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チェダゼミナールコミュの教育相談の方法・技術(三年前期)

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教育相談とは 医療を必要とするほどではない悩みに対してカウンセリングを行う。その歴史は戦後から。われわれ日本はアメリカに戦争で負けたが、戦争に負けるという意味合いは相手国の文化が入ってくるということである。つまりカウンセリングは戦前日本にはなかった概念なのである。最も有名なものがロジャースの非指示的療法であり、指示は出さず、ただ耳を傾けていればよいとするものである。概念としては、本人の自己成長力、解決力への信頼があり、アメリカ型の民主的な問題解決方法といえる。カウンセリングは1回につき、平均50分ほどで行われるが、問題点としては、時間のなさと、教師役割との矛盾があげられる。具体的には、教師とは普段は生徒に指示を出す立場であるのに、カウンセリング時は指示を出さないので、そこが矛盾点となる。
私の定義する教育相談の原点とは、すべての短所は長所に変わるということである。

モーズレイ性格検査(MPI) 古い心理テスト。質問事項も少なく、やりやすい。

伝え返しの技術は児玉清に学べ カウンセリングのうまい人は伝え返しのうまい人だとも言える。相手の言っていることを繰り返しているだけのようにもとれるが、要点をしっかりまとめて、相手をあきさせない高度な技術が必要。要は司会者と一緒である。児玉清は伝え返しのプロだといえる。「アタック25」での伝え返しの技術はお見事。

悩み 悩みはなかなか自分から言えるものではない。また悩みなれている人は自分が悩んでいることに気づかないことがある。ちなみに守秘義務のある人同士の情報交換は良いとされる。

総合失調症 脳の機能の障害のために、知覚、思考が現実離れする精神疾患。

ドーパミン ドーパミンが出過ぎると興奮し、ピリピリしてくる。時計の針の音が過敏に聞こえたりする。フィルターが壊れ、要らない情報までもがはいってくる。ドーパミンは薬で減らすしかない。薬は飲まないに越したことはないが、飲まなくなって再発するよりはマシ。

うつ病 日常生活に支障をきたすほどに著しく気分が落ち込んでしまう精神疾患。二週間以上で確定となる。

睡眠 睡眠は幼児にとって非常に大事。最低7時間半は必要。学習に支障をきたす。

不登校 原因がはっきりしている不登校は少ない。周囲が原因を取り除く努力は必要だが、原因を取り除けば再び登校できるというわけではない。原因は複合的で、本人も言葉にしにくい。修学旅行や運動会など特別な行事があるときには、ダメモトで情報として伝え、来る来ないは本人に任せる。

質問紙法(目録法) 質問紙に印刷された多くの質問項目に対して、「はい」「いいえ」「?」のいずれかの回答を求め、その結果から性格を判断する心理検査。矢田部ギルフォード性格検査、ミネソタ多面人格目録検査、顕在性不安尺度などがある。 

作業法検査 クレペリン検査のように、被検者に何らかの作業を行わせ、その結果を元に性格を判断する検査方法。

投影法 性格の中の深層部分を中心に診断することを目的とした心理検査で、ロールシャッハ・テスト、文章完成法、主題統覚検査などを言う。

質問紙法 この検査は、多数の回答者について統制された条件下で、資料を得ることができ、時間的・経済的に効率がよい方法であり、態度・興味・気質・適応性・意見などを回答させやすいという利点がある。しかし、回答者の言語能力に左右される、回答の信頼性に疑問がある、回答の意味を問い返せないなどの欠点がある。

MMPI ミネソタ多面人格目録検査の別名。異常な性格傾向を検出することを目的としたものであり、合計550項目からなる真偽型の質問紙法検査である。これは、精神障害者の性格特徴を外部基準にとって標準化したという特色がある。

ロールシャッハ・テスト 左右対称のインクしみでできた図版を10枚見せて、それが何に見えるかを問い、その反応を元に性格を診断する心理検査。反応が、図の全体に対するものか部分に対するものか、形や色か、運動か明暗か、人か動物か、独創的かなどの基準に従って分析される。

TAT(thematic opperception test)主題統覚検査とも呼ばれる。人物を含む漠然とした絵を一枚ずつ見せて、自由に空想的な物語を話させる。物語の中に反映されたテーマ、主人公の欲求、外部からの圧力と結果を手がかりとして、意識的・無意識的欲求や情緒を明らかにしようとするものである。マレーとモーガンによって考案された。

ローゼンツヴァイク 絵画欲求不満検査、あるいはPF(picture frustration)スタディを考案した人物。日常生活における欲求不満場面を描いた図版に、自分なら何というかの言葉を記入させ、この反応を基礎として、攻撃の型が他罰・自罰・無罰か、反応の型が障害優位・自我防御・欲求固執のいずれであるかを明らかにする。

文章完成法検査(SCT) 不完全あるいは未完成の文章を示し、その後に自由に言葉を補完させ、その内容から性格を診断する心理検査。用いられる文章は、すべて、「私はいつも…」というように多義的なものであり、得られる反応は故人の性格を反映した独自のものとなる。

