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NPO法人生涯青春の会コミュの生涯青春の会 会報第10号

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 2006年5月10日号

 会報の編集方針を変更致します。会報1〜9号まではコミュニケーション・自然との対話・宇宙の神秘・物事の認識などのテーマを掲げ、これに該当するエッセイをここに引用して来ました。10号からは直近1ヵ月に記述された項目を掲げその一部を引用することにします。資料の母体となるコミュ二ティは以下の_通りです。会報にはこの中の一部を掲載します。ここに掲示する目次は11日〜翌月10日までの1ヵ月とします。今月は高齢者福祉情報のみ発足の3月25日からとしました。全体を読みたい方は、是非ミクシイに登録(E-mailの連絡を頂ければ招待状を送ります)してください。
 
1、ミクシイふたみ     日々の映像
2、ミクシイコミュ二ティ 癒しの森
3、ミクシイコミュ二ティ 高齢者福祉情報
4、ミクシイコミュ二ティ 生涯青春の会 ・・会報他の収録
上記1、2はヤフー検索でも読むことが出来ます。

1、ミクシイ ふたみ 日々の映像の目次〈太線のみ本文に引用〉
4月11日 日本の自営業者を含む家計の借金386兆円
4月12日 高齢者福祉情報
4月13日 政府の少子化対策の一環
4月14日  ソーシャルネットワーキングサイト:716万人
4月15日  ミクシイの認識・感想など
4月16日  子どもの安全のための「GPSケータイ」の大論争
4月17日 公務員OBの年金、最大1割カット…政府・与党が方針
4月18日 アスベスト:クボタが患者側と合意 早期の高額補償で決着
4月19日 小泉内閣の5年間で所得格差広がる
4月20日「汚泥」談合疑惑49件1000億円
4月21日 GDPとGNPの勉強
4月22日  生涯青春の会主催のスピーチの会が行われる 
4月23日  竹島問題とはなんだろう
4月24日 小沢民主小泉自民に勝つ
4月25日 顔の見える会員制ネット・地域の防犯、自治体も活用
4月26日 NHK受信料不払いへの罰則見送り
4月27日 電磁波による健康への影響
4月28日 来春の大卒求人総数、バブル期に次ぐ水準に
4月29日 平成17年度の消費者物価、8年ぶり上昇
4月30日 横田さんブッシュ大統領と面会
5月1日  ミクシイコミュニティの「高齢者福祉情報」
5月2日  奨学金の需給学生が4割超 経済苦背景に
5月3日 憲法記念日zensanさん「”知憲”へのお薦め」
5月4日  防衛世論調査45%が「日本が戦争に巻き込まれる危険」
5月5日 子どもの数、25年連続減 1747万人、人口比最低
5月6日 住宅公庫ローン金利、3カ月連続引き上げ
5月7日  少子化対策の財源に雇用保険の積立金の活用
5月8日  子育て減税やっと導入への検討が始まる
5月9日 「知事の退職金多すぎる」の波紋
5月10日「高齢者福祉情報」予想もしなかった登録者数

2、ミクシイコミュ二ティ「癒しの森」の目次〈太線のみ本文に引用〉
癒しの森974  4月11日 マザー・テレサの記録
癒しの森975  4月12日 わたしの部屋は もうすぐだから
癒しの森976  4月13日 希望は人を成功に導く信仰である
癒しの森977 4月14日 希望とは「〜になりたい」
癒しの森978 4月15日 癒しは人との間で流れ通う。
癒しの森979 4月16日 春緑が萌える季節
癒しの森980  4月17日 コミュニティ 「高齢者福祉情報」  
癒しの森981  4月18日 文章で癒しを感じる
癒しの森982  4月19日 ウソと真実の情報戦
癒しの森983  4月20日 手作りのうどん
癒しの森984  4月21日 18日のモーツアルトさんの日記
癒しの森985 4月22日 Educo(エデュコ)創刊号
癒しの森986 4月23日 現代を呼吸する学習パータン
癒しの森987  4月24日 野村克也著「無形の力」
癒しの森988  4月25日 阪神の金本知憲904試合連続出場
癒しの森989   4月26日 近藤サロンのうどんの会
癒しの森990  4月27日 エクセルヒューマンのオープン
癒しの森991  4月28日 ミクシイで出会ったトコさんの紹介
癒しの森992  4月29日  死の瞬間は分からない
癒しの森993   4月30日  がぉさんの詩は「新月に願いを」であった
癒しの森994  5月1日  心の健康
癒しの森995  5月2日  素敵なご婦人の紹介:青ちゃんこと青木 智子さん
癒しの森996  5月3日  ミクシイ〈日々の映像〉の教育談義
癒しの森997  5月4日  あきさんの日記は「おだやかな人よ」であった
癒しの森998  5月5日  家族の絆とは
癒しの森999  5月6日  心のために歩く(散歩する)
癒しの森1000 5月7日  巨人・工藤公康投手通算215勝目の快挙 
癒しの森1001 5月8日  自然への畏怖を
癒しの森1002  5月9日  <荒川静香さん>プロ転向を発表
癒しの森1003  5月10日 せせらぎの会の紹介

