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川柳月組コミュの2022年 2月 月組投句一覧

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【二】

1 二の足を踏んでいまだに生たまご   
2 二ん月の耳に聞こえる蝉しぐれ    
3 2月22日とっておき猫缶開ける  
4 二針目夢の続きを見たりする    
5 飽きっぽい癖むくむくと二月尽   

6 二日目の朝の崩れる目玉焼き    
7 二番手で除け続けている向かい風  
8 作業場の小窓に目白また目白    
9 二番目がいつも私の座る場所     
10 「如月」と名乗る児の笑み風光る   

11 二面性磨きぬいてる青い空      
12 再びの奇襲作戦桜餅         
13 割り切れぬ祝福春のかけ足に     
14 歳の数プラス二つは食べられん    
15 二塁手が居ない入院したらしい
    
16 二胡の音のしなりの如く冬五輪 

 
【背】

1 順番が近づく背中伸びてくる     
2 逆切れの妻から食らう背負投げ   
3 背もたれはこんな角度で生きてゆく  
4 背伸びして冬のびわ湖と深呼吸
5 その背には駐禁マークがらんどう   

6 まだ人を乗せたことなき龍の背     
7 木枯らしの背中を掻いてあげましょう  
8 観音立像 背に追伸がありました    
9 カーク船長ちょっと背もたれを倒し   
10 広い背でいっしんに泣く蝉のよう    

11 冬の湖もがくわたしの背負投げ    
12 背が反る出口へ向かう痩せ我慢    
13 背表紙のどこか寂しい本を買う    
14 ハッとしてシャキッと伸ばす我が猫背  
15 背面飛び僕の選んだ暮らしかた    

16 背伸びばかり踵なんだか痒くなる  

【写真で一句】
1 カラフルに音符溢れる子の時代    
2 がやがやとタイムカプセル開ける爺  
3 箱庭の中の迷路の中にある     
4 ウォンバット見られているのはこの私
5 しあわせの謎が深まる家である    

6 窮屈が嫌になったら滑り台      
7 裏口から入り正門から出る     
8 三匹の卒業ショーのはや楽日    
9 子ども等の声聞きたいな冬夕焼   
10 浪漫だねツリーハウスの明り窓  

11 滑り台出来た 蕾も膨らんだ     
12 自分へのご褒美何にしよっかな   
13 クレヨンでぐるぐる描いたボクの道  
14 誰からも見えない部屋に行く突起   
15 今度こそちゃんと滑るから待ってて  

16 仕方なくもうすぐペンキ剥がれます


2月度月組投句 UPしました。
間違い等 何かありましたらあやめまでお知らせください。


 
  

コメント(8)

【二】

5 飽きっぽい癖むくむくと二月尽 
2 二ん月の耳に聞こえる蝉しぐれ 
11 二面性磨きぬいてる青い空

特選 
14 歳の数プラス二つは食べられん    

5/早春の、さあこれからいろいろ始めようってときに。
2/空耳にしては、なまなましく延々と。これは何かの予兆かも。
11/開き直りの晴れ晴れと。
特選/でも歳の数までは食べたなら、きっといいことがある。


【背】
  
8 観音立像 背に追伸がありました
13 背表紙のどこか寂しい本を買う 

特選
3 背もたれはこんな角度で生きてゆく

8/おもての真。背の真。
13/本との出会いもまたご縁。
特選/列車の背もたれを思った。少し倒して、ゆったりと。まだまだ夢への旅は続く。


【写真で一句】

7 裏口から入り正門から出る          
6 窮屈が嫌になったら滑り台 

特選
11 滑り台出来た 蕾も膨らんだ
 
7/写真にブラックユーモアのスパイスをたっぷりと。
6/大人専用の滑り台が欲しい。
特選/健やかに明るい1句に、ほっ。
【二】
入選
12 再びの奇襲作戦桜餅  
3 2月22日とっておき猫缶開ける
特選
2 二ん月の耳に聞こえる蝉しぐれ 