バウム・テスト 「見のなる木を描いてみてください」という教示により、自由に樹木の絵を描かせる検査。樹木の形態的特徴が評価され、紙面の使い方や樹木の配置が象徴的に解釈される。

投影法のよる性格検査は、外部からの規制や本人の意図的な統制を加えることはできず、性格の全体的・力動的な特性を多面的に捉えられ、心の深層部の潜在的な欲求や感情を知ることができるという利点がある。しかし、欠点としては、結果の解釈や判定が主観的になること、高度の臨床心理学的な経験と熟練が必要であることなどがあげられる。

カウンセリングでは、相談に来た人をクライエント、相談に乗る人をカウンセラーといい、両者の間に相互信頼の暖かい雰囲気が存在することが必要であり、この関係をラポールという。

ウィリアムソンらによって提唱された指示的カウンセリングあるいは臨床的カウンセリングでは、問題となっている事柄に関する資料に基づき、特定の個人について的確な判断を下すことによってカウンセリングを進行させる。すなわち、問題の分析、資料の統合・整理、問題の診断、事態の予見、助言・指導、経過観察と追跡、という過程をたどる。

ロジャースが「自己理論」に基づいて展開したカウンセリングであり、資料による問題の分析・診断を行うことはしないで、クライエントを中心とした話し合いを行い、その中でクライエント自身が問題の所存に気づき、自分の力で問題解決するように援助する。この心理療法を非指示的カウンセリング(来談者中心カウンセリング)という。

指示的カウンセリングと非指示的カウンセリングを折衷した方法を用いるカウンセリングがソーンを中心に考察されている。ここでは、カウンセリングの第一段階では非指示的方法によって問題の所在を明らかにした後、第二段階では指示的方法によって問題解決の具体的方法を指摘しようとするものである。

ロジャースの非指示的カウンセリングにおいては、カウンセラーは言葉と感情が自己一致し、安定し統合された状態にあること、クライエントに対して無条件で積極的な関心を持っていること、クライエントが感じたり見たりしているままをあたかも自分自身がそうであるかのように正確に感じ取り、それをクライエントに伝え返せるという共感的理解を満たしていることが必要とされる。これがカウンセリングマインドである。

子どもをプレイルームの中で遊ばせ、遊びを通して自己を実現させ、欲求不満状態を診断するとともに、情緒を解放させて不適応を治療しようとする心理療法を遊戯療法という。

幼児期の苦い経験や、それによって抑圧されている不安・恐れといった衝動を、自由連想法や夢分析などの手法により意識の中に取り出し、クライエント自身に見つめさせ、適応できるようにする心理療法を精神分析療法という。

学習理論や行動理論を基礎として、不適応行動を変容・軽減・除去し、適応行動を獲得・維持していくことを目指している心理療法を行動療法といい、アイゼンクらによって開発された。例えば、神経症は、抑圧されたコンプレックスによって生じたのではなく、誤った行動を学習したためと解釈している。

キーワード

ロジャース「非指示的療法」⇒「まだ話されていない感情を汲み取って、言葉にして伝える」ロジャースの三条件、「自己一致」「無条件の肯定的関心」「共感的理解」カウンセリングの技術ということで、具体的に「クローズド・クエスチョン」「オープン・クエスチョン」
「カウンセリング・マインド」「スクールカウンセラー」 「質問紙法」「投影法」「作業検査法」
※ただ分析とは完全に分析しきれるものではない、という気持ちを持っておくことが大切である。分析したものはあくまで仮説である。心理学の概念は95%方正解していればそれは心理学として成立するとされている。他の自然科学と少し意味合いが違うことを忘れてはならない。
「クライエント」「ラポール」「ウイリアムソン」「ソーン」「統合失調症」
「うつ病」⇒あまりプレッシャーを与えないほうがよい。
カウンセリングは、自分のスタイルで会話するのもよいが、カウンセリングとは基本的に寄り添って傾聴することができているかどうかであるのであるので、自分流を作るよりまず伝え返し方法をマスターしてから自分流を作ること。

テスト範囲 

問1 次の会話を伝え返しで返しなさい。

生徒「親は、私がここの高校に入ったってんで、がっかりするし」

あなた『                         』

生徒「うん。先生達だって、私らのこと、どうせ馬鹿だし、って思わん?」

あなた『                         』

生徒「ねえねえ、一年で辞める人って、どんくらいいる?」

あなた『                         』

生徒「このごろいっつもねー、辞めようかなーと思うっちゃんねー」

あなた『                         』

生徒「そうそう。『もう限界!』とか思うと。だいたいこの雰囲気が、なんか好かん。」

あなた『                         』

生徒「なーんかねぇ。ついていけん。みんなのノリにも。もーどうしたらいいかなー。」

あなた『                         』

問2 あなたの職場の同僚が、うつの生徒にどうやって指導したらよいのかわからないと相談に来ました。あなたは同僚にどのようなアドバイスをしますか。

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