きる。日曜日だからもうちょっと寝ていたいけど…たまにはいいかな♪

A.M.7:30 朝ごはんを食べに下に降りる。既にチェイン兄が起きていたのはビックリした。チェイン兄って結構早くに起きてたんだ。真面目だね^^

A.M.8:00 せっかくの休みなので出かけることにした。チェイン兄に頼んだらついてきてくれるかな?ダメ元で聞いてみよう!

「ねえねえチェイン兄」
「なんだ?」
「今日は何も予定とかない?」
「いや、今日は師匠と修行をする予定だけど、何かあるのか?」
も〜、お父さんのバカ!何も休みの日にまで修行させることないじゃない!
「ううん、何かあるならいいの。うん」
「うむ、愛娘よ。チェインに用事かの?」
「お父さん!」
いつもながら神出鬼没なお父さん。今日は食器棚から出てきた。
「…ふむ、チェインよ。今日は修行は休みじゃ。ヒカルの面倒を見てやってくれ」
「あ、はい。…それで、俺はどうすればいいんだ?」
胸の高鳴りが止まらない。心臓がバクバクいってる。嬉しい、ただ単純にそう思った。

A.M.9:00 チェイン兄と一緒に買い物に行くことになった。最大級のおしゃれをしていこうっと!

「う〜ん、こっちかな?それともこっちかな〜?」
「ヒカル、まだか?」
「もうちょっと待って〜」
自分から誘ったので待たせるわけにはいかない。よ〜し、今日はこのキャミとこっちのスカートに決定!
「お待たせ、チェイン兄」
「よし、それじゃあ行くか」
「うん♪」
「おばさん、車借りていいですか?」
「いいわよ。今日は私使わないから」
チェイン兄、車運転してくれるんだ。かっこいいな〜。

A.M.10:00 街に到着。いつもは車酔いがひどい私だけど今回は全然酔わなかった。それもこれもチェイン兄の運転のお陰かな^^一番最初は雑貨屋に行くことに。

「あ、可愛いな〜。このぬいぐるみ」
「何の動物だ?熊か?」
「違うよ〜、猫だよ」
「猫の割にはえらくふてくされてるな;」
「チェイン兄、わかってないなぁ。それが可愛いんだよ♪」
「俺には理解できない;」
こうやってるとカップルに…見えるわけないか;思いっきりチェイン兄って言っちゃってるし;
「ん?これは、芳香剤か?」
「そうだね。メロンの香りなんてあるんだ〜。珍しいね」
「せっかくだからカンナに買っていってやろうか」
「う、うん。いいと思うよ」
…カンナさん、チェイン兄と仲いいんだ。羨ましいな…
「よし、それじゃあレジに並んでくるぞ」
「あれ?チェイン兄、そのぬいぐるみ…」
「可愛いんだろ?だったら俺が買ってやる」
…前言撤回。やっぱり私は私でいいや♪

P.M.0:00 お昼ごはんを食べることにした。今日は何を食べようかな〜、って考えてたら前からカンナさんが歩いてきた。

「あら、チェインにヒカルちゃん。今日は二人でお買い物?」
「まあな。そういうお前はどうしたんだ?」
「一緒よ。二人でお買い物」
「遠山さんとか」
「ええ」
「何を買いに来たんですか?」
「メロンよ!」
今にも涎をたらしそうな満面の笑みでカンナさんは応えてくれた。何かキャラが変わってるような…;
「おや、これはこれはチェイン様。お久しぶりでございます」
「こちらこそお久しぶりです」
カンナさんの後ろから見たことのないおじさんが現れた。この人がさっきから言ってる遠山さんかな?
「こちらの方は?」
「ああ、俺が居候させてもらってる家の娘で」
「あ、ひっヒカルと申します!よろしくおねがいします!」
ただの挨拶なのに緊張してしまう。私って人見知りが激しいなぁ〜;
「私、カンナお嬢様の執事を務めております遠山と申します。以後お見知りおきを」
「こ、こちらこそ!」
深々と会釈をされたので慌てて私も返した。横でチェイン兄とカンナさんがくすくす笑っていたけどそんなことも気にしていられなかった。
「そういえば、お二人様は昼食は済まされましたのですかな?」
「いえ、今から行こうと思ってたところです」
「それなら私達と一緒に行かない?奢ってあげるわよ」
「そっちがいいなら俺はいいけど、ヒカルはどうだ?」
「あ、うん!いいよ!」
「それじゃあ遠山、車を出してきて」
「かしこまりました」
「車で行くような場所なのか?」
「まあね。車で10分、徒歩なら30分はかかるわ」
「それなら俺も車を持ってきたほうがいいな。ヒカル、ここで待っててくれ」
「あ、チェイン兄!…もう」
結局、私はカンナさんと2人で待つことになった。
「ヒカルちゃん」
「はい」
「チェインって、家の中ではどんな感じなの?」
「家事をよくしてくれる優しいお兄ちゃん、って感じです」
「いつも私達といる時には絶対見せない顔ね」
「でも私はカンナさん達といる時のチェイン兄を知りませんから、おあいこですよ」
「ふふ、そうね」
カンナさんは私が思ってたより気さくな人だった。この人にならチェイン兄を任せてもいいかな、なんてね。
「お嬢様、お待たせしました」
「ヒカル、乗ってくれ」
「うん」
「よ〜し、それじゃあついてきなさいよ!」
前を走る車についていく我が家の車もといチェイン兄。一体、どこに行くのかな?

