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川柳月組コミュの2023年9月度 月組投句一覧

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投句一覧です 
訂正等ありましたら メッセージにてあやめまでご連絡ください。


「幼い」

1 風の吹く夜もワサビは抜いてある
2 いつまでも一緒にとんで赤とんぼ      
3 「ハーイ」から「はい」に変って大人びて  
4 シュワシュワの泡に憧れミルク飲む    
5 同称十念こぞって唱え幼き日        

6 星に願いを ラムネの中で溺れたい     
7 大人から赤児になって彼岸花         
8 幼子の肩にふうわり赤とんぼ       
9 幼苗を買ってたわわを夢想する      
10 挨拶もせずにボールを蹴ってくる     

11 メダカ教室幼きもののまた溶ける     
⒓ げじ眉の頃の面影草紅葉         
13 ビー玉をこれは秘密と渡される      
14 熱の子のおでこ手をあて星月夜      
15 パイン飴えらい時代になったなあ     

16 金魚すくい得意だったな幼い日        


「虫」

1 ゴキブリを声もたてずにはたけます    
2 Sの字にミミズ乾いて秋彼岸       
3 こんな夜を待っていたのよ虫時雨       
4 不機嫌な虫が朝から鳴いている      
5 大雑把に言えば僕はアブラゼミ      

6 捏造の歴史蟋蟀鉦叩           
7 半身はまだ透明に飛蝗とぶ        
8 弄られて根性出して屁こき虫       
9 生きているただ生きているバッタ跳ぶ   
10 ヒットせぬゴキブリホイホイの行方    

11 ほとぼりの冷めるのを待つダンゴムシ   
⒓ 密約を水面へ流すみずすまし       
13 蝉時雨 褌はもう息をせず        
14 住職に会いたくて行く鈴虫寺         
15 待ちわびた「アレ」来た来たと地虫鳴く  

16 複眼のひとつひとつにいわし雲      


「写真で一句」

1 雑草がこんちくしょうと言っている    
2 ひっそりとイモリ佇む苔の石      
3 寝たりないここ数日を苔の花      
4 とりたてて騒ぐ気はない蕁麻疹     
5 苔玉も干乾びさせる物思い      

6 チマチマと牧野博士のお気に入り   
7 アリバイも輪郭もない平日だ     
8 万障繰り合わせ給食試食会      
9 変異してこんな姿になりました     
10 而して苔を育ててみる境地      

11 誰ですか僕を煎じてしまう女      
12 知らぬ間に飼いならされてテラリウム  
13 不倫とは言えないけれど山椒の実     
14 家庭用飼育キットと顕微鏡       
15 新涼やみんな元気でみんないい      

16 こんなにもいただけません海ぶどう   

コメント(8)


「幼い」
13 ビー玉をこれは秘密と渡される      
4 シュワシュワの泡に憧れミルク飲む    
6 星に願いを ラムネの中で溺れたい    
特撰
15 パイン飴えらい時代になったなあ     

  13/春の日の夕暮れのころ。
  04/炭酸水ではなくビールか。
  06/生まれて初めて知った恋。シュワシュワの泡。
   (え、まさか4,6同じ作者ではないでしょう。)
 特15/大人になれば飴は舐めない。


「虫」
6 捏造の歴史蟋蟀鉦叩           
13 蝉時雨 褌はもう息をせず        
5 大雑把に言えば僕はアブラゼミ      
特撰
16 複眼のひとつひとつにいわし雲      

   06/暗闇の中鳴いている虫。
   13/蟬時雨の中で息をするのを止めた、褌?
   05/アブラゼミ、いいじゃないですか。
  特16/寂しさ百倍。佳句。


「写真で一句」
3 寝たりないここ数日を苔の花      
7 アリバイも輪郭もない平日だ     
10 而して苔を育ててみる境地      
特撰
8 万障繰り合わせ給食試食会      

   03/苔の花は慰めか、皮肉か。
   07/何でもない日という意味の平日。日曜であれ。
   10/いろいろあったけれどの境地。
  特08/大仰な物言いで始まって「試食会」。
      思い当たること百万回。






