ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

チェダゼミナールコミュの世界史A 1学期中間テスト まとめプリント

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

試験範囲 教科書P160〜171 
・ 58 冷戦の開始
・ 59 冷戦の激化と緊張緩和
・ 60 第三世界の出現
・ 61 米ソの動揺と多極化する世界
・ 62 冷戦の終結
・ 63 グローバル化とアメリカ
資料集 P174〜189

まずは教科書・資料集に目を通すこと!
文字を読むことを面倒くさがる人は大人になる資格無し!
メモリーツリー19日(水)テスト終了後、クラスで出席番号順に集めて社会科準備室に提出!
1 二度の世界大戦 〜世界のリーダーが英→米へ〜
 今回の試験範囲は現代史。現代史とは戦後。戦後というのはWW?後(1945年〜)を示す。WW?以前は欧州、特にイギリスが世界王者だった。イギリスといえば、産業革命と議会制民主主義の発祥の地、つまり経済・政治において世界のリーダー的存在だった。それが20C前半の2度の世界大戦で欧州諸国はボロボロ。名前は世界大戦だが、あくまでもこれはヨーロッパ諸国のケンカである。このケンカで欧州の主要先進国であった英・仏・独・伊・ソなどは壊滅状態となった。この2度の世界大戦で戦争被害をほとんど受けなかったアメリカが21C現在もNo1に君臨しているのが現状だ。No2が世界大戦中にアメリカに噛みついた日本。

2 リメンバーパールハーバー(1941 12/8) 〜パールハーバーを忘れるな!〜
日本はアメリカに最終的には負けはしたが、ミッドウェー海戦までは日本軍が勝っていた。決してボロ負けではなく、途中まではいい勝負をしていたのだ。1941年、12月8日の真珠湾攻撃は日米の開戦のきっかけとなった。この攻撃は日本軍の奇襲攻撃でアメリカにとっては寝耳に水の出来事だった。通常戦争とは、「宣戦布告」をしてから始めないとルール違反となる。そのルールを破って日本は奇襲攻撃を行った。なぜなら総合力ではアメリカ軍が上だから、奇襲を決めて短期決戦で終わらせたかったからだ。野球の日本シリーズでも必ず強いチームが勝つとは限らない。日本シリーズは短期決戦なので戦略がモノをいうのだ。この真珠湾攻撃で日本軍は致命的なミスをした。それはアメリカ海軍の空母を破壊することができなかったことだ。空母とは戦闘機を飛ばすための滑走路付きの大きな船のこと。空母を完全に破壊することが出来ていたら、それだけアメリカが体制を立て直すのが遅れていただろう。勝敗ももしかしたら変わっていたのかも知れない。

3. 日本弱体化計画(1945年〜1950年) 〜マッカーサー元帥登場〜
日本軍の特攻精神や武士道精神はアメリカ兵にとってかなり脅威だった。自分の命を捨ててでも「天皇陛下万歳!大日本帝国万歳!」といって相手の戦闘機に突っ込む。ルーキーズでいえば「one for all」、1人はみんなのために、つまり自分の命を国に捧げることが美徳とされていた。でもこの精神はアメリカ兵からすればCrazyだろう。なぜならアメリカは民主主義国家、国民が主役であり決して天皇や皇帝、王様などのいいなりではない国だからだ。そもそもアメリカには天皇・皇帝・王様などは存在しない。ケンカというのは最終的にキレたもの勝ち、キレたやつがケンカにおいて一番恐ろしい。そのため戦後アメリカは日本を弱いままにしておきたかった。なぜなら日本が力をつけてアメリカにまた攻撃を仕掛けられたら怖いからだ。終戦後、GHQ(連合国総司令部)のマッカーサーがやって来て、日本軍と結びつきの強かった三菱などの財閥解体命令を出し、日本を弱い状態にしようとした。また天皇中心主義(全体主義・軍国主義)はまた戦争にはしる恐れがあるため、日本を民主主義国家へ移行させた。当初アメリカは天皇を処刑しようとしたが、日本人にとって天皇はやはり神であり、そこまですると日本がパニックになると考え、天皇に「人間宣言」を出させた。人間宣言とは、「私は神ではありません、皆さんと同じ人間ですよ」というもの。「連合国とはWW?の勝利した側、つまり米・仏・ソ・中・英などであるが、アメリカ以外の国は自国の戦後復興が最優先で日本占領政策まで手が回らなかった。アメリカは前述したように、戦争被害をほとんど受けていないため日本を占領するだけの余裕があった。事実上日本を占領したのはアメリカ一国だけだ。