P.M.0:20 カンナさん達の車が止まった。どうやら店に着いたみたい。看板にはステーキハウスと書かれている。

「ちぇ、チェイン兄;本当にいいのかな?」
「向こうがいいって言ってるんだ。ここは素直に甘えておこう」
「二人とも何やってるの?入るわよ」
木造のドアを開くと鉄板が敷かれたカウンター席が10席程度、テーブルは4人掛けが6個ほどとあまり大きくない様子。
「マスター!また来たわよ!」
「おっ、カンナちゃん!いらっしゃい!」
話の素振りから見てどうやらカンナさんはここの常連のようだ。
「マスター、いつものを今日は4つお願いします」
「はいよ!任せときな!」
遠山さんがそう言うとマスターがお肉を焼き始めた。うわぁ〜、おいしそ〜…
「しかしここ、結構するんじゃないのか?」
「そんなことないわよ。行きつけだから安くしてくれるし」
「で、でも、本当に奢ってもらっていいんですか?」
「いいのいいの。こう見えても家、お金持ってるから」
「いや、あの家見たら分かるって;」
「はい、サーロイン4枚焼きあがったよ〜!」
「「早っ!!」」
あまりの早さについ驚いちゃった;
「うちのモットーは『早い・安い・旨い』だからね!」
マスターが4人の前にお肉を置いていく。もう見てるだけで涎が出てくるよ〜><
「それではみなさん、いただきましょうか」
「「「いただきま〜す!」」」
早速一切れを口の中に。焼き加減が絶妙で、噛めば噛むほどお肉本来の旨味が溢れ出してくる。これがステーキなんだぁ〜(´▽`*)
「うん!旨い!」
「でしょ?ここのステーキは世界一よ!」
「相変わらずお世辞が巧いねえ、カンナちゃん。サービスで食後にメロンを出してあげるよ」
「ホントに!?さっすがおじさん!もう宇宙一!」
「メロン1個で随分規模が上がったな;」
談笑しつつステーキを平らげていく4人。5分で全部食べちゃった;
「ふう、旨かった」
「こんなにおいしいステーキ食べたの初めてだよ」
「じゃあマスター、そろそろあれを出して」
「はいよ!」
マスターが冷蔵庫からメロンを取り出すと、いきなりそれを鉄板で焼き始めた。
「ちょっとマスター!メロンまで焼いてどうするんですか!」
「わかってないわねチェイン。これがこの店のもう一つの名物、『焼きメロン』よ!」
「焼きメロン!?それっておいしいんですかぁ?」
ついつい疑問符を浮かべてしまう。だってメロンを焼いて食べた事なんかないし…
「それが意外とおいしいのよ♪私も最初は不思議に思ったけど食べてみてビックリ!」
「ちょっとした出来心で作っちまったんだが予想以上に受けが良くてね、いまやここの名物となったわけだよ」
「へぇ、そうだったんですか。瓢箪から駒ってやつですか」
「巧いこと言うねえ、ぼっちゃん。名前は何て言うんだい?」
「チェインです」
「チェイン君か。そっちのお嬢ちゃんは?」
「あ、ヒカルです」
「ヒカルちゃんだね。2人とも今度来た時はサービスしてあげるよ」
「ありがとうございます」
「やったぁ♪ありがとうございます!」
マスターにサービスしてもらう約束をしてもらった。今度からお昼ご飯を食べるときはここで決定だね^^
「ほい、できあがったよ」
「これが『焼きメロン』…」
「見た目は普通だね」
「ただ焼いてるだけだからね、外見はさほど変わっちゃないさ」
「それじゃあいただきます」
パク。モグモグモグ…
「あ…」
「あ?」
「あま〜い!」
口に入れた瞬間に広がるメロン独特の甘味、焼いたお陰で柔らかくなった歯ごたえ、それらの集合体が喉から一気に滑り落ちていく。
「マスター甘い、甘すぎるよ!でもおいしい!」
「確かにおいしいです。それに意外でしたよ。まさかこんなにおいしくなるとは…」
「ね、言ったとおりでしょ?」
「はい!」
おいしいステーキにおいしいデザート、今日は本当に幸せな日だよ^^ヒカル感激(笑)
「ごちそう様でした」
「おいしかった〜」
「いい時間ね。そろそろ行きましょ」
「そうだな」
「マスター、また来ますね〜」
「おう!いつでも待ってるよ!」
マスターに挨拶をして外に出る。カンナさん達はこれからどうするのかな?
「お前はこれからどうするんだ?」
「1時に美容院の予約入れてるの。それじゃ二人とも、またね」
「はい、今日はありがとうございました」
「それではお二人様、ごきげんよう」
そう言ってカンナさん達の車は街中へと消えていった。…それじゃあ私達もデートの続きに行こっか♪