3、ミクシイコミュ二ティ「高齢者福祉情報」の目次〈太線のみ本文に引用〉 
3月25日 富山:患者7人が不審死 50代医師、県警が捜査
3月26日 高齢者に13〜22%が「閉じこもり」 
3月27日 医療制度改革法案を閣議決定・高齢者の負担増
3月28日 高齢者(65歳以上)の犯罪が急増   
3月28日 「死のうが生きようがご自由に」という通知書 
3月29日 グループホームで焼死:どこに問題があったか  
3月30日 小子化と年金問題   
3月31日 家族同居の高齢者にも認知症のリスク  
4月1日   呼吸器外し 大半が外科部長らに理解
4月2日  介護保険改定による届出
4月3日  <尊厳死・安楽死>「国の指針必要」52% 毎日新聞調査
4月6日  老後は社会活動に意欲 団塊世代の生き方調査
4月11日 夫に殴られた女性−110番受け自治体に初通報・警視庁
4月12日 高齢社会対策基本法
4月13日 免許返納進まず 県内の高齢運転者 事故増加の一途 
4月14日 介護保険料の大幅値上げ
4月15日 公立病院の治療代未払い急増
4月16日 要介護家族もつ従業員「遠隔地転勤は無効
4月17日 「尊厳死の宣言書」登録急増 「呼吸器外し」以降 
4月18日 障害年金受給 10年前の1.5倍
4月20日 ハウスシェアリング
4月21日 負担に耐え切れず施設から退所した人519人
4月22日 悪質商法の情報、お年寄りに宅配;内閣府
4月23日 改正介護保険法が4月1日施行された。
4月24日 尊厳死の議論の入り口と末期医療の現実
4月25日 介護帰りの交通事故に労災認定
4月26日 65歳以上の要介護の原因(平成13年国民生活基礎調査から)
4月27日 集中治療医の9割、延命控えた経験…学会調査
4月28日 リウマチ患者の寿命、平均より低く70歳…感染症多く
4月29日 尊厳死と安楽死の違い
4月30日 要介護認定者と介護労働者
5月1日  介護保険料 市町村格差 最大2.77倍
5月2日  在宅で介護を担う人の4人に1人が、うつ病
5月3日  <尊厳死宣言書登録>北海道で急増 
5月4日  たじろぐような超高齢化社会の未来像
5月5日  介護労働者の待遇の実態
5月6日  糖尿病患者の合併症の予測が出来るという
5月7日  日本高齢者虐待防止センター
5月8日  病気で死ぬのは怖くない
5月9日  高齢者による「防犯ボランティア団体」の増加
5月10日 高齢者虐待防止法

1、子どもの安全のための「GPSケータイ」の大論争
(4月16日の日々の映像から)
 新入学シーズンにあわせ、今春相次いで発売された子供向け携帯電話が爆発的な売れ行きをみせているという。人気の秘密はGPS(衛星利用測位システム)による子供の居場所確認などのサービスがあるからだ。子供が被害に遭う事件が多発する中、「安心」を買い求める保護者が後を絶たない社会的な背景がある。実に困った世の中である。
 
