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BRICsの魅力コミュのロシアの将来

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について、考えざるを得ない重大な出来事がありました。

ジャーナリスト アンナ・ポリトコフスカヤの暗殺です。
彼女は現在メディア統制に躍起になっているプーチンを唯一真っ向から批判していた真のジャーナリスト。
チェチェン紛争でのロシア軍における民衆弾圧を糾弾していました。
私がロシアにいた頃、1996年はチェチェン紛争が激化し、モスク市内でもテロが沢山起きました。しかし、残念ながらチェチェンの現実は広大なロシアの中で、モスクワには遠すぎるのです。市内でテロでもなければ、忘れ去ってしまうことができるというのが事実です。
テロに対して、モスクワのメディアはようやくチェチェンを思い出し、チェチェン人の野蛮さをうたいました。
テロは許されません。でも、その背景に何があるのか、なぜそこまで追い詰めているのか・・・?そこを掘り下げないジャーナリズムに意味はあるのでしょうか。
911を経験した時も、同じ想いがありました。しかし、アメリカでは外国のメディアも、反骨精神溢れるメディアも統制はされていないんです。そこが救いです。

プーチン大統領のメディア統制はかれこれ数年になりますが、ここ1年の石油価格の上昇ですっかり「お金持ち国家」になってしまったロシアは、今とても危険な状態と言わざるを得ません。国の威信を復活させるべく、国防費を膨大に増加させ、「資源」を武器に、親欧米の隣国を脅かしています。
本日もグルジア「制裁」のニュースが取り上げられていました。まさに旧ソ連時代の民族弾圧を復活させたような話です。

仕事上、最近は経済状態の良好なロシアの『熱いマーケット』を売り込むファンドがたくさんやってきます。あくまで個人的な意見ですが、ファンドのよしあしはさておき、このような政治リスクを背負った場所に投資はできません。良いところだけを強調して売り込みにくるし、もちろんここ1年のパフォーマンスは最高です。Indexでも150%以上のリターンですから。「でも、ここ半年くらいで顕著なプーチン大統領の中央集権体制は目に余ります、どうですか?」と尋ねるとファンドマネージャーもしどろもどろ。結局、稼げるときにはそうしたことが見えなくなるのか、卑小なことに思えるのか・・・。
しかし、経済面でも、サハリン2を突然中断させたり、『資源」を国の統制下に置き、国の影響力を肥大化させようという試みは、現在のジャブジャブの投資資金をいずれ引き上げさせることになるのでは・・・。

国のパワーゲームを復活させようというプーチン大統領は、時代錯誤と映らざるを得ません・・・。しかし、彼の怖いところは、やはり最高に頭が良いので(KGBトップですものね)そう見させないところです。プーチンが大統領に就任したときから、彼の民族弾圧主義が非常に気になっていました。お金を持った今、それを躊躇なく表現、実行するプーチン。
そして、唯一の反プーチンのジャーナリストの暗殺。

ロシアの将来を憂慮せずにはいられません・・・。

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