P.M.1:00 お昼ご飯を食べ終えてスーパーで買い物。色々となくなってたから今のうちに買っておかなくちゃ。デートはちょっと一休み、てねw

「卵、牛乳、玉葱、トイレットペーパー、電球。これだけは買わなきゃね」
「電球は何ワットのだ?」
「確か60ワットだったと思う。ていうかそれ以外見たことないし」
「じゃあ間違いないだろう。まずは玉葱、と…」
「あ、チェイン兄。こっちにあるよ〜」
これじゃあまるで家族で買い物してるみたい。…いや、家族である事には変わりないんだけどね…;とか考えてたら見たことのある顔の子がいた。あの子は確か…
「あれ…?チェイン兄、あの子って前に家に来た子じゃないの?」
「前に来た子?ああ、コルネちゃんのことか。どこにいるんだ?」
「あそこ。背の高いお兄さんと一緒にいるよ」
「…関るのはやめておこう」
「どうしたの?そんな全身で嫌そうなオーラ出して」
「厄介事はもうウンザリなんだ」
「あ〜!チェインくんだ〜!やっほ〜!」
「あ、チェイン!丁度いい所にいてくれたぜ!こいつは任せた!」
「ダメだよタカヤくん、チャコまだアイスを奢ってもらってないよ!」
「何で俺様がてめえに奢らなきゃいけねえんだよ!」
「はぁ…結局こうなるんだな;」
二人ともチェイン兄の知り合いだったんだね。でもこの子、前見たときと雰囲気が違うような…
「あれ?チェインくん、この子は?」
「俺の住んでる家の子だよ」
「ふ〜ん、そうなんだ〜」
「へっ、見かけによらず幼女趣味ってか」
「昼間からチャコを連れまわしてるそっちが言えたことか」
私を置いてドンドン話が進められている。ええと、つまりこの人たちはチェイン兄とどういう関係なの?
「チェイン兄、この子ホントにあの時の子なの?」(小声)
「いや、こっちは俺達によく寄ってくる子の方だ」(小声)
「はじめまして。わたしチャコっていうの、よろしくね」
「俺様の名前はタカヤ、最強の男だ!」
「あ、私はヒカルです。よろしくお願いします」
「ヒカルちゃん、歳はいくつなの?」
「16です」
「それじゃあチャコと一緒だね!」
「そうなんですか!?奇遇ですね〜」
「同い年なんだから敬語はいらないよ。改めてよろしく、ヒカルちゃん」
「あ、そうで…そうだね。よろしくね、チャコちゃん」
そういえばカンナさん以外の知り合いって初めて見たっけ。チャコちゃんとバカヤさんか〜…
「俺様は」
「さ、さっさと牛乳を買って帰るか」
「てめえ!俺様を無視するんじゃねえ!」
「相変わらずタカヤくんは弄られキャラだね〜」
随分と賑やかな人たちだな〜…チェイン兄はいっつもこの人たちと遊んでるんだ。何か楽しそうだなぁ〜、羨ましい(・ω・`)
「ねえねえ、チェインくん達は何を買いに来たの?」
「日用品だよ。牛乳とか玉葱とか」
「随分と主夫染みた事してんだな」
「無職がよく言うな」
「え!?チェイン兄、この人ってニー…」
「断じて違う!俺は○ートでもフリーターでもねえ!」
「じゃあ何の仕事をしてるんですか?」
「格闘家だ!」
へ〜、と思わず頷いてしまった。本当にそんな仕事ってあるんだ…
「というかただの通り魔だな」
「現にカンナちゃんとか襲ってるし」
「誤解を招くような事を言ってんじゃねえ!」
「…変態さん?」
「なんでやねん」
「働いてないのは事実だろ?」
「働く必要がねえからに決まってるだろ!」
「それを○ートって言うんじゃないの?」
「働かなくていいって意味だよ!」
働いてないのに○ートじゃない?何で働かなくてもいいの?何だかよく分からなくなってきた;
「お前なあ、日本人の三つの義務を答えてみろ」
「筋肉・脳髄・胸囲!」
「勤労・納税・教育だよ。タカヤくんは筋金入りのバカだね」
「教育を受けたかどうかも怪しいな。そしたら完全に義務放棄してるってことになるぞ」
「う、うるせえ!俺様にはそんなもの関係無いんだよ!」
「さて、時間も時間だしさっさと帰るか」
「う、うん;」
「それじゃあ二人とも、またね〜」
「おいっ!待ちやがれ!まだ俺様の話は…」
チェイン兄に連れられて店を出た。結局バカヤさんの職業は何だったんだろう?
「チェイン兄、バカヤさんの職業って結局何なの?」
「あいつ?一応大学生だよ(バカヤって…;でも面白いから黙ってよう)」
「あ〜、なるほど!それで『働く必要がない』って言ってたんだね!」
「そういうことだ。ま、どっちも嘘はついてないだろ?」
確かにw