4.日本弱体化計画変更! 〜防共の防波堤 51番目のアメリカの州!?日本〜
 戦後、勝利国のアメリカとソ連で冷戦が開始された。冷戦とは資本主義VS社会主義である。因みに社会主義の究極が共産主義となる。冷戦が始まって間もない1949年、中国では共産党の毛沢東率いる中華人民共和国が成立。つまり中国は社会主義側、ソ連側の味方となったのだ。毛沢東に負けた国民党の蒋介石は台湾に逃れた。台湾は資本主義側、つまりアメリカ側の国。さらに翌1950年には朝鮮半島で朝鮮戦争が勃発。朝鮮戦争は典型的な代理戦争であり、北朝鮮の背後にはソ連や中国がつき、南の大韓民国にはアメリカが背後についていた。朝鮮戦争は当初北朝鮮が勝っており、一時期は釜山まで占領されそうになった。アメリカ一国だけで韓国をフォローするのはきつい。しかもアメリカから韓国までは遠すぎる。飛行機で何十時間もかかっちゃう。ソ連や中国は北朝鮮のすぐそばにあるから楽に手伝える。じゃあ日本にも手伝ってもらおう。そのためには日本にもある程度力をつけてもらわないと、ということで翌51年サンフランシスコ平和条約でまずは日本を独立させてあげて、その代わり日米安全保障条約を結び、アメリカが戦争をするときは日本にお手伝いをさせるようにした。日本に沢山のアメリカ軍基地もおけるようにした。朝鮮戦争に米国兵が行っている間、日本の警備が心配だ。だけど日本の警察は頼りない。じゃあ警察予備隊(1950年)を作りましょう。この警察予備隊が今の自衛隊である。自衛隊は陸・海・空軍からなる、完全な軍隊であるが、日本政府は自衛隊を軍隊だとは定義していない。自衛隊や日米安保に対しては今でも賛否両論ある。

5.10年おきに戦争を繰り返すアメリカ 
 アメリカは朝鮮戦争(1950〜53)に始まり、ベトナム戦争(1965〜75)、湾岸戦争(1991)、イラク戦争(2003〜)とほぼ10年を周期に常に戦争をしている。同時並行でソ連との冷戦(1945〜89)もあったから、アメリカ・ソ連の軍事支出は巨大なものとなった。一方アメリカの同盟国日本はアメリカの傘の下に守られ、北朝鮮や中国から攻撃を受けることもなく、テロからの攻撃を受けることなく、お隣の国朝鮮の戦争で特需景気となり、そこから高度経済成長へと突き進んでいく。通常敗戦国は簡単には立ち直れないものだか、日本経済は奇跡の復活を遂げ、今の私たちの豊かな暮らしがある。政治家の政策がよかったのか、それともたまたまラッキーだったのか。ただ、この豊かな暮らしどころか地球そのものがなくなっていたかも、第三次世界大戦が勃発していたかもという大事件が60年代に起こる。

6.キューバ危機 1960年代のお話
 アメリカの裏庭と呼ばれていたキューバでは当初親米派のバティスタが国を治めていました。しかしキューバ革命が起こり、カストロとチェ・ゲバラがバティスタを倒し、キューバを社会主義の国に変えてしまいました。これをキューバ革命といいます。キューバはアメリカのすぐそばにあるのに社会主義、つまりソ連側の国になってしまいました。そしてソ連はこのキューバを冷戦に利用しようと考えます。キューバにアメリカに標的を向けた核ミサイル基地を配備したのです。この一触即発の危機をキューバ危機といいます。結局この危機はソ連がミサイル基地を撤廃させたことで、核戦争、第三次世界大戦を回避することが出来ました。世界は核の恐怖を思い知りました。そこでキューバ危機の翌年63年、米英ソで部分的核実験禁止条約を結び、徐々に核を減らしていくことになります。因みにカストロは現在も健在です。つまりキューバはまだ一応社会主義の国です。社会主義とは簡単に言ってしまえばみんな公務員状態。つまりプロ野球チームも存在しません。キューバ野球のナショナルチームが「アマチュア最強」と呼ばれるのはこのためです。プロ野球選手になりたいキューバ人はアメリカに亡命し、メジャーリーガーとなります。北朝鮮も社会主義なのでプロサッカーリーグがありません。そのためJリーグにも何人かの朝鮮人が在籍しています。キューバにとってアメリカは敵、北朝鮮にとっては日本は敵なはずですが、カネが絡むと国境をこえていきます。

