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森見登美彦コミュの劇団クラルテ公演『有頂天家族 二代目の帰朝』

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劇団クラルテ公演『有頂天家族 二代目の帰朝』が2021年10月3日〜10日、あべのハルカスの近鉄アート館で上演されています。
年末には配信、DVD販売も予定されています。
初日のアフタートークには森見さんも登壇されました。要旨を貼っときます。
第三部、楽しみですね。

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アフタートーク 森見登美彦さんの発言要旨。

脚本を読んだときは原作から圧縮して絞った印象だった。観てみたら、盛り沢山で、こんなにすごかったっけ?と思った。
第三部の予告ネタに「第三部どうしよう?」とハラハラした。
浪曲師の参加により語りの奥行き、歴史が感じられた。
僕の小説はリアルな実写映画に向いてなさそう。リアルに突き詰めていくと壊れてしまう危ういもので、とりあえず小説の中でギリギリ存在させている。なので、アニメや人形劇のような抽象的な方が合っている。(人形劇の)変幻自在なところが原作に似ている。

アニメや舞台ともキャラクターが少しずつ違っていて、人形劇の弁天がいちばん生々しいのが不思議だった。
弁天は難しい役柄だったと思う。よくわかんない、何者なんですかね(笑)
第二部では弁天をいじめすぎたかなと思っている。第一部では女神のような存在だったのを第二部でいったん崩してみたが、やり過ぎてしまった。「こういう人じゃないか」と考え過ぎるとダメ。第一部では「いつ何をしでかすかわからない人」だったのが第二部では考え過ぎたかも。
第二部では考え過ぎたかも。第三部では(弁天というキャラクターを)限定せずに描くだろう。

第三部は、今取りかかっている長編の後、1年から2年後くらい?
スケールが大きい上に「こういう風に書きたい」という自信を持って始めないといけない。「何となく」で始められないところがある。
第二部は第一部のアニメ化の時期と重なっていて「アニメに負けたらならん」と思いつくアイデアを詰め込んでいた。

(『有頂天家族』について)
狸を主人公に活劇や家族ものをやりたいと思っていたのはデビューした時から。デビュー作『太陽の塔』は日常的だが、どこまでムチャクチャして読んでもらえるかん試している。だんだん「これでもいいんだ」という許容範囲が広がっている。
『夜は短し歩けよ乙女』で先斗町に電車を走らせたときに「これを読んでくれるんだ」とタガが外れた(笑)
そこから『有頂天家族』ではファンタジーの度合いを大きくして、やりたかったことを試してみた。

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