P.M.2:00 デート再開♪というわけで服屋にGO!生物を積んでるから長居は出来ないけど、チェイン兄の好みくらいは調べとかなきゃね( ̄ー ̄)

「チェイン兄、ちょっと待っててね」
「あんまり時間をかけないでくれよ。車の中に牛乳を積んだままなんだから」
「わかってるよ」
夏物の棚を物色する。どれも高いよ、なんて悩んでいたら一着の白い服が目に入った。白のワンピース、物静かな子が着ると似合いそうな感じの服だ。値段は結構安めで、私の手持ちでも十分に買える。…ちょっと試着してみようかな♪
「チェイン兄、試着してくるね〜」
「わかった」
…何だろう、まるでこの服が私に着てもらいたがってたような、そんな気持ちが伝わってくる。
「たまにはこんな服を着るのも悪くないかも」
普段とは違う服を着るのは何とも新鮮な気分だ。チェイン兄、どんな反応するかな?
「チェイン兄、どうか、な…」
「今日は付き添いだよ。妹の買い物の」
「ふふ、チェインさんは優しいお兄さんですね」
「そんなことないよ。俺も付き合わされてるだけだから」
慌てて試着室の中に戻る。知らない女の人がチェイン兄と楽しそうに話している。あの人、誰だろう?
「ん?ヒカル、着替え終わったのか?」
「あ、うん、一応は…」
「見てやるから出てこいよ」
渋々カーテンを開ける。
「ど、どうかな?」
「うん、悪くはないと思うぞ。たまにはそういう服もいいかもな」
『たまには』の部分が少し引っ掛かったけど、一応褒められてるんだよね?
「あ、この子がさっき言ってたヒカル」
チェイン兄がまた女の人と会話を始めた。よく見ると後ろにも謎のお兄さんが立っている?…誰?
「この人はカンナの友達のサラちゃん、こっちがお兄さんの臼井さん」
なんだ、カンナさんのお友達だったんだ。だからチェイン兄とも仲が良かったんだね。
「臼井じゃないと言ってるだろ」
「はじめまして、ヒカルちゃん」
「こ、こんにちは…」
物腰の柔らかそうな人だな〜。『清楚』って言葉がピッタリ似合う人だと思う。
「そのワンピース、とても似合ってるわ」
「え?そうですか?ありがとうございます」
自分の服とサラさんを交互に見つめる。やっぱり、こういう服はサラさんみたいな人が着るべきじゃないかな?
「でも、サラさんが着たほうがもっと似合うと思いますよ」
「俺もそう思うよ。ヒカルは活動的だから、こういう服よりはキュロットとかの方が似合うし」
「そんなことはないですよ。服だって、着られたい人を選びますから」
その言葉に思わずさっきの事を思い出した。サラさんの言った事が本当なら、この服は私を選んでくれたってことだよね?
「…やっぱり私、この服買ってくる♪」
「はい、いってらっしゃい」
着替えるのも忘れてレジに向かう。あれは相当恥ずかしかったなぁ…(///)
「…随分とヒカルにあの服を買わせようとしてたね?」
「今はここの店員ですから」
「店員だったんだ;…ってことは臼井さんも?」
「だから臼井じゃないと何度言ったら」

P.M.3:00 帰宅。とりあえず疲れたのでお昼寝。晩ご飯前に起きようっと(−ω−`)zzz…

P.M.6:00 晩ご飯の匂いで目が覚める。この匂いは…親子丼かな?