 ところがこの携帯、ゲームなどの機能も付いているため、学校などへの持ち込みには賛否両論が渦巻く。「登下校時にこそ持たせたい」との意見がある半面、「教育現場には不要」との声もあり、学校関係者は対応に頭を痛めている。公立小中学校は一般的に「授業に不要」として携帯の持ち込みを原則禁止しているが、大阪市のある小学校では、子供向け携帯を持ってきた新一年生の保護者に注意したところ、「子供が最も事件に巻き込まれやすい登下校時に持たせなければ意味がない」と、反論されるとどうにもならない。

 一番の問題はこの携帯、ゲームなどの機能も付いていることだろう。メーカは売れさえすればよいのではなく、商品のマイナス面を十分に配慮して開発すべきでないかと思う。場合によっては法律でGPSシステムと交信だけの携帯に限定すべきであると思う。何でも自由はさまざまな凶器を生み出すのである。

2、子育て減税やっと導入への検討が始まる(5月8日の日々の映像から)
 ある講演を聞きに行ったときの話である。このまま少子化が進むと100年後の日本の人口は5000万人前後となる。それでは200年後はどうなるのかということになる。講師の話は1000万人以下となって、更に300年後の日本人はゼロになるという。こんなことが、話されるだけ日本の少子化の問題は深刻なのである。

 政府・与党は、今年末に決定する平成19年度税制改正で、少子化対策のための所得税減税を導入する方針を固めたという。自民党税制調査会の柳沢伯夫会長は、「子供の数を増やすためには税でも対策を考えたい」と子育て支援を急ぐというが、今頃ではまにあわないような気がする。はたして、フランスのような少子化対策をはっきりと人口政策として位置付けできるのだろうか。フランスでは「N分のN乗方式」と呼ばれる、子どもが多いほど有利な課税方式を導入されている。

「N分のN乗方式」を私の記憶に基づいて分かりやすくその原理を説明すると次の通りだ。要は子どもがいれば大幅な減税となるのだ。
・ 夫婦〈子なし〉で1000万円の所得があれば課税対象は500万円となる。
・ 夫婦(子ども2人)で1000の所得はあれば課税対象額は250万円となる。

 物事には様々な理屈が成り立つ。このN分のN乗方式は高所得者層の子育て支援の色合いが濃いとの反発も出るだろう。結局はアッと驚くような子育て減税は決めることが出来ないのではないか。既存の税体系を固守する勢力もあり、「財源がない」ことが理由になってお茶を濁す程度の子育て減税になるだろう。悲観的で恐縮であるが、既存の税体系に固守するはずであるので、とても少子化を食い止めることは出来ない。

3、「高齢者福祉情報」予想もしなかった登録者数
               (5月10日の日々の映像から)
 新潟市の坂井輪中学校区コミュニティー協議会の福祉部会長をしている。ただし、福祉に関しては素人である。市民と専門の方を結ぶコミュニティーを作りたいとのイメージを固めたのが3月18日で、実際に入力を始めたのが3月25日であった。それから僅か45日しか経っていないのに、高齢者福祉情報の登録者が91名になった。登録者にはおおよそ次のメッセージを送った。

「スタートしたばかりの高齢者福祉情報に登録くださりありがとう。
高齢者の問題は社会的な大問題です。新聞情報をベースとして、このページを作って行きたいと思います。最大のテーマは、高齢者が若い人達に迷惑をかけない生き方をすることが最も大切なことだと思います。そんな意味でコミュニティーにある通り「生涯青春の会」の活動(スピーチの会)をしております。そちらもご覧頂ければ幸いです。
 
 コミュニティーで「癒しの森」もスタートさせました。私が一番力を入れて行きたいと思っているコミュニティーです。ここでは心が癒されるテーマを書き続ける予定です。こちらもご覧になっていただければ幸いです」と。

 一番驚いたのは登録者の年齢で、20代の男女が90%なのである。男女別ではおおよそ80%が女子である。大学で福祉を学んでいる人、現役で福祉関係に働いている人、祖父母のことを心配している人などである。2〜3の人の説明によれば「高齢者に関するコミュニティーを探して」登録してきているのである。よって。「高齢者福祉情報」の登録者は今後も増加する気配である。

