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チェダゼミナールコミュの生徒指導論

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このトピックは国際文化学部のY先生から習った講義をまとめたものです。

この先生は広大卒業後、八幡大学(現○○国際大学)から九州商科大学の国際文化学部に所属している愉快な先生です。




大学教育とは

昔→真理を探求する場 学問の場
今→キャリア教育の場 職業人育成

しかし、大卒の2割はニートになるといわれている。

学問と勤労

福沢諭吉は人生において差が出るのは、学んだか、学んでないかの差、それだけであるとした。ちなみに彼の言う学問のすすめとは、アカデミック分野での学問のことを言っているのではなく、実学のこと、つまり生きる力に必要な勉強のことを言っているのである。

 そもそも日本の大卒の2割がなぜニートになるのでしょうか。日本人の勤労意識は低いのでしょうか。日本の勤労意識は標準レベルといわれています。
 ちなみにイギリス・ドイツは勤労に対して否定的だそうで、オランダやベルギーは肯定的だそうです。
ニートやフリーターに陥りやすい人の傾向を調べてみると、一番危ないのが「自分らしさ」や「好きなこと」を追い求める人です。逆にニートになりにくいのが、「我慢強い人」「妥協ができる人」です。
皆さんはどうですかね。我慢強いですか。就職先に妥協のできる人ですか。

教師の仕事

教科指導と生徒指導

積極的生徒指導

問題が起こる前に対応する

消極的生徒指導

問題が起こってから対応する

人間と知識と習慣と欲求

人間は基本的に知識や欲求に基づいて行動を起こす。

その際習慣によって行動するほうが楽である。

勉強も習慣化されてくると楽にできるようになってくる。

ちなみに道徳的知識は単に知識として持っておくだけでは駄目である。そこには道徳的心情が無ければならない。

道徳教育とは知識と行動が伴って初めて成立する。

不適応者の特徴

不適応に陥る人は人を攻める。

まじめな人は自分を責める。

卑怯なやつは家庭内暴力に奔る。



大人になるということ

人が大人になるということは、親を許せるようになったときである。

心身の健康(適応)の維持のためには

? 運動
? 食生活(拒食より、過食のほうがまずい。食生活は質素なほうがベター)
? 休養(睡眠)
? ストレス ?〜?が成し遂げられてもこれがあれば意味が無い。

非行少年

ヤンキーの世界は上下関係が厳しいので、自然と敬語や目上の人を敬う事ができるようになる。

いじめ

皆さんは、いじめについてどう思いますか。

いじめは絶対になくならないものだと思いますか。

「いじめは本能」と言い放つ人もいます。

人間も動物も本来は弱肉強食の動物です。

ただ、そういった時代を経験し、アノミー(無秩序)な世の中であったため、人間は「法学」という科学を生み出したのです。

では人間は法によって規制を受けることでしか、悪いことをやめることはできないのでしょうか。

法や警察が単なる抑止力として存在するしかないのでしょうか。

バンデューラ曰く

「いじめというのはいじめの現実がなければいじめの模倣は起こらない」だそうです。

いじめというものが周囲に無く、どういうものがいじめかがわからなければ、いじめってどうやってすればいいのかそもそも認識すらされなくなるかもしれないということです。


いじめによる自殺

年間 788人 うち大学生346人

ちなみにいじめに限定せず、全体の自殺者の数を見てみると

2005年度で32552人で、うち男性が23540人と、全体の72.3%を占めています。

ちなみに自殺未遂者の数は女性のほうが多いそうです。

これが男性の平均寿命を下げる要因のひとつとも言われています。

自殺=f(直接動機×準備状態)

自殺を起こしやすい人としては

? 自殺未遂歴が過去にある人
? 精神疾患者
? 周囲のサポートが無い人
? 喪失体験がある人(恋人にふられたり、リストラにあうなど)
? 性格(もともと暗い人、ネガティブな人、衝動性の強い人)
? 他者の死の影響 (岡田由紀子シンドローム)

