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映画評論(ゲイのみ)コミュの母なる証明

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☆☆☆☆半

 「殺人の追憶」や「グエムル -漢江の怪物-」で一気に自分のお気に入り監督となった、韓国のポン・ジュノ監督の新作。
 
 「グエムル -漢江の怪物-」で描いた、人の底知れぬ『たくましさ』とか『強さ』が、今回さらにフォーカスされ強調されています。それゆえ「グエムル -漢江の怪物-」みたいに、感動していいのか笑っていいのか分からないような演出ではなく、ガチンコでストレートな演出で迫ります。ほとんど出ずっぱりで描かれる母の強さ自体がガチンコ勝負なんで、この母とともに観客もドップリと愛の底なし沼に引きずり込まれるのです。

 全体の構成は、真犯人探しのミステリー仕立てです。とても分かりやすくて見易いです。無学で貧乏な母が探すんですから、複雑なトリックあばきなどありません。だからこそ、真相が余計にショッキングなのです。演出ウマいです。

 エンディングのシーンからエンド・クレジットに至る音楽が、全編に渡って描かれる「母の強さ・たくましさ」を的確に感じさせてくれます。だからこの映画は食卓上の小さなTVとかで見てはダメだと思います。深くどっしりとした低音が出る環境で見ないと、この映画を100%感じることはできないと思います。

 ウォン・ビン良かったですよ。「俺が似てるんじゃなくて、あっちが俺に似てるんだろう」的な発言をした日本のウォン・ビンも、あれくらい演技ができるなら何言っても許してあげるんですけどね。
って言うか、そんなに似てるとは思ってませんけど、.....キムタク。

コメント(6)

この映画、面白いかったですよね。

娯楽作品であることをキープしながら、胸に迫るものがありました。
この映画は映画評論家じゃ無い人がテレビで絶賛してたんで注目していますexclamation


“人として突きつけられるものを直視出来ない人は見ない方が良い”

とも言ってましたダッシュ(走り出す様)


“日本の映画も、もっと頑張って欲しい”とも

出演者の演技、脚本、どれも巧みで見ごたえがありました。

ミステリーだけど難しくなく、母親の強い愛情が胸に染みる映画でした。

ラストは予想つくかな。

オールドボーイのラストを思い出しました。
まさに韓国の母親って感じがしました。子供(特に息子)を盲信して励ましまくって結果的に甘やかしてしまうのって、儒教ならではだと思います。「あんたはダメな子だ」なんて人格を否定するような親は、日本に比べて圧倒的に少ない気がします。日本と違い、韓国は他人との間のモラルより肉親への義務の方がえてして強い社会なんですね。儒教は個人の行動を肉親との繋がりの中に完全に埋め込んで縛り付けてしまう考え方です。だから最後のオチは悲惨だけど、儒教的には理解可能な姿です。

発展したソウルを一歩出たら、韓国らしい日常性の世界が広がっているんだと言いたげ。最後のおばちゃんがバスツアーでバスの中で踊ってますが、あれは本当によくある光景です。母としてのつらい義務を一時だけでも忘れるため、踊って笑って苦いものを飲み込むのでしょう。

ウォン・ビンは本当に気持ち悪い人になりきってすごかった。
オイラもこの映画大好きだす。( ̄0 ̄)/

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