7.オイルショック 1970年代〜80年代のお話
 70年代の世界最大事件はオイルショックです。先進国のアメリカや日本はこれまで原油を湯水のように使ってこれました。だからこそアメリカや日本の経済的繁栄があったのです。それが原油価格の高騰により、省エネ化を余儀なくされました。日本はこのオイルショックで一時はパニックになりました。特に日本は石油資源はありませんので大ピンチです。しかし日本はこのピンチを乗り越えます。日本は箸を使う文化で手先が器用で繊細で細やかな民族のため、細かくて小さいモノを作るのが得意で、しかも丁寧で壊れにくい製品を作ります。モノづくりといえばやはり日本なのです。70年代〜80年代も日本は順調に成長を遂げ、80年代中頃はバブル景気と呼ばれていました。一方同じ時期のアメリカは完全に停滞していました。ベトナム戦争敗戦や、安くて品質のよい日本製品の流入で完全に勢いを失っていました。またソ連もオイルショックに対応できずにいました。社会主義というシステムの欠陥が明るみに出始めました。また80年〜88年までアフガニスタン侵攻を行い、何の成果も上げられず撤退を余儀なくされました。ソ連は戦争に無駄金を使ってしまったと同時に、その弱さを世界に示した結果になりました。

8.アメリカの復活 90年代〜現在 〜リメンバー9・11〜
 89年マルタ会談で冷戦終結となり、冷戦はアメリカの勝利に終わった。自由競争を是とする資本主義が勝利に終わったのだ。冷戦中はスパイ活動が横行し、アメリカではCIA、ソ連ではKGBの活動が行われていた。そんな中アメリカで開発されたのがインターネットの技術だ。戦争は多くの情報を手に入れた方が有利なためだ。冷戦後、インターネットは軍事目的ではなく、学術・娯楽・商売などに用いられるようになった。また交通技術の発達により、世界がさらに身近なものとなり、ヒト・モノ・カネ・情報がアメリカを中心に回りだした。
 ただ当然アメリカ中心主義に反発するものも表れる。それがテロ行為という形で現れる。2001年の9・11はアメリカ史上(1776年〜)初めて、アメリカ本土が他国に攻撃を受けた事件である。パールハーバーはハワイであるため、アメリカ本土ではない。つまりアメリカに堂々とケンカを売るのは9・11のテロが初めてなのだ。だからこそ今のアメリカは「9・11を忘れるな」がスローガンとなっているし、テロリストや大量破壊兵器が存在すると思われるイラクやアフガニスタンをあれだけムキになって攻撃している。アメリカは移民の国で、少子化のこの時代でも人口が増え続けている。経済大国アメリカはそれだけ外国からしたらやはり魅力的なのだ。ただし、移民というのは大部分が貧しい人々だ。貧しい人々が仕事に就くためには人があまりやりたがらない仕事、危険な仕事をするしかない。そういった人々がアメリカ軍に入る。だからアメリカ兵が不足するということはない。だから常に戦争を続けられる。アメリカには軍需産業の企業が多数存在する。だからアメリカが戦争を続ければ続けるほど、武器・兵器が売れ、アメリカ経済がさらに発展する。このようなアメリカの現状を周囲の国は見抜いているため、イラク戦争に反対している。

9.ボーダレス 〜国境なき世界経済〜
 日本はアメリカと同盟関係である。そのおかげで今の日本の成長・繁栄があるのも否めないが、それと同時に危険もかなり存在する。日本にアメリカ軍基地がたくさんあるということは、日本もテロの標的にされかねないからだ。
日本の「円」というのは世界三大通貨の一つ。なにせ、経済力は一応今のところ世界2位。因みにあと二つは「アメリカドル」と「ユーロ」である。ユーロはEU(ヨーロッパ連合)の共通通貨で、そもそもEUはアメリカを意識して作られた組織である。EU(93年〜)が巨大化していくことに危機感を感じたアメリカは94年にメキシコ・カナダと北米自由貿易協定(NAFTA)を結成し、EUに対抗している。アジアでは急成長を遂げる世界の工場中国や、アジアNIEsの韓国、ASEAN10カ国が存在している。このASEAN10カ国と日中韓を統合して東アジア共同体を作り、EU・NAFTAに対抗しようとしている。日本の「円」はチャイナマネー(元)に押されているため、統合したほうが日本にとってもプラスになるのかもしれない。このような地域統合はまだ実験段階で、成功するか分からない。だが、IT革命は確実に国境という枠組みを簡単にはずし、もはや日本は日本だけで暮らしていけるような状況ではなくなっていることは確かだ。カネが絡むと簡単に国境など越えていくからです。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

チェダゼミナール 更新情報

チェダゼミナールのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。