タバコ

最近愛煙家は肩身の狭い思いをしているそうですね。

ブータンという国では、国中どこでも全面タバコが禁止されています。

あと、これは本当の情報かはわかりませんが、日本の高校の女教師の喫煙率は0%らしいです。

アサーショントレーニング(アサーティブトレーニング)

ソーシャルスキルの中でも特にコミュニケーション、又、その中でも特に自己主張に関してピックアップしたもの。自己主張に関するいくつかの過誤に対する心理教育から始まり、攻撃的な自己主張や不十分な自己主張との違いを明らかにした上で、適切な自己主張(=アサーション)について学ぶ。

学ぶ方法としてはソーシャルスキルトレーニングと同じである。特に対人恐怖、社会恐怖やいわゆるバタードウーマンのように自己主張に困難を感じている人を対象に用いられる。

要は相手の言い分も聞きながら、自分の言い分も伝えることである。

学校掃除の意義

清潔に対する態度・習慣の育成・公共心・協調性の育成・健康の増進・勤労の価値の体験など

教育的効果としては、人間形成につながる。


幸福感とは

健康×経済力×人間関係

人に幸福を与えられることが幸福である。


生理的欲求

食欲
性欲
睡眠欲
体温を保つこと
排泄
休養
水分補給
ぐ犯少年
ぐ犯少年(ぐはんしょうねん、本来の用字は虞犯、以下同じ)とは、一定の不良行状(ぐ犯事由)があって、かつ、その性格又は環境に照らして、罪を犯し又は刑罰法令に触れる行為(犯罪構成要件に該当する違法な行為。大ざっぱにいえば犯罪行為)をする虞(おそれ)、すなわちぐ犯性(ぐはんせい)がある少年(少年法3条1項3号)をいう。ぐ犯事由とぐ犯性とを併せてぐ犯事実(ぐはんじじつ)という。

成人とは異なり、少年については、犯罪行為をしていなくとも保護的措置を施したり、保護処分に付することが可能とされているわけであるが、これは、非行のある少年を早期に発見し、少年保護手続の枠組の中で更生を促し、それによって社会防衛を効果的に達成することを目的としている。

しかし、#ぐ犯事由で後述のとおり、ぐ犯事由は評価的・価値的な表現を多く用いて記述されているため、その存否は、判断者の価値観や事実評価に大きく左右される危険を孕む。このため、ぐ犯少年を非行少年から外し、不良行為少年(少年警察活動規則2条6号)として補導(同規則13条、8条2項)や児童福祉法に基づく措置を施すに止めるべきであるとの見解もある。


ラベリング理論(―りろん)とは、1960年代に従来の社会病理学的なアプローチとは一線を画し、ユニークな視座を示した逸脱についての概念で、シカゴ学派に属するH・S・ベッカーらによって提唱された。

同理論は、マートンの自己成就的予言やE・M・レマートの第二次逸脱といった概念を基に発展させた。  たとえば、髪を染めている者自体を主観的に「不良」であると定義することによって「不良としての定義」が成立するする実在論的な考え方を排し、逸脱などの行為は、他者の客観の集合により構築されると主張したものである。  誰かが主観的に逸脱(犯罪等)だと定義しても、それだけでその定義は成立せず、客観的に成立していることが重要であるとする。  こうした考え方は後にJ・I・キツセやM・B・スペクターらにより構築主義へと展開されていった。


ピグマリオン効果(ピグマリオンこうか、英: pygmalion effect)とは、教育心理学における心理的行動の1つで、教師の期待によって学習者の成績が向上する事である。なお、教師が期待しない事によって学習者の成績が下がる事はゴーレム効果と呼ばれる。

ピグマリオン効果は、別名、教師期待効果(きょうしきたいこうか)、ローゼンタール効果(ローゼンタール効果)、実験者効果(じっけんしゃこうか)などとも呼ばれている。

概要
ピグマリオン効果については、人間は期待された通りに成果を出す傾向がある事の現れとされ、1960年代にアメリカ合衆国の教育心理学者ロバート・ローゼンタールによって実験された。

