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L'Arc〜en〜Cielの詩を考えるコミュの【Shout at the Devil】

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いえーい今週の仕事がおわったぜーということで、ひとつネタ投下。
解釈というか、まんまな感じですが…。

「俺」 = 堕天使ルシファー:かつて天界でもっとも美しかった天使。
      同志の天使たちを率いて神に反逆したが、敗北して地獄に堕とされた。

「貴方」 = 唯一神ヤハウェ:全知全能を司る万物の創造主。


「もしもこの俺が失敗作なら もう既に完全じゃない事を認めたら?」
 = 「俺」は完全なる存在であるはずの神に創造された。
   しかし反逆したことでその「俺」を失敗作と神が呼ぶならば、それは神自身の
    ”失敗作を創った”という不完全性を認めるのと同じことである。
   ”万物の創造主”であるということは、同時に”諸悪の根源”でもある、
   という矛盾をヤハウェは孕んでしまっているのですね。

「綺麗な貴方はただ(中略)罪のない死にみとれてる」
 = 愛だの正義だのを説きながら、神は様々な不幸の因子を人間世界に与え、
   それに翻弄され死んでいく人間たちをただ傍観し続けている。

「いつまで人は(中略)氷河期のリセット」
 = そんな神の沈黙を前にしても、人々は救済の日を信じて待ち続ける。
   遊びに飽きた子供のように、神は気まぐれで世界を滅ぼしては創り直すことを
    いくらでも繰り返すだけで、人間を救おうとはしないのに。

「冷たく閉ざされた世界に堕とされた」
 = ダンテの『神曲』においてルシファーが堕とされた地獄の最下層が
   ”コキュートス”または”嘆きの河”とも呼ばれる氷結地獄であった。


悪魔となったルシファーが、再度神への反逆を試みようとするところ?
「息の根止めておけばよかったなんて思うだろう」
…神は再度の反逆に驚き戸惑っているのでしょうか。それとも、相変わらずだんまり?
「買いかぶっていたみたいさ」と言われるほどに。
(ちなみになんで「朝」なのかはわかんないっす…御意見求む)

例え悪魔として汚れた存在と見られようとも、愛や正義などといった
きらきらしい言葉で装飾された神の栄光は偽りであることを暴き立ててやろう。
俺が堕とされた地獄と同じ苦しみを味わわせてやろう…
というルシファーの叫び。
「真実の旗」とは、まるでドラクロワの有名絵画『民衆を導く自由の女神』のような
革命者のイメージです。

『Shout at the Devil』とはhydeの好きなモトリークルーの同名曲をもじったのでしょうが、
この曲の場合「悪魔に叫べ」ではなく「悪魔の叫び」、もしくは
神こそが真の悪魔であるという意味の「悪魔に叫べ」、といったところでしょうか。

コメント(11)

なっるほど!

私はちゃんと聖書を知らないですが、
つまり「アルマゲドン」の唄とも解釈出来るのでしょうか?

>あの朝に

もしかしたら
ルシファーが「明けの明星」と呼ばれていた事に関係するんですかね?
それも「反逆の朝」という事でしょうか?
この歌はすんごいお気に入りの歌なんですが、こんな深いとこまで探ったことなかったので感動しましたぴかぴか(新しい)
次からは更に意味を持って聞けると思いますわーい(嬉しい顔)
>Z-maさん
あ、私もほとんど流し読みしかしてません(´∀`)爆
「アルマゲドン」…そうですね。
この曲が作られた時期はまさに世紀末で、終末思想が注目されていました。
「世界の終わり」=悪魔による革命としてのアルマゲドン
という解釈をhydeはしていたのかも。

「明けの明星」!なるほど!
明けの明星が現れる朝=ルシファーが反逆したとき、とも考えられますね。
実際反逆したのが朝だったという記述がどっかにあるのかもしれませんが。
貴重な示唆ありがとうございます!

>蝶*ageha*さん
かっこいい曲ですよね、私もお気に入りです。
これはあくまで私の解釈で正解というわけでもないので、
ご自分でも自由に考えてみてください(^^)
それがhydeの望んでいるところでしょうから。
ハクさんの解釈、すごいです!

辻褄があいすぎですね(笑)

神なんて信じてないというhydeがこんなに聖書に影響を受けてることにビックリしました。

そんな雰囲気の曲は結構あるなぁ〜と思ってたんですが、聖書を読んだことがなく無知の為ハクさんの解釈とても勉強になります!
>あいまいみぃーさん
ありがとうございます★
かれこれ8年くらい頭の中で熟成させてた解釈ですのでw

hydeは無神論者ですが、だからこそ宗教に興味をもって
題材にしたいのではないかと思います。
私もそうなんですが、第三者的立場だからこそ、宗教を拠り所などではなく
思想として・文化として見て、考察したり批判したり面白がったりできるというか。
まぁ私の場合は、付け焼刃的知識と思いつきに頼ってる部分が多いので、
ホントにきちんと聖書を勉強した人に怒られそうですが(^ω^;)
この曲は大好きなのですが、ここまで深かったとはハート達(複数ハート)
やっぱりhydeはすごすぎますexclamation ×2

そしてハクさんありがとうございますぴかぴか(新しい)
ここまで考えられるなんて本当すごいですね!!!
かんしゃでするんるん
今からまた聞いてみようと思いますムード
傲慢と言われながらもヒトに知恵を与え
地に堕とされた。

神の作り出した最高傑作であり同時に最高の駄作であるヒト

知恵を奪う事で彼らの唯一の過ちを認めないのであれば
彼はきっとその力が穢れていても真実の旗を振りかざし
続けるのでしょう。

勝手な解釈ですがたらーっ(汗)

みなさんの解釈が凄く深くて
本当に目からウロコです…
聖書読んでみよう!!
と思ってしまいました


そして聴き手、読み手の思想を
ここまでいろいろ膨らませてしまうhydeサンの詞は
やっぱり凄い!!(>_<)


ちょっと違う解釈になってしまうかもしれませんが
最近聴いていると
『一件自然を利用したかに見えるヒトが創った科学』の事と重なってしかたありません


ヒトの手によって『与えられた欠点』にも関わらずヒトには悪魔扱いされる


そんな創られた(悪魔呼ばわりされた)科学達の悲痛な叫びともとれます


身近な場所でそんな事を彷彿とさせる出来事があったからかもしれません


この曲だけに限らず今昔に限らず、いつもhydeサンの詞からは現実から目をそらさずに生きていける力をもらえます


この間のライヴで、いつもよりたくさんhydeサンが叫んでいた気がして、自分の中で凄く印象深かった曲でもあります


Devilとは、好き勝手に世の中を動かしているGodの事で、
それに対して、人類が歯向かってでも自由を手に入れたい。

だと思います。

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