4、希望は人を成功に導く信仰である〈4月13日癒しの森から〉
 3月11日のひげGこと田中 義継さんの詩は「殻を破ろう」であった。この詩の中ほどに次の一説があった。   
   新たな風をまとへ
   変化する自分を楽しめ
   可能性は大きい
   『青年よ大志を抱け』
  私は次の書き込みをした。
「そうです。「 新たな風をまとへ 変化する自分を楽しむ」のです。自分の成長に大きな価値を感ずる人は、納得の人生を送ることでしょう。
そうです。「可能性は大きい 『青年よ大志を抱け』」です。大志とは大きな希望です」と。2003年10月2日に「希望という名の宝」という短文エッセイを書いたのでここで引用する。
 
  8月25日、伝記ベスト5の中にヘレンケラーが入っていることを記述した。三重苦の少女がハーバード大学に入学したのであるから、まさに19世紀の奇跡の人である。見方を変えれば、人間は計り知れない可能性を秘めていることになる。9月10日に日々の映像で「どうして日本の若者は、将来に対して希望、夢を持っていないのだろう」と書いた。たまたまマガジンを見ているとヘレンケラーの言葉が出ていた。

      「希望は人を成功に導く信仰である」 
 
 この言葉を読んで1996年希望に関する短歌を書き残したことを思い出した。アレキサンダー大王に関する解説を読んでのことであった。

  ・ただひとつ 希望という名の 宝あり 歴史を変えた ロマンの叫び

5、ウソと真実の情報戦 〈4月19日の癒しの森から〉
 過日ある会合で短いスピーチを突然依頼される。特にスピーチのテーマは言わなかったが、私の話しの構成はウソと真実であった。社会にはおびただしい情報があるが、何が正しく、何がウソと見分けようとする視点が必要なのである。欺瞞に満ちた情報も氾濫している。少なくとも自分に届いた情報の出所はどこかという視点が必要なのである。
 
 あき@悠々として急げ今津 章博さんの「生きて… 生き延びてください」の日記は医療の欺瞞に鋭い視線を当てている。18日の高齢者福祉情報に障害者年金需給10年前の1.5倍と題して書いた。うつや統合失調症など、精神面の障害者となり年金を受ける人が10年前の1.5倍に増えているのである。これが事実でもこの背景にウソと欺瞞がないか・・・との視点を今津 章博さんは指摘している。
 
 病気以外でも欺瞞の情報に巻き込まれることは、即不幸の人生になることを銘記すべきである。常に「何が正しく、何がウソか」との感覚が必要なのだ。
         ーーーー以下略ーーー
6、死の瞬間は分からない〈4月29日の癒しの森から〉
 4月25日のモーツアルトさんの日記に次の一節があった。
「人を宇宙に置き換えれば、ここに永遠・無限の秘密が潜んでいそうに思えますね。 また、よく考えれば、私は決して死なないです。 私の死は、決して私は認識できないのですから」と。
私はこの日の書き込みに
「モーツァルトさん 『よく考えれば、私は決して死なないですね。私の死は、決して私は認識できないのですから』 との指摘は私なりの生死観の中には全くありませんでした。指摘されればその通りだと思います」と書いた。
 
 その翌日のモーツァルトさんの日記に上記の私の書き込みは引用されて次の補足があった。
「ふたみさま、4月25日の日記『いずみさんの青!』へのご感想をありがとうございました。‘私の死は、決して私は認識できない、これは、ごく当たり前のことですが、私が若いころ、赤道の海やサハラ砂漠やヒマラヤで経験したことで、若気の至りで、何回も死にかけた時の実感です」とあったので追加の書き込みをした。

 「死について人に次のように話をしたいと思っています。『死は怖くないのです。なぜなら死の瞬間を私たちは認識できないのです。安らかにその時を迎えましょう。生あるものは必ず死があるのです。できたら微笑みながらその瞬間を迎えましょう。ただし、その瞬間を認識することができないことが少し残念ですが・・・・・』」と