「幼い」
入選
9 幼苗を買ってたわわを夢想する
15 パイン飴えらい時代になったなあ

コメント
9/どんな素敵な大人になるかと願望と希望を交えて思い描く…。
15/阪神優勝か…。子供も大人も無我夢中。  

 「虫」
入選
3 こんな夜を待っていたのよ虫時雨
10 ヒットせぬゴキブリホイホイの行方 
特選
16 複眼のひとつひとつにいわし雲 

コメント
3/ 早く涼しくなってほしいよね〜共感、共感!  
10/ うちもゴキブリはいないんですけど、昔は使っていましたっけ。 
特16/ 早く秋が来てほしいね〜 それにしても、とんぼの目に映す。なんて詩的な表現! 

 「写真で一句」
入選
4 とりたてて騒ぐ気はない蕁麻疹 
11 誰ですか僕を煎じてしまう女 
特選
8 万障繰り合わせ給食試食会 

コメント
4/ そうか、蕁麻疹だったのか
11/ あら、ごめんなさい、漢方薬かと思ったの。
特8/ あああ!万障繰り合わせてきたのに、何だこりゃ!

よもぎさんからおあずかりしています。
パソコンの具合が悪いので今回は評を失礼しますとのことです。

よもぎ
「幼い」
1 風の吹く夜もワサビは抜いてある
4 シュワシュワの泡に憧れミルク飲む    
特撰
10 挨拶もせずにボールを蹴ってくる     

「虫」
3 こんな夜を待っていたのよ虫時雨       
11 ほとぼりの冷めるのを待つダンゴムシ   
特選
5 大雑把に言えば僕はアブラゼミ      

「写真で一句」
9 変異してこんな姿になりました      
15 新涼やみんな元気でみんないい    
特撰
5 苔玉も干乾びさせる物思い      
雷公さんからおあずかりしています。

雷公
(幼い)
入選
10 挨拶もせずにボールを蹴ってくる

・これこそ子供!

3 「ハーイ」から「はい」に変わって大人びて

・なるほどわかりやすい。

13 ビー玉をこれは秘密と渡される

・昔こんなことがあったような。
 郷愁を感じた。

特選
7 大人から赤児になって彼岸花

・皆んな通る道。
 幼稚園とグループホームに同じ
 ものを感じた。

(虫)
入選
1 ゴキブリを声もたてずにはたけます

・そりゃ凄い。うちはキャーキャーと
 大変。

3 こんな夜を待っていたのよ虫時雨

・こんな夜ってどんな夜?
 あらぬ想像が…

15 待ちわびた「アレ」来た来たと地虫鳴く

・歓迎されているのでしょう。
 嫁さんの家に初めて挨拶に行った時の事を
 思い出した。

特選
4 不機嫌な虫が朝から鳴いている

・これ俺の親父。
 よう怒ってた!

(写真)

入選
9 変異してこんな姿になりました

・あらまあ。

12 知らぬ間に飼いならされてテラリウム

・飼いならされてがいいですね。

特選
7 アリバイも輪郭もない平日だ

・この写真からこの句は凄い

【幼い】

10 挨拶もせずにボールを蹴ってくる 

特選
1 風の吹く夜もワサビは抜いてある

10/シャイなところがまだ幼くて青春。ボールの飛んでくる先の空のキラキラ。
特選/サビ抜きをこうもってくるかと、その発想と練達の技にうなる。もうとっくに大人なのに大人になりきれていないという自虐がさりげなくシブい。

【虫】

2 Sの字にミミズ乾いて秋彼岸  
5 大雑把に言えば僕はアブラゼミ      
13 蝉時雨 褌はもう息をせず        

特選
⒓ 密約を水面へ流すみずすまし    

2/Sとはどういうダイイングメッセージか。
5/では大雑把に言わなければ?
13/え、褌!? と今回のインパクト大賞。褌はある時代の象徴? 自句自解を伺いたい。
特選/みつやく、みなも、みずすまし。「み」の連なりもなにやら怪しく、一見軽く流された密約の中身が気になる。

