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シネマ ジャック&ベティコミュの恐怖依存症レビュー

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■監督/脚本:藤井秀剛

■出演:窪塚俊介、吉野公佳、松本匠、中川愛海
     牛尾好宏、宮純子、諏訪部仁、松嶋亮太、他
■ストーリー:
アキバ系が社会的に認知され、流行と化した現代社会。
富士見英武は、そんな現代社会に生きる映画≪オタク≫だった。
昼はパソコンに時間を費やし、趣味はアニメ。出没場所は秋葉原。
自らをヒッチコックの生まれ変わりと信じて疑わず、
日々、自分が映画監督になる事を夢みて、妄想を広げていた。
しかし、そんな英武に、ある日、転機が訪れる。
それは、一人の女性・・・有紀子との出会い。母を彷彿させる
その美しい風貌・・・。英武は、人生のいたずらに本能され、
有紀子に心を奪われていく。ところが、そんな出会いは、英武と
母との間にある秘密をも浮き彫りにし、英武を狂わせて行く。
やがて英武は、現代社会の脅威となり、モンスターと化していくのだった。

コメント(3)

藤井秀剛という人物をご存知だろうか?

映画監督である。



しかもホーラー映画メインの監督である。観客が「恐怖する映像」を追求する事。それが氏の映画を撮り続ける最たる理由だろう。

シンプルである。そしてやはり奥が深い。


 藤井秀剛監督の才能は映画監督のオーディションにより発見された。

モーニング娘。を世に輩出したプロデューサーつんく氏とスマスマのディレクターを勤める鈴木おさむ(森三中のひとりと結婚)、両氏の目に留まりメジャーへと駆け上がる。

今作「恐怖依存症」には「恐怖する」という感情への純粋な想いが溢れている。

映像を通して、臭ってくる監督のどぎつすぎる感覚を存分に味わって欲しい。

主演窪塚俊介の「まとも」と「狂気」の狭間を徘徊するような演技にも注目して欲しい。


恐怖こそ人の本質であるという体験がそこにはある。
「恐怖依存症」というタイトルからして深いです。

恐怖を与えることに依存しているのか
恐怖を感じることに依存しているのか
また、その主語にあたる人物は誰なのか


あまり語るとネタバレになるので伏せつつ。役者の演技は勿論、音にも注目です。


どうぞ現実と虚構の狭間をさまよって下さい。
そもそも、いまわたしたちが存在する世界は現実ですか?――わたしには哲学的作品に感じられました。
観た人と思わず語りたくなります。
みなせさんへ

>いまわたしたちが存在する世界は現実ですか?

この疑問がこの映画のテーマかも知れません。
主人公の勘違い振りが可笑しくもあるのだけれど
人は誰だって大なり小なり誤解しながら行きている訳で
本人が確信さえしていれば
それは「真実」になってしまう
のだと思います。

実際、現実社会では
共通観念というか「マナー」みたいに
言われていたものが
どんどん無くなっているから
隣の人がどんな風に世界を観ているのか
全然分からなくて
漠然と電車に乗っていても怖いなんて事があります。

そういう社会の風潮とこの映画は
繋がっているから、この映画を
僕は「こわい」と感じたのだと思います。

最近の古谷実のマンガに少し近いかも。

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