その実験は、ある小学校で、さも意味のある検査を行ったように見せかけ、学級担任には、今後数ヶ月の間に成績が伸びてくる学習者を割り出すための検査であると説明した。しかし、実際のところ検査には何の意味もなく、実験施行者は、検査の結果と関係なく無作為に選ばれた児童の名簿を学級担任に見せて、この名簿に記載されている児童が、今後数ヶ月の間に成績が伸びる子供達だと伝えた。その後、学級担任は、子供達の成績が向上するという期待を込めて、その子供達を見ていたが、確かに成績が向上していった。成績が向上した原因としては、学級担任が子供達に対して、期待のこもった眼差しを向けたことではないかと考えられた。さらに、子供達も期待されていることを意識するため、成績が向上していったと考えられる。

ピグマリオンという名称は、ギリシャ神話を収録した古代ローマのオウィディウス『変身物語』("Metamorphosen"、訳に『転身物語』とも)第10巻に登場するピュグマリオン王の恋焦がれた女性の彫像が、その願いに応えたアプロディテ神の力で人間化したと言う伝説に由来する。


各種の批判
ロバート・ローゼンタールによる実験の方法をめぐっては批判もある。ロバート・ローゼンタールの実験に参加した教員は、実験の際、名簿はざっと一度見ただけであると言い、さらに名簿に記載された子供達の氏名は記憶していなかった。スピッツの再実験においては、ピグマリオン効果は、認められないかごくわずかであったと評価されている。

又、ピグマリオン効果は、教育にたずさわる者に対しての心得として説明される事があるが、ピグマリオン効果は、「教師が学習者に対して教える」というのがおおまかな構図であるため、学習者が自ら学習を行っていくという視点が不足しているのではないかといわれる事もある。


ハロー効果(-こうか、Halo effect)とは、心理的効果の一つ。ある対象を評価をする時に、顕著な特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる現象の事。認知バイアスの一種である。一般にポジティブな方向への歪みを指す事が多いが、ネガティブな方向へのハロー効果も存在する。ハローとは、「後光が差す」と言う時の後光、聖像の光背や光輪の事で、別名、後光効果、光背効果とも呼ばれる。
例として、ある人が難関大学卒であった場合、その人が学力においてだけでなく、人格的にも優れてると思い込んでしまうケースが挙げられる。また、有名人やタレントを通じたCMや広告がその商品やサービスを実際に使ったりみたりした事がないにも関わらず、良いイメージを与える。それによって購入意欲を刺激したり、購入したりする。 経験則として古くから気づかれていた現象であるが、実証的な研究は心理学者ソーンダイクによるものが嚆矢である。

偽薬(ぎやく、プラセボ、プラシーボ、placebo)は、本物の薬のように見える外見をしているが、薬として効く成分は入っていない、偽物の薬の事である。成分としては、少量ではヒトに対してほとんど薬理的影響のないブドウ糖や乳糖が使われる事が多い。Placeboはラテン語で、「私は喜ばせる」の意。

「プラセボ(placebo)」は、広義には「薬」以外にも、本物の治療のように見せて実質上の治療の機序が含まれないあらゆる治療手段を指すため、厳密にはより広い意味の言葉である。placebo surgeryが行われることすらある。
偽薬は、偽薬効果を期待して処方される事もあるが、本物の薬の治療効果を実験的に明らかにするため、比較対照試験(対照実験)で利用される事が多い(その代表としては二重盲検法がある)。

偽薬を処方する事に対する倫理的な批判もあるため、現在の治験における比較対照試験では、通常、類似薬効薬が用いられる。

偽薬効果
偽薬効果(ぎやくこうか)、プラセボ効果とは、偽薬を処方しても、薬だと信じ込む事によって何らかの改善がみられる事を言う。この改善は自覚症状に留まらず、客観的に測定可能な状態の改善として現われる事もある。原病やその症状自体の改善というよりは、「薬を飲んでいる」事による精神的な安心感の方が目的となる事もあり、このような単なる安楽は通常偽薬効果には含まれないが、その区別が難しい事もある。