7、せせらぎの会の紹介 (5月10日の癒しの森から)
 せせらぎの会の代表である櫻井秀真(Hozuma)さんとの出会いは、私の人生にかけがいのない実りをもたらしてくれると思っている。今日は櫻井秀真(Hozuma)さんが代表を勤めるせせらぎの会の紹介をしたい。

 「この会の目的は、地球環境問題を切り口に環境と相互に影響し得る、また密接な関係がある世界平和、幸福な生き方、意識のあり方、スピリチュアリティの本質などに関して自由に情報提供及び意見交換を行い豊かで幸せな人生、社会、環境を創造することにあります。

 会費、会則などは一切無く個人の自由意志を尊重し運営しています。このサイトに立ち寄った方は「せせらぎの友」としてどなたでも歓迎致します。まずこのサイトで自分自身に深くくつろいで下さい。そして自然への愛と感謝を感じ内なる自然と内なる光の存在に気づいて下さい。そして真の幸せを発見して下さい。更に真の幸せを創造して下さい。

 一切の宗教、思想、信念そして全ての存在をあるがままに受け入れ、全てを調和させ全てを最善に生かすネットワークです。愛と感謝と調和そして内なる光がキーワードです」とある。
 今回は[せせらぎの会] の代表が櫻井秀真(Hozuma)さんの{スピリチュアル ポエム}を引用させて頂く。

       ☆流れる雲の如く☆
 
流れる雲の如く 風に身を任せ ゆったりと自然であれ
形に拘ることなく 執着することなく  ただただ流れよ

いつか あなたは 幸せになるのではなく
すでに あなたは 幸せな存在なのだ

いつか あなたは 悟るのではなく
すでに あなたは 悟っているのだ

いつか あなたは 神になるのではなく
すでに あなたは 神そのものなのだ

あなた自身を 変える必要など何もなく
あなた自身に 還るだけで充分なのだ

変える思いが 対立を生み 還る流れが 統合をもたらす
あなたは 至高の光から生まれ 究極の愛に還っていく存在

流れる雲の如く 天に身を委ね ゆったりと自然であれ
形に拘ることなく 執着することなく ただただ自由であれ

8、高齢者に13〜22%が「閉じこもり」(3月26日高齢者福祉情報から)
 労働省の調査で分かった。これらの人は100%認知症の予備軍といっても過言でないと思う。生涯青春の会で、退職した夫を持っている60代の婦人数人との交流がある。彼女たちの嘆きはおおよそ「家ではなにもしない。毎日3合強のお酒を飲む。・・・このままだと健康が心配だ。何もしないで1日を過ごしてもったいないという気持ちが起らないのだろうか」と健康に問題がないのに外出しない「閉じこもり」状態の高齢者が1〜2割に上ることが、厚生いうものである。
 
 厚生労働省の調査でも高齢者の閉じこもりは「寝たきり」「認知症」につながるという前提で問題にしているのである。今回の調査は4市町村の65〜75歳以上の延べ2413人(男893人、女1520人)を対象に行ったデータである。調査の対象者は介護保険制度で「要支援」「要介護」とされる人以外で実施したものである。「閉じこもり」の定義を「週1回しか外出しない状態」として集計したものだ。最も高かったのは、三本木町の女性の22%。須賀川市の女性の21.5%が続き、最低は同市の男性(同)13%だった。「閉じこもり」と分類した人に外出する際の理由を聞いたところ、男女にかかわらず、最多は「通院」だったというから唖然とする。

9、負担に耐え切れず施設から退所した人519人
(4月21日高齢者福祉情報から)
 介護保険の対象外の高齢者が、1週間に1回しか外出しないというのも異常である。その僅か1回の外出先が通院だというから社会から隔離した生活を送っているといわねばならない。これらの人には話をする友人が近所にいないのだろうか。貧弱な生活文化しかないので、友人がいない、少ないという結果を生むのではないだろうか。ともかく「閉じこもり」ではどうにもならないと声を大にして叫びたい思いだ。このような人達が認知症になって、国の保険財政を破綻させると言ったら言い過ぎだろうか。

