チェダゼミナールコミュのまず全体の歴史の流れから　～歴史に学ぶ盛者必衰の法則～

世界史Ａ　

歴史は何のために学ぶのか！？あなたの意見を書いて見ましょう。

まず全体の歴史の流れから　～歴史に学ぶ盛者必衰の法則～

時代区分（世紀）栄えていた国・地域コメント

紀元前エジプト・メソポタミア（現イラク）・インダス（インド）・黄河（中国）四大文明→大河沿いに発達
古代（紀元前後）ギリシャ・ローマヨーロッパ文化の基礎を築くex.キリスト教.民主政治
中世（西ローマ帝国滅亡476年～東ローマ帝国滅亡1453年まで中国→特に漢・唐の時代は世界への影響力大
・火薬・羅針盤・活版印刷は元々中国で発明　
・世界は中国を中心に回っているという中華思想
・欧州は暗黒時代（ダークエイジ）
近世（15世紀～17世紀）スペイン・ポルトガル・大航海時代→偶然見つけた新大陸（アメリカ大陸）を植民地化
近代（18世紀）オランダ・オランダ東インド会社→ポルトガルから香辛料貿易の特権を奪い富を蓄積
近現代（19世紀）イギリス（ライバル国フランス）・世界の陸地面積4分の１を占める大英帝国を築く
現代（20世紀）アメリカ・二度の世界大戦で攻撃を受けず、存在感を存分に示した
現代（21世紀）今のところアメリカ・ブッシュ前大統領は21世紀もアメリカの世紀にすると明言
あなたは上の表を見てどのような点に気づきますか？

戦後の歴史
年代勢いのあった国・地域コメント
1950年代後半～1970年代前半日本・西ドイツ敗戦国の日独が奇跡の高度経済成長
1980年代アジアＮＩＥＳ（韓国・台湾・香港・シンガポール）アジアの奇跡と呼ばれる成長
1990年代ＡＳＥＡＮ（フィリピン・インドネシア・タイ・マレーシア・ベトナムなど）日本・韓国をお手本に成長
2000年代ＢＲＩＣｓ（ブラジル・ロシア・インド・中国）・中国は世界の工場
・四カ国とも人口・面積・資源が豊富
2010年代ＮＥＸＴ11 BRICsに続く経済大国予備軍11ヶ国の総称

の予想人口・比較
（年の値は実績）（音順）
国名人口(万人) GDP(億ドル)
2005年 2050年 2005年 2050年
イラン 6,590 10,194 1,963 22,510
インドネシア 22,280 28,464 2,872 39,230
エジプト 7,400 12,592 893 24,610
韓国 4,780 4,463 21,342 90,294
トルコ 7,320 10,121 3,633 17,570
ナイジェリア 13,150 25,810 990 37,080
パキスタン 15,790 30,470 1,107 22,870
バングラデシュ 14,180 24,293 600 12,600
フィリピン 8,310 12,707 983 14,730
ベトナム 8,420 11,665 524 18,990
メキシコ 10,700 13,902 7,684 63,149
NEXT11にはどのような特色があるでしょうか？

　ＢＲＩＣｓの一角で「世界の工場」と呼ばれる中国。鄧小平が唱えた「改革開放」のもと、1979年から徐々に資本主義化し、2001年にはＷＴＯ（世界貿易機関）に正式加盟、2008年の北京オリンピックを成功させ、残すは2010年の上海万博だけとなった。オリンピックと万博というビックイベントが終わった後、中国は成長のピークを越え、他のＢＲＩＣｓ国、インド・ブラジル・ロシアに勢いを奪われかねない。インドは高度な数学力と英語力を発揮し、第三次産業（特にＩＴ産業）に特化し、ブラジルは鉄鉱石や、次世代バイオマスエネルギーの原料であるサトウキビが豊富、そしてロシアの石油・天然ガスの産出量は世界一である。
　ＮＥＸＴ11の中には、政情が不安定な国なども含まれるが、それが安定すれば将来大国となりうる可能性を秘めている。