偽薬効果が存在する可能性は広く知られている。特に痛みや下痢、不眠などの症状に対しては、偽薬にもかなりの効果があるとも言われており、治療法のない患者や、副作用などの問題のある患者に対して安息をもたらすために、本人や家族の同意を前提として、時に処方される事がある。医師法にも、暗示的効果を期待し、処方せんを発行する事がその暗示的効果の妨げになる場合に、処方箋を処方する義務がない事が規定されている。

一方で、偽薬に一定の効果があるかどうかについては、常に疑問視する意見もある。2001年にNew England Journal of Medicineに掲載されたHrobjartssonらの論文は、治療手段としての偽薬の効果が限られていると主張し、反響を呼んだ。この論文で著者らは、過去に行われた偽薬と無治療との比較試験100編以上の論文をレビューして、痛みの症状は偽薬によって若干改善されるが、それ以外では、偽薬が自覚症状や他覚症状を改善する証拠はなかったと述べている。

「偽薬効果は客観的にも有意な改善が見られ、積極的に用いて良い治療法である」「客観的な改善はなくても自覚的・精神的な安息が得られるから認められるべきである」「偽薬には一切症状を改善する効果はない」あるいは、「いずれにせよいかなる場合も倫理的に認められない治療法である」など、様々な意見が対立しているが、2006年現在、少なくとも標準的な治療法とはなり得ていない状況といえる。

デンマークで行われたある調査では、臨床医の30%が偽薬効果による客観的な症状の改善を信じており、86%が最低1度偽薬を使った事があり、46%が倫理的にプラセボの使用を認めると考えていた。

一方で、薬の臨床試験における偽薬の役割は重要である。薬を飲んで治療効果があったとしても、それが偽薬効果によるものなのか、本当の薬理作用によるものなのかを区別する必要がある。治療効果を調べる際には、被験者の同意の下、出来るだけ偽薬を用いた比較実験を行うことが、学問上の研究の信頼性を得るためには必要とされている。

ノセボ効果
特に、偽薬によって、望まない副作用(有害作用)が現われることをノセボ効果 (ノーシーボ効果、反偽薬効果、nocebo effect) という。副作用があると信じ込む事によって、その副作用がより強く出現するのではないかと言われている。


臨床試験における偽薬効果
根拠に基づいた医療の考え方に根ざし、新薬や治療法の効果を検討するために二重盲検法による評価が行われる。その際、患者は薬剤を投与されるグループと偽薬を投与されるグループにランダムに振り分けられる。このとき偽薬とは、単なる「薬剤を投与されているという心理効果のバイアス」のみを検討するためでなく、「治療中の偶然の治癒や生活習慣、他の治療法の影響」といった未知の要素による変化も考慮して投与される。

偽医療の業者などは、プラセボ効果を単なる心理的効果ととらえ、「効果を絶対に信じない人や認知できない動物、幼児などにも効果があったためこれはプラセボ効果ではない」といったロジックを用いる事がある。


心理学の用語で、意識に上る前の心理内容を積極的に追い出すことでその葛藤がもたらすものを支配する事を差す。 抑圧 (心理学)

防衛機制 (ぼうえいきせい) とは精神分析で用いられる用語であり、欲求不満などによって適応が出来ない状態に陥った時に、不安が動機となって行われる自我の再適応のメカニズムを指す。

元々はジークムント・フロイトの娘、アンナ・フロイトが児童精神分析の研究の中で言い出したものである。彼女は、1939年からロンドンのハムステッドで戦争孤児院を開き、オランダ経由でロンドンに亡命してきた戦争孤児たちの心の治療に当たった。『自我と防衛機制』『ハムステッドにおける研究』(いずれも邦訳は、岩崎学術出版社)などを参照。

又、防衛機制は適応機制、不適応機制に対して使われる言い方である。機制は、mechanismの訳である。

防衛機制には様々な形態があり、分類の仕方は研究者によって多少異なるが、以下に代表的なものを挙げる。

防衛機制の例

抑圧
苦痛な感情や記憶などを意識から締め出し、無意識へと押し戻すこと。

抑圧が成功すればその出来事自体を忘れ、自我は何事もなかったかのように振舞うことができる。 最も基本的な防衛機制と考えられている。

注意を集める
他人の注意を自分に向けさせることで自己満足して心の安定を保つ。 ためいきをすることでストレス解消になることも。


合理化
満たされなかった欲求に対して、適当な理由を付けて正当化しようとすること。

キツネがぶどうを取ろうとしたが、手が届かずに取ることが出来なかった。その時、「あのぶどうは酸っぱいのさ」とするのがすっぱいブドウ、欲しくは無かったが自分の物となったレモンを甘いと言い張るのが甘いレモンである。


