チェダゼミナールコミュの金谷の日本史　中世・近世史

侍所・・・幕府の家来である御家人を統制する役所。

政所（まんどころ）・・・政治をつかさどる。ここの別当（長官）を執権と呼ぶ。

守護・・・有力御家人から任命される。国内の御家人を統率する。

地頭・・・普通の御家人から任命される。年貢の徴収と治安維持を職務とする。

連署・・・執権とともに政治を行う、執権の補佐役。

北条時頼は、後嵯峨天皇の子であった宗尊親王（むねたか）を将軍にする。皇族将軍（親王将軍）の誕生です。これ以降鎌倉幕府が滅亡するまで、天皇家の人間が将軍についている。ただし、実権を握っているのは、執権職にあった北条氏である。

異国警護番役・・・文永の役（1274年）の後北部九州に配置。また博多湾には石塁をつくる。しかし元はすぐには攻めてこず、先に中国南部を支配していた南宋を元の領土にしてからやってきた。1281年の弘安の役は14万人の大軍。文永の役のときは3万である。

鎮西探題（ちんぜいたんだい）・・・博多に吸収を統率する幕府の機関を設置。

永仁の徳政令・・・「今まで売っちゃった土地を返すから、その代わりもう土地を売ったり質入れしたりしちゃダメ」という法律。つまり、御家人はこの法律が出たことで、今後土地を売ったり、土地を担保に借金したりすることができなくなった。

鎌倉幕府の終わり・・・足利高氏が幕府に反旗を翻し京都の六波羅探題に攻め込む。同時に新田義貞も鎌倉に攻め込む。鎌倉幕府が滅亡した後、幕府によって隠岐に流されていた後醍醐天皇が京都に戻ってくる。足利尊氏は1336年の湊川の戦いで、後醍醐天皇側の有力武将だった楠木正成を倒し、京都を制圧する。そして室町幕府が誕生する。

建武式目・・・室町幕府の基本方針。

二頭政治・・・足利尊氏とその弟直義の二人三脚政治。尊氏が軍事を、直義が行政を担当した。

所司（しょし）・・・侍所の長官。室町時代の呼び名。鎌倉時代は別当。所司は赤松・一色・山名・京極の４氏から任命された。

守護大名・・・室町時代の呼び名。

足利義教・・・天台座主から還俗して将軍となった。しかし１４４１年の嘉吉（かきつ）の乱で赤松満祐（みつすけ）に殺されてしまう。将軍が暗殺された後、人々は代始めの徳政を要求する。「将軍が代わるのだから、記念に徳政を出してくれ」と訴える。これを嘉吉の徳政一揆という。この一揆は非常に激しかったため、幕府はとうとう徳政令を出してしまいます。

鎌倉公方・・・鎌倉府の長官。

小田原城・・・北条氏。鎌倉時代の北条氏とは関係がない。城下町とは大名の居城があるところ。１５９０年の豊臣秀吉の小田原攻めにより滅亡した。

守護代・・・守護の代理人。Ｎｏ２。守護の代理人が戦国大名になるケースも結構ある。例えば越前は守護代出身の朝倉氏が戦国大名として君臨していた。

大内氏・・・守護出身で山口を城下町としている。

明・・・朱元璋（しゅげんしょう）が建国。

三浦（さんぽ）・・・三つの港。富山（ふざん）浦・乃而（ないじ）浦・塩浦（えんぽ）。

応仁の乱・・・応仁の乱をきっかけに、室町幕府の支配力が弱くなる。そうなると、勘合貿易の実権も幕府から有力守護大名に移っていく。

岐阜城・・・元稲葉山城。斉藤道三が本拠地としていたが織田信長に倒される。（稲葉山の戦い）。
信長は延暦寺焼き討ちで、僧侶など約４０００人を殺害した。一方で信長は仏教勢力を牽制する意味で歓迎されていた。