【写真で一句】

3 寝たりないここ数日を苔の花 
7 アリバイも輪郭もない平日だ 
11 誰ですか僕を煎じてしまう女     

特選
16 こんなにもいただけません海ぶどう   

3/苔の花をただながめている? あるいは苔の花になっている? 上五中七と「苔の花」のミステリアスな関係性。
7/「輪郭もない」の屈託。
11/煎じるという行為にちょっと年齢が出ているような可笑しみ。     
特選/大量の海ぶどう・・いろんなシチュエーションやリアクションを想像して大いに笑わせてもらう。

「幼い」
入選
1 風の吹く夜もワサビは抜いてある
13 ビー玉をこれは秘密と渡される
特選
10 挨拶もせずにボールを蹴ってくる

入選1/ 「ワサビ抜き」成る程、この着想に脱帽。
  13/ 子供の頃こんなことが度々。

特選句10/ 直球あり変化球あり危険球あり で翻弄されている。
挨拶のひとつもできんのか(怒)。

「虫」
入選
4 不機嫌な虫が朝から鳴いている  
6 捏造の歴史蟋蟀鉦叩 
特選
 16 複眼のひとつひとつにいわし雲

入選4/ 何かしら朝から同居人は不機嫌、ほっとくに限る。
     6/ 暗闇の鉦叩を想像した。
特選句 16/「複眼のひとつひとつ」が効いている

「写真で一句」
入選
4 とりたてて騒ぐ気はない蕁麻疹 
特選
7 アリバイも輪郭もない平日だ 

 入選4/ 大したことはない。 軽い蕁麻疹くらいでそんなに騒がなくても
      よくあることよくある事。
特選句7/コロナ禍に続いて今年の猛暑、うだうだしていてここ数カ月の私みたい。
【幼い】
入選
  1 風の吹く夜もワサビは抜いてある
特選
  10挨拶もせずにボールを蹴ってくる

1 風の吹く日もの「も」でいろいろと考えさせられた。
  今は持ち帰り寿司はサビ抜きがスタンダード化。いる人は
  お持ちくださいに。
  もしかして幼少期の舌から発展してないのかも。
特選
  10この句は男の子のシャイな感じがよく出ている。
    どんな間柄なのか、想像が膨らむ。

【虫 一般】
入選
  1ゴキブリを声もたてずにはたけます
  4不機嫌な虫が朝から鳴いている
  15待ちわびた「アレ」来た来たと地虫鳴く

1私も同類ですが、「はたく」がユニーク。
 叩く、潰す、殺す…
4この虫は気分の虫ですね。虫の居所のは予兆から始まるんですね
15タイムリーな「アレ」 ぢぢぢぢと地下活動のように蠢いてました

【写真から一句】
入選 
  16こんなにもいただけません海ぶどう
  10而して苔を育ててみる境地
  4とりたてて騒ぐ気はない蕁麻疹

16 海ぶどう各種というところ
10その境地とはいかに? 
4 蕁麻疹への見立てがすごい
「幼い」
入選
1 風の吹く夜もワサビは抜いてある
小学校低学年の子に「サビ入りで」なんて言われると、
おーっと思います。いつの間に大人びたのかと。

4 シュワシュワの泡に憧れミルク飲む
ミルクを飲んでいる子にとっては、シュワシュワは
冒険なんでしょうね。取り合わせが可愛い。         

特選
10 挨拶もせずにボールを蹴ってくる
少年の幼い恥じらいが出ていてお見事です。     

「虫」
入選       
4 不機嫌な虫が朝から鳴いている
自分のなかにいるふさぎの虫でしょうか。
なだめても、すかしても、鳴きやまない虫。 
     
7 半身はまだ透明に飛蝗とぶ
羽化直後のバッタ? こんなのを見たら感動しますね。        

特選
16 複眼のひとつひとつにいわし雲 
とんぼの眼に映り込むいわし雲。それを観ている作者。
静寂の極みです。     

「写真で一句」
入選
4 とりたてて騒ぐ気はない蕁麻疹
蕁麻疹に見立てたことにビックリ。
騒ぐ気もない落ち着きように二度ビックリ。         

9 変異してこんな姿になりました
とんでもないものに変異しましたね。
でも、苔って何かの変異と思わせる雰囲気が
ありますね。
     
特選
11 誰ですか僕を煎じてしまう女
思わず笑ってしまいました。      
本当にありそうな光景ですもの。

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