12/ 奇襲作戦で持って行く桜餅。 優しく柔らかくほの甘い。行動とのアンバランスが
かわいらしい。
3/ 2月22日がニャンニャンニャンの日だと、ヨガで聞いた。なるほど。
特選
2/ 本来は蝉時雨は聞こえないけれど、なんかザワザワする感じは蝉時雨。


【背】
入選
1 順番が近づく背中伸びてくる
13 背表紙のどこか寂しい本を買う  
特選
3 背もたれはこんな角度で生きてゆく 

1/ 何の順番かは読み手におまかせ。背中が伸びるのは一種の覚悟かも。
13/ すっと入ってくる句。どこか寂しい本を買うその主体の心理。
特選
2/ いかに老後をいくか。この角度の持ち方って大事なんだよなーと思った。


【写真から一句】
入選
5 しあわせの謎が深まる家である    
16 仕方なくもうすぐペンキ剥がれます
特選
14 誰からも見えない部屋に行く突起

5/ たしかに、しあわせって基準がわからないし、感じ方で変わる
16/ 年月なのか、こころの解放なのか
特選
14/ 思春期ってこんな感じかな。家の中にも家族にも違和感が
出てきて。そうやって自分ができあがっていくような。 
コッコさんからお預りしています。

【二】         
入選    
15 二塁手が居ない入院したらしい
   ちょっと姿をみせないと「コロナじゃない」なんて
   噂が立つ世の中。草野球は中止ですね。

特選    
1 二の足を踏んでいまだに生たまご
  迷っているうちにチャンスは遠くに。
  あの時、ああすればの思いがほろ苦い。

 

【背】       
入選
13 背表紙のどこか寂しい本を買う 
  敢えて寂しい本ですか。こけおどしの多い中、
  それが一番かも。   

特選
3 背もたれはこんな角度で生きてゆく   
  これからの方針が決まりましたか?
  無理なく楽しく。私も真似したくなりました。



【写真で一句】   
入選
6 窮屈が嫌になったら滑り台 
  滑り台を滑る時って、一瞬ドキドキする。
  でも、エイヤッと滑った後の開放感は格別。     
    
特選
14 誰からも見えない部屋に行く突起 
  ボルダリングみたいな突起を伝って入る秘密の部屋。
  ミステリアスで素敵。 
雷公さんからお預りしています

【ニ】
入選
5 飽きっぽい癖むくむくと二月尽

何もかも嫌になる二月。
今のわたしです。

7 二番手で除け続けている向かい風

ずるい!
人生のスピードスケートですね。

14 歳の数プラス二つは食べられん

わたしもです。

特選
15 二塁手が居ない入院したらしい

印象のうすい友達が入院したのですか?
面白い表現です。

【背】
入選
2逆切れの妻から食らう背負い投げ

受け身がとれません。

7 木枯らしの背中を掻いてあげましょう

優しいね!

13 背表紙のどこか寂しい本を買う

…わかるなあ。
私は買わないけど。

特選
1 順番が近づく背中伸びてくる

あははは…いいねぇ。
その感じよくわかります。

【写真】
入選
1 カラフルに音符溢れる子の時代

しあわせだった。

2 がやがやとタイムカプセル開ける爺

ダメダメ…開けちゃいけません。

6窮屈が嫌になったら滑り台

その手があったか。

特選
12 自分へのご褒美何にしよっかな

これ大事!

