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チェダゼミナールコミュの外国史テスト対策?

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?17世紀以降の西洋史学史の変遷について述べよ。
西洋というのは今日においてもそうであるが、生活のあらゆるところにおいてキリスト教的なものの考え方が浸透している。つまりまずは神ありきなのである。しかし17世紀末から啓蒙思想や実証主義が西洋の各地でおこり始め、神がすべてではなく、合理主義的なものの考え方が西洋を支配するようになった。実証主義歴史学は、19世紀ドイツの歴史家ランケによって確立された。厳密な史料批判を行い、客観的な事実を確定し、事実のみに基づいた歴史記述を行うものである。マルクス主義の唯物史観、天皇中心の皇国史観など、歴史を特定の立場に都合よく利用する思想を排し、科学的・客観的に歴史を把握しようという立場から主張される。資料批判で有名なのは近代歴史学の祖の一人と言われるニーブールである。ローマ史の神話、伝承などの史料を徹底的に批判し、客観的に叙述した『ローマ史』を著した。彼の手法は、近代歴史学を確立したランケにも多大な影響を与えたといわれている。ランケは古文書学の優れた研究家ではあるのだが、ヨーロッパ中心主義というナショナリズム的な考え方の持ち主でもあった。またフランスの哲学者オーギュストコントは、人間を神と定義し、実証主義歴史学を唱え、カールマルクスに影響を与えた。マルクスは物事に対してすべて疑ってかかるのをモットーとし、資本家の労働者への搾取の状態を暴くなど数々の功績を残した。マルクスは生産関係から歴史の発展法則を見出す「史的唯物史観」を唱えた。
20世紀になるとアナール学派という新しい歴史研究の潮流が登場した。それまでの実証主義的な史料解釈中心の歴史学に対し、歴史の構造分析を重視する社会史を提唱した学派である。
そして1960年代頃から主にラテンアメリカを研究対象とする経済学者達が「従属理論」を唱える。従属理論とは第三世界の低開発は彼らを支配する先進国に原因があり、この問題を解決するには、前者の後者への従属を断ち切る必要があるというもの。1980年代のNIESの成功で、従属理論の影響力は低下した。しかしながら、この議論はイマニュエル・ウォーラステインの世界システム論に引き継がれた。
世界システム論とは、資本主義社会とは基本的に中央(中核)・周辺(周縁)・半周辺の三要素による分業であるとするもの。ウォーラステインによれば、近代世界システムにおいて世界経済のもたらす利潤分配は著しく中央に集中するが、統一的な政治機構が存在しないため、この経済的不均衡の是正が行われる可能性は極めて小さい。その為、近代世界システムは内部での地域間格差を拡大する傾向を持つ事になる。単線的発展段階論によれば「後進」周辺地域は「先進」西欧諸国と同じ道をたどり、やがて「先進」中央諸国に追い付く、少なくとも経済格差は縮まっていくはずであるが、この様な理由により、周辺は中央に対する原料・食料などの一次産品供給地として単一産業化されており、開発前の「未開発」とも、開発途中の「発展途上」とも異なる「低開発」として固定化されてしまっているのである。
歴史は『旧約聖書』にもとづき「天地創造」からはじまると西洋の人々に信じられてきた。しかし「学」としての「歴史」が誕生したのはルネサンス後の17世紀以降であるというのが妥当であろう。


?歴史教師はいかにあるべきか。歴史への接し方、歴史の授業のあり方、教師自身の訓練などについて、講義内容を踏まえつつ、必要な場合はローマ史の例も引き合いに出し、思うところを自由に述べよ。
私は社会科の中で、地理的分野と公民的分野は好きで得意なのですが、歴史的分野は好きなのですけど、苦手なのです。歴史は中学時代にしか習ったことはありませんでしたが、習ったというよりも、ただ毎日プリントを配られて自習するという形式でしたから、歴史の授業をまともに受けたことがありません。高校入試問題にはこのやり方でも対応できますが、これでは歴史教師のあるべき姿ではない。受験が終われば大部分を忘れてしまいます。私が歴史を知らずに後悔したのは、イギリスのカレッジに2ヶ月間短期留学した時のことです。週末を利用してグレートブリテンを旅行してまわったのですが、歴史的建造物などをみてもその背景がわからずに面白みを感じなかったからです。イギリスの大学は日本の大学に比べて沢山論文を書かせます。文章にすることによって知識に深みが出るし、インプットした知識をアウトプットできるかも確かめることができます。私が歴史教師なら、授業の終わり5分に感想文を書かせるようにしたいと思います。
生徒の歴史への興味を掻き立てるということは言うまでもないと思います。暗記させるにとどまらないというのも同じです。中学の歴史的分野においてはある程度の暗記も仕方がないかと思いますが、高等学校の歴史においては選択性であり、生徒側もある程度習熟度があり、興味関心をもって授業を受けているので、理解させたり、考えさせたりする授業が必要だと思います。読書を進めるのも歴史教師というより、教師全般に共通するコモンセンスだと思います。校務分掌の仕事や、部活動などで時間はとられるかもしれませんが、それでも最低月に5000ページは本を読むべきでしょう。フォト・リーディングをマスターすれば可能な範囲だと思います。歴史学の動向を把握することも、生徒に嘘を教えないために必要なことだと思います。意外に先生は嘘を教えてしまっているものですから。一度嘘を教えてしまうと、生徒から疑われてしまい、伸びる生徒も伸びなくなってしまう恐れがあります。
専門を持つというのも教師の常識というより、大卒の常識なのではないでしょうか。大学を卒業するという意味合いはそもそも、その学部の分野を進んで研究し、人を納得させられるように説明できるということでしょう。私の場合は経済ですから、経済学的な視点から歴史や地理を見るようになりました。経済学とは広く言えば社会科学の1つであり、経済学を学んでいれば必然的に地理や歴史も学ばなければいけなくなります。むしろ経済学を学んでいて、地理や歴史に興味を持たないということの方がおかしいと思います。経済学・教育学・歴史学・地理学、大学を卒業しても、仮に教師になっても、完璧に人に教えられるレベルに達することはないと思います。しかし少しでも解ろうと努力することが歴史教師のあるべき姿だと思います。歴史を振り返る行為や歴史に学ぶことは、各人の問題意識に依拠する。自分の生きている社会に対して全く何の問題意識も持っていない人間には、歴史に対する問題意識も生まれてこないであろう。

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