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ゲイ等クリスチャン公開コミュコミュの聖イグナチオ教会報Magis9月号に以前キリスト風集会でお話しされた方の文章が掲載されました

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 記事の内容はキリストの風集会でのお話しとほぼ同じです。より多くの方に読んでいただきたいのでご本人の許可を得たうえでここに記事を添付します:

http://www.ignatius.gr.jp/info/hou_11/11_09.html

私の大切な家族
 今年度のテーマが「家庭年」ということで、既にイグナチオ教会から転出したものの、私を取り巻く環境と家族との関わりについてお話しする機会を神父さまからいただきました。

 テレビなどでも自ら公表している人も多くみられるようになり、「性同一性障害」という言葉をご存じの方も多いかもしれませんが、一般的には心と体の性別は一致している状態が普通ですが、性同一性障害とは、体は男(女)性であるのに、自分は女(男)性だと思って、心の性別と逆である自身の体の性別に強い違和感を持つことであり、日本では日本精神神経学会が、「性同一性障害に関する診断と治療のガイドライン」を取りまとめて医学的な疾患として、治療の対象とされています。
 また、2004(平成16)年には、「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」が施行され、この法律が定める要件を満たす性同一性障害者は、戸籍上の性別を変更することができるようになりました。
 とはいえ、社会の認知や、友達、家族、親戚に性同一性障害の当事者がいることに対する理解度といえば、まだ乏しい環境にあることが現実です。

 神さまは、私を体は男性として、心は女性としてお造りになられました。しかし、それは私の職場や友達、両親からも理解されないままです。他でもない両親にだけは本当の私を理解してほしいと、私自身のことを話しましたが、父は大きなショックを受け、重い心の病気を患ってしまいました。
 もともと病気がちだった母も、私のことを理解しようと努力してくれていたものの、父の状況から、これ以上父を苦しめないでほしいと、私への理解から遠ざかってしまいました。

 これまで、私が相談した神父さまやシスターからは、神さまの前では本当のあなたでいなさいと言っていただきました。
 聖書を開いたとき、申命記22章5節には、男が女の、女が男の服装をすることを、神は厭われるとあります。そのまま読めば自分は男性の体でいながら女性の服を着ることで神に反することを行っているのではと、ずっと悩み苦しむこともありました。罪の意識から何度もゆるしの秘跡を受け、メンディサバル神父さまから、「あなたは罪を犯していません。むしろ、特に恵まれた方であり、神さまから男性と女性の両方のお恵みを与えられたのですよ」とお話を頂き、私はいつも涙を流しました。

 カトリックの家庭に育たなかった私ですが、中学・高校とカトリックの学校でイエスさまの教えと出会いました。就職して辛いことが続いたとき、トイレの個室の壁に、落書きのように書かれていたコリント書第一10章13節の御言葉に導かれ、その年の聖母被昇天の祝日に、洗礼のお恵みを受けました。

 これまで、東京での気ままな一人暮らしでは、休日は自分らしく過ごせる大切な時間に満たされていました。しかし、病気がちとなり不安を感じるようになった両親から、地元に帰ってくることを強く懇願されるようになり、私は悩みながら考え続け、地元に帰ることを選択しました。私のことを理解できない両親の前では、私が自分らしく過ごせる時間は犠牲にしなければなりません。

 私のことを理解しようとしてくれない両親、それでもかけがえのない私にとっては大切な両親、イエスさまが私たちの罪のために十字架の死の苦しみを受けてくださったように、私は私自身のことより両親のことを大切に考え、両親のそばにいるとき、そこにイエスさまがともにいてくださると信じています。

(A.Y.)



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