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ヴァイオリンアラカルト。。。コミュの演奏家 イザイさん のユモレスク

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※注釈5を追加しました(^^;)


さて伝説的なヴァイオリニストとしては、皆さんは
どなたを上げられるでしょうか?

まずは、「パガニーニ」さんが筆頭でしょうね〜
その余りにも凄い演奏に、「パガニーニの演奏技術は、
悪魔に魂を売り渡した代償として手に入れたものだ」と
噂された当時 人々の間で噂されたほどだった様です。。

でも。。残念ながら彼の演奏は聴くことができません。。


そして、録音が残っている人と言えば。。
「サラサーテ」さん(ティゴイネルワイゼンの作曲者)
「ヨアヒム」さん※1(ブラームスさんやドヴォルザークさんが
ヴァイオリン協奏曲を作る際に意見を求めたという
演奏家)がいます。


でも。。これらの人の録音は、当時の録音技術は、音の乏しい
シリンダー録音(おそらく蝋管録音で収録時間が非常に短いです。)
と言うことと、晩年と言う事もあってテクニックの衰えもあり
全盛時の面影は、想像できません。。

しかし同時代に活躍したヴァイオリニストで かろうじて
多くの録音(と言ってもCD1.2枚?)を残してくれている演奏家が
います〜その人こそ。。イザイさんです。


「イザイ」さんとは、ヴァイオリンを弾く人なら誰もが
ご存知?の無伴奏バイオリン・ソナタ※5の作曲者です。
良くコンクール※4で弾かれたりする、あの曲です〜
まぁ。。ボクはあまり好きでは無いんですけどね〜


これも、ボクが書くまでもありませんが。。。
「イザイ」さんは、高名なヴァイオリニストでもあり
その素晴らしいテクニックで多くのクラシックファンを
魅了しヴァイオリン音楽に大いなる影響を与えた人と
知られています。


イザイさんのフルネームは、ウジェーヌ=オーギュスト・イザイ
(Eugène-Auguste Ysaÿe)と言います。
なんか変わった英語圏でもドイツ語圏でも無い名前ですが。。
ベルギー人です〜

習った人は、ヴュータンさん、ヴィェニャフスキ※3さんというから。。
豪華な講師陣(うーん、どこかの専門学校の宣伝みたいだ。。)ですね〜


さて、先述のサラサーテさんやヨアヒムさんの録音が1903年※2

イザイさんの録音は、1912.14年ですから。。
かなり録音技術が上がってます〜(とは言っても。。
アコーステック録音ですから。。現代の録音と比べると
ノイズは大きく。。音は、乏しいですけど。。)


彼が亡くなったのは、1931年。。ですから。。
亡くなる20年ほど前の録音ですね〜
まだまだ。。現役?の54・56歳の頃の演奏です〜

もちろん、バリバリテクニック全開な曲は弾けませんが。。
それでも。。
ヨアヒムさん編曲のブラームスさんのハンガリー舞曲は
遅いところは、ユックリ、早いところは、より早く(おい)
凄まじい演奏が聴けます〜(^^;)
このテンポの変化について行ってるピアニストを褒めてあげたい〜

特に、聴いていただきたいのは、ドヴォルザークさんの
「ユモレスク」です。

このような味のある演奏は。。たぶん現代の演奏家からは
聴くことは無いと思います〜

最近、友人のアマチュア・ヴァイオリニストに聴いて
もらったんですが。。彼も絶賛していました〜

ザラザラというノイズが。。雰囲気を盛り上げているのかも
知れませんが。。

聴いてるうちに。。何かノスタルジックな思いが
心に沸いて来る演奏と言うのでしょうか〜
懐の深い表現には、ホント。。録音の悪いのも
気にならないほど。。聞き入ってしまいます〜



この録音が聴けるのは、残念ながら、以下のCDだけと
言うことなので。。
頑張って探してくださいませ〜


SYMPOSIUM(メーカー)
SYMPCD1045(型番)

どーやら。。再発されてHMVの通販では手に入るみたいです〜

http://www.hmv.co.jp/Product/detail.asp?sku=875270


解説にも書かれておりますが。。。
音質は、かなり悪いです〜

友人の1人は、演奏が良くても。。耳が悪くなるから聴かない(^^;)
と言ってました〜でも。。
これを聴かなかったら。。何を聴くんや〜


と言うことで。。。一度。。。聴いてみてくださいね〜



※1余談ですが「ヨアヒム」さんは、これまた素晴らしい演奏家の
「ハイフィッツ」さん、「ジンバリスト」さんや「ミルシテイン」さん、
教本で有名な「小野アンナ」さんの先生「アウアー」さんや
「シゲティ」さんを教えた「フバイ」さんの先生にあたる人です。


※2サラサーテさんやヨアヒムさんの録音は以下のCDで聴く事が
可能です〜輸入盤です。
「 The Great Violinists: Recordings from 1900-1913 」
Testament - 2004/02/10(ASIN: B0000X81WQ )


EMIから「名ヴァイオリニストの歴史」というCDも出ていました〜
東芝EMI TOCE-9601〜5 定価 7,646円

古今東西のヴァイオリニスト62名がまとめて聴ける画期的なCD。。
(現在も買えるんでしょうか?)
http://www.sarasate.net/cd/cd13.html


※3 ヴュータンさんは、フランスで活躍したベルギー人の
ヴァイオリニスト・作曲家。。シューマンからは「小さなパガニーニ」
と讃えられるくらいの超技巧演奏家、そして7曲あるヴァイオリン協奏曲の
作曲家としても有名です〜

ヴィェニャフスキさんは、ポーランドのヴァイオリニスト・作曲家です。
彼もまた。。驚異的な技巧と情熱的な華麗な演奏で知られ、彼の業績を
讃え。。彼の名を取ったヴァイオリニストの登竜門である。。
ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールで名前を知ってる方も
多いかも〜(^^;)


※4 かのヴァイオリン3大コンクールの1つ。。エリザベート王妃国際
音楽コンクールだけ、演奏家の名前が付いてないんですが。。
実は、このコンクールの前身は、 イザイ国際コンクールでして。。
イザイさんの名前が付いていました〜


※5難技巧で知られる。。このソナタ(だからコンクールに使われる)は
順にシゲティさん、テイボーさん、エネスコさん、クライスラーさん、
クリックボームさん、キロガさん。。という作曲当時人気を得ていた
有名ヴァイオリニストに献呈されています。

平林さんの著書「クラシック名曲初演&初録音辞典」によると
この捧げられた当人達は、演奏会で好んで取り上げたり、
録音を残したりしていないらしいです〜(^^;)

全曲が初録音されたのは、なんと。。1967年。。
作曲されたのが1924年ですから。。43年の
月日が流れた事になりますね〜不遇な曲です。。

その初録音者は、ハイマン・プレスさん。。
続いて、日本人ヴァイオリニストの和波 孝禧さんだそうです〜



コメント(2)

○りんさん、いつもコメントありがとうございます〜

>最後の注釈が、ためになりますー
ボクも確認しながら、パソに打っているんですが〜
どうしても。。本格的に勉強している訳ではないので
勘違いもあると思いますので。。(^^;)

間違いがあれば、ご指摘&アドバイスお願いいたします〜


>イザイのユーモレスクも、興味あります
これは、絶品なので〜ぜひ!!!
騙されたと思って〜お聴きください〜
(騙された〜って言われたら。。どうしよ〜)

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