石山本願寺・・・一向宗の総本山。跡地が大阪城。

明智光秀・・・１５８２年に山﨑の戦いで秀吉に破れ、逃亡中に京都で殺された。秀吉は信長の敵を討ったことになる。山﨑の戦いの主戦場だった場所を天王山という。

太閤・・・関白職を引退した人を示す一般名詞ではあるが、主に秀吉のことを指す。秀吉は農民出身。近衛家の養子になったことで力をつけた。

小牧・長久手の戦い・・・秀吉ＶＳ家康。和睦で終結。

惣無事令・・・関白・太政大臣である秀吉が天下を取ったのだから、すべての戦国大名は秀吉に従って、戦いをやめなさい。そして秀吉の言うとおりに領土を分割しなさい。つまり戦国レースは秀吉の勝利に終わったのだから、もう争いを続けても無駄だよといっている。

バテレン追放令・・・ポルトガル人などが日本人を奴隷として売り飛ばしている現状を目の当たりにしたことがきっかけ。宣教師を追放した。しかしキリスト教そのものを禁止したわけではない。南蛮貿易も禁止されたわけではないので、この法律はほとんど効果がなかった。

朝鮮出兵・・・あっという間に漢城（ソウル）・平壌を占領したが、秀吉が１５９８年に死去したため、朝鮮出兵は中止となった。

５大老・・・重要政務担当。

５奉行・・・一般政務を担当。

大名・・・石高で１万石以上の武士。

旗本・・・将軍に会える武士

御家人・・・将軍には会えない武士。

参勤交代・・・費用は大名負担。地方大名の力を弱くするのが狙い。

町奉行・・・町の管理。江戸・大坂・駿府に置かれた。江戸町奉行の大岡忠相（ただすけ）は有名。

側用人・・・将軍の命令を老中に伝え、老中の上申を将軍に伝達する役職。老中を超えるほどの権力を持つ場合もあった。

糸割符（わっぷ）制度・・・特定商人のみに生糸を買わせないようにして、ポルトガル商人に高値をつけさせないようにした。

慶賀使・・・琉球から将軍の代替わりごとに将軍の就任を祝う。

謝恩使・・・琉球国王の代替わりごとに将軍にあいさつに来る。

末期養子・・・跡継ぎがいない大名は取り潰しとなる。そうするとその大名に仕えていた家臣の多くは失業してしまう。だから養子をとることを認めている。

殉死・・・主君の死に際し、その家臣らが後を追って自殺すること。家光の時代までは美徳とされたが、家綱の時代になると、平和な時代にそぐわないという理由から禁止された。

生類憐みの令・・・自らが子宝に恵まれるようにとの理由。

新井白石・・・学者出身。
正徳小判・・・金の含有量を高めた良質の小判。

上げ米の制・・・１万石につき１００石の米を大名に上納させる代わりに、参勤交代で江戸にいる期間を半年にする。

検見法（けみ）・・・その年の米の収穫高を見てから年貢を決める。
定免法（じょうめん）・・・豊作・凶作にかかわりなく一定の年貢を納めさせる。

御三家と御三卿・・・徳川家康は、自分の息子たちを尾張・紀伊・水戸という重要な場所に配置し、大名にした。それを御三家という。将軍家に跡継ぎがいない場合、この御三家から将軍になる人を出した。８代将軍徳川吉宗はこの御三家のひとつ、紀伊徳川家出身。　
　その吉宗も、子である家重とともに、田安家・一橋家・清水家という三家を建てる。これを御三卿という。１５代将軍慶喜はこの御三卿の１つ、一橋家出身である。

株仲間・・・商品の独占販売権をもつ、非常においしい同業者組合のこと。田沼は商人たちに株仲間としての特権を認めてもらいたければ、幕府に対して運上（うんじょう）や冥加（みょうが）という税金を支払うように命じた。

人足寄場（にんそくよせば）・・・定信が設置。江戸に流入した不浪人や無宿人を収容する。江戸の石川島に設置。

七分金積立・・・お金を節約させ、節約した分の７０％を積み立てさせた。

三大改革の特徴・・・倹約令であること。

株仲間解散・・・解散によって商品の流通がスムーズにいかなくなり、物価が逆に上がってしまう。

旧里帰農令・・・帰農を奨励しただけ　定信時