「おはよう…」
「あはよう、じゃないでしょ。帰ってきたと思ったらすぐ寝ちゃって」
「まあまあ仕方ないわい。今日は歩き回ったんじゃろう?」
「うん…ふぁ〜〜〜〜」
ついつい大きな欠伸が出る。そこでチェイン兄が私を一瞥して一言。
「おいおい;年頃の娘が堂々と欠伸をするな;」
チェイン兄、流石にそれは親父臭いよ;
「ヒカル、ボーっとしてないでこれ運んでちょうだい」
「は〜い」
お母さんに言われて出来立ての親子丼を4つテーブルまで運ぶ。やっぱり晩ご飯は親子丼だったんだv

P.M.6;20 ちょっと早めの晩ご飯。4人揃っての晩ご飯はいつもながら賑やかだった。

「「「「いただきます」」」」
「2人とも、お昼は何処で食べたの?」
「えーとね、カンナさんが奢ってくれたよ♪」
「あら、そうなの。なら今度お礼をしておかなきゃいけないわね」
「その時は俺が持っていきますよ」
「お願いね」
「チェイン兄、私もついて行っていい?」
「別にいいぞ」
「チェイン、ワシも一緒に行くぞい!」
「師匠が行ったら、またカンナに斬られますよ;」
「それもまた一興」
「…まあ師匠がいいんならそれでいいですけど」
やっぱり、一家団欒っていいよね^^

P.M.7:30 お風呂に入る。今日は疲れたからさっさとお風呂に入って寝ようっと!

「もしもし?お前から電話なんて珍しいな」
「あら、私から電話したらいけないの?」
「悪くはないよ。で、どうしたんだ?」
「別に。ただ今日はあれからどうなったのかな、と思って」
「ヒカルと服屋に行っただけだよ。そういえば、そこでサラちゃんがバイトしてたな」
「あ、あんたに言ってなかったっけ?」
「聞いた覚えはないぞ。あ、そのことで一つ思い出した」
「何?」
「臼井さんも一緒に働いてたんだけど、ズボンのファスナーが全開だったよ」
「ちょっとチェイン!いきなり笑わせないでよ!」
「悪い悪い;そこまで受けると思ってなかった」
「も〜、あんたのせいで机がメロンまみれじゃない!」
「吹き出したのかよ;ちゃんと拭いとけよ」
「言われなくても後で拭くわよ」
「今拭けって;」

P.M.8:00 お風呂上りにテレビを見る。この時間は確か『LOS』がやってたはず…

「お父さん、チャンネル替えていい?」
「いいぞ」
「え〜っと、『LOS』は8チャンだったかな…」
チャンネルを替えるとナイターが映った。
「え〜!まだ延長してるの〜!?」
さらに少しすると画面上の方に、「試合延長の為、本日の『Legend Of Sisters』は中止とさせていただきます。」とテロップが出てきた。
「今日の話は楽しみにしてたのに〜\(`Д´)/」
仕方ない、別の番組でも見よう…

P.M.8:30 就寝。明日は学校だ〜(−ω−`)zzz…

「おやすみなさ〜い」
「はい、おやすみなさい」
部屋に入って今日買ったワンピースを手に取る。
「う〜ん…」
昼に感じたあれは、今は特に感じない。あの時は確かに運命的な何かを感じたんだけど…やっぱりあれは気のせいだったのかな?
「まあ何でもいっか。とにかく、今日は早く寝ようっと」
布団に入って目を瞑る。疲れていたせいか、ほんの数秒で眠りについた。

??? 夢の中。私は今日買った白いワンピースを着た女の人になってアスファルトの上を走っていた。

「はあ、はあ、はあ…」
「お、やっと来たか」
目の前に彼氏と思われる男の人が立っている。どうやらこの女の人はデートの待ち合わせに遅れたようだ。
「ごめんなさい、遅刻しちゃって」
「いいよ。さ、行こうか」
「はい」
手を繋ぐ2人。仲睦まじい2人を見ながら、私はその見覚えのある顔が誰なのか必死に思い出そうとしていた。
(この人たち、どこかで見たことあるような気がするんだけど…)
そこで私の意識は途絶えた。明日、その2人についてちょっと調べてみようかな…ZZZzzz(終)

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最近このコミュも更新が少なくなってきていたので、ブログ更新ついでにこっちにも載せる事にしました。

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