【二】
入選
4 二針目夢の続きを見たりする
12 再びの奇襲作戦桜餅

コメント
4 夢のつづきはほどほどに。  
12 よほど美味しいさくら持ちを持ってきたかな。

【背】
入選
8 観音立像 背に追伸がありました 
16 背伸びばかり踵なんだか痒くなる 

コメント
8 お腹じゃなくて背にねえ…。
16 ちじこまるよりよほどいい。

【写真で一句】
入選
5 しあわせの謎が深まる家である    
6 窮屈が嫌になったら滑り台 
特選
14 誰からも見えない部屋に行く突起
     
コメント
5 幸せって何だろう。。。
6 こんなところがあったらいいね。
特選14 誰からも見えない部屋なんですね。
そこへ行くには必ずあの突起物を踏んでいかなくてはならない。でも行きたい。
【二】
入選
1 二の足を踏んでいまだに生たまご 
15 二塁手が居ない入院したらしい

  1/決断出来ずにいて今なお生のままなのだ。
  15/やっぱりコロナに感染したのだった。ダブルプレーが取りにくい
二塁手やぁーい。
  
【背】
入選
15 背面飛び僕の選んだ暮らしかた
特選
2 逆切れの妻から食らう背負投げ 

 15/背面飛びで荒波を越えてきたのだろう。
特選句2/なんともスカッとする。食らわせたい背負い投げ。


【写真で一句】
入選
1 カラフルに音符溢れる子の時代
6 窮屈が嫌になったら滑り台 

  1/たのしそうな音符だ、良かったなぁ子供だった頃。
  6/窮屈な時代、そんな滑り台が欲しい。
「二」

入選
1 二の足を踏んでいまだに生たまご  
2 二ん月の耳に聞こえる蝉しぐれ  
5 飽きっぽい癖むくむくと二月尽 

特選
6 二日目の朝の崩れる目玉焼き

1//生から半熟、固茹でになるのはいつなんだろうと気になった。
2//二ん月という言い方がよかったし、蝉しぐれが聞こえるのがおもしろい。
5//二月も終わり頃になると地が出てくるものです。隠せません。

特6//一日目は何もかもうまくいったのに・・・ドラマチックです。

「背」

入選
6 まだ人を乗せたことなき龍の背 
10 広い背でいっしんに泣く蝉のよう 
15 背面飛び僕の選んだ暮らしかた  

特選
16 背伸びばかり踵なんだか痒くなる 

6//エルマーなら背中に乗せてくれるかな。
10//広い背中があってよかったなぁ。つくづくと。
15//無骨に真っ直ぐに暮らしているのがわかります。

特16//辛くなるのでなく、痒くなるとしたところがよかったです。

「写真から一句」

入選
6 窮屈が嫌になったら滑り台 
13 クレヨンでぐるぐる描いたボクの道  
15 今度こそちゃんと滑るから待ってて  

特選
11 滑り台出来た 蕾も膨らんだ 

6//滑り台の思い出いっぱいありそう。
13//公園でかわいい落書きしているボクが見えました。
15//待っててくれる人がいるって幸せです。

特11//春のうれしさが感じられて気に入りました。
 

【二】
1 二の足を踏んでいまだに生たまご   
2 二ん月の耳に聞こえる蝉しぐれ    
8 作業場の小窓に目白また目白    
特選
12 再びの奇襲作戦桜餅         

   1// 頑張れ、有精卵!
   2// 二月の蝉が面白いが、「雑音」か耳鳴りか。
   8// ツガイかな、春の来る気配。
  特12// 再びの奇襲ってと思ったら桜餅。
     楽しい奇襲サプライズなのだろう。

【背】
15 背面飛び僕の選んだ暮らしかた    
1 順番が近づく背中伸びてくる     
3 背もたれはこんな角度で生きてゆく  
特選
9 カーク船長ちょっと背もたれを倒し   

   15// どうにでもしろって形で飛んでいく。
   1// 背筋伸ばしてハイと答える、
   3// 少しの無理のある前を向く角度。
  特9// ご苦労様でした。

【写真で一句】
7 裏口から入り正門から出る     
15 今度こそちゃんと滑るから待ってて  
16 仕方なくもうすぐペンキ剥がれます
特選
11 滑り台出来た 蕾も膨らんだ     

   7// 普通でないこと。喜んだり非難したり。
   15// ちゃんと滑ってたら金メダルだったのに。
   16// スミマセン、メッキも剥がれてきました。
  特11// 3回目の接種が済んだらみんなで行きましょう。

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