 私は坂井輪地区のコミュ二ティ協議会の福祉部会長をしている。この協議会に高齢者施設が参加している。数ヶ月前かなりの痴呆症状の妻を引き取っていった夫の話を聞いた。昨年10月から介護保険3施設の食費と居住費の全額が自己負担になり、負担額が30000〜40000円増加したのである。普通のサラリーマンの年金は平均で174000円なのだ。ここに妻が痴呆で施設に入所すると130000〜140000円の費用がかかる。これではどうにもならないのだ。
 
 介護保険法の改正で昨年10月から介護保険3施設の食費と居住費の全額が自己負担となったのに伴い、昨年末までの3カ月間に「負担増」を理由に退所した人が、全国保険医団体連合会(保団連)の調査によると519人(267施設)に上っていたことが4月19日分かったという。
 
 現在、国会で審議中の医療制度改革関連法案には、医療型療養病床でも食費と居住費の全額自己負担化が盛り込まれている。 介護保険3施設は?特別養護老人ホーム(特養)?老人保健施設(老健)?介護療養型医療施設(介護型療養病床)である。余り悲観的なことは書きたくないが、高齢者はお金がないと安心して入所できる場所がないのだ。高齢者世帯にこれだけの負担をかける日本の福祉行政は異常と言わねばならない。言い方を変えれば、これだけ高齢化社会が深刻なのである。

10、在宅で介護を担う人の4人に1人が、うつ病
            (5月2日高齢者福祉情報から)
 以前日々の映像で書いたアメリカのデータである。娘が「認知症の母親の介護をした場合90%がうつ病になる」というものであった。それほど認知症の介護は厳しいのである。日本の場合に類似してデータの発表があった。厚生労働省の研究班による調査によると「在宅で介護を担う人の4人に1人が、うつ病の代表的な症状である『抑うつ』状態にある」(4月30日・毎日から)ことが分かったという。

 高齢者が高齢者を介護する「老老介護」の場合、介護者の約3割が「死にたいと思ったことがある」と答えているのだ。調査は昨年6月、「介護者の健康実態に関するアンケート」として実施、8486人の回答を分析したもの。65歳以上の高齢介護者が約6割を占め、高齢化社会の進展の中で、老老介護の現実が浮かんでいる。

 うつ病傾向を見る国際的な指標「自己評価抑うつ尺度」(SDS)を使ってさらに詳しく調べたところ、全体の23%が軽度から重度の「抑うつ状態」だったのだ。特に65〜74歳が最も高く「抑うつ状態」が27%に達している。特記すべき事項は75〜84歳で48%の人が「心が健康ではない」と感じていることである。昨日生涯青春の会の有力メンバーである70代の夫人を訪ねた。この人の兄の奥さんが78歳で認知症となり夫を認識できないのである。この段階になって、肉親が面倒を見ることはもはや不可能なのである。

11、たじろぐような超高齢化社会の未来像(5月4日の高齢者福祉情報から)
 国立社会保障・人口問題研究所の推計は、想像を超えるような近未来像が浮かんでいる。その際たるものが、3人に1人が単身世帯となるという点である。注目すべきは、その単身世帯の約4割が65歳以上の高齢者になり、今と比べて倍増していくのだ。次々と発表される、これら高齢化社会の統計・推計にたじろいではいられない。“超高齢社会”に向けて一人暮らしの高齢者を想定した社会づくりを考えていかなければならないのである。超高齢社会が避けられない以上どうすればよいか、結論としては備えるしかないのだ。
 
 「住み良い高齢社会をどう築いていくのか。言い換えれば、居心地の良い高齢者の“居場所”をいかにして紡ぐのか」(神戸新聞の社説から)との指摘も大きなテーマの一つであると思う。最近NPO法人「亀田ボランテァ」と交流する機会がある。ここは町の中心部に高齢者が集まる「しゃべり場」を作っている。建物は普通の民家そのままで、10時から15時まで高齢者10人余りが毎日集い談笑している。ここは高齢者の居心地の良い場所を提供している。特記すべきことは、介護保険などの支援を受けずに運営されているのである。高齢化社会に備えるさまざまな施設の誕生が待たれる。









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