同一視
自分にとって重要な他者と自己とを同じものと見なすこと。

たとえば小さい頃にピアノをやりたかったなぁと思っている親が、子供にピアノを習わせるなど。

投影(投射)
多くは望ましくない自分の感情や考えを他人のものであるとすること。


反動形成
抑圧だけでは不十分な場合、無意識レベルの願望とは正反対の行動を意識レベルにおいて取ること。

無意識からの突き上げに対して重石をかける意味を持つと説明される。好きな異性に対して、意地悪をするなど。


逃避
適応が出来ない時にその状況から逃れること。

現実への逃避(例:直面する課題とは別のことに熱中する)、空想への逃避(例:偶然の収入を当てにして将来計画を立てる)、病気への逃避(例:苦境に陥ると体調を崩す)などが含まれる。


退行
以前の発達段階へと戻ること。

弟や妹が産まれると、子供は母親にもっと構ってもらうために、年に似合わず赤ん坊のように振る舞うことがある。これは退行の一つである。


補償(代償)
ある事柄に対し劣等感を持っている際、他の事柄で優位に立ってその劣等感を補おうとすること。

勉強が苦手な子供が、体育の授業で頑張るなど。


置き換え
欲求を本来のものとは別の対象に置き換えることで充足すること。


昇華
非社会的な欲求を、社会に受け入れられる価値ある行動へと置き換えること。


非行への危険信号

・ 行き先を言わずに外出したり、帰宅時間が不規則で遅く、夜遊びや外泊が多い。
・ 隠語を使ったり、言葉遣いが荒い。
・ 嘘をついたり落ち着きが無く、家族との対話を避ける。
・ 知らない人からの呼び出し電話が頻繁にかかってくる。
・ 友達の層が変わって人柄が悪くなる。


規範
社会学において人間社会集団におけるルール・慣習(慣習法参照)のひとつである。規範は、歴史的な発展を紐解けば、なんらかの目的に沿って制定されていることが多い。しかし、時間の経過とともに、その本来の機能が忘れ去られて、社会的行為の調整としての機能を果たすこともしばしばである。また個人においては規範の内面化がおき道徳となる。なお法律は、国家における規範である。


ゼロトレランス方式

「割れ窓理論」に依拠して1990年代にアメリカで始まった教育方針の一つ。「zero」「tolerance(寛容)」の文字通り、生徒の自主性に任せる放任主義ではなく、不寛容を是とし細部まで罰則を定めそれに違反した場合は厳密に処分を行う方式。日本語では「不寛容方式」「毅然とした対応方式」などと意訳される。

アメリカでは1970年代から学級崩壊が深刻化し、学校構内での銃の持込みや発砲事件、薬物汚染、飲酒、暴力、いじめ、性行為、学力低下や教師への反抗などの諸問題を生じた。その建て直しのための生徒指導上の様々な施策が行われてきたが、その中で最も実効の上がった方法がゼロトレランス方式だった。

細部にわたり罰則を定め、違反した場合は速やかに例外なく厳密に罰を与えることで生徒自身の持つ責任を自覚させ、改善が見られない場合はオルタナティブスクール(問題児を集める教育施設)への転校や退学処分を科し善良な生徒の教育環境を保護。また「駄目なものは駄目」と教えることで、規則そのものや教師に対し尊敬の念を持たせ、ひいては国家や伝統に対する敬意や勧善懲悪の教えを学ばせた。

1980年代以降に共和党、民主党の区別無く歴代大統領が標語として打ち出し、1990年台に本格的に導入が始まる。1994年にアメリカ連邦議会が各州に同方式の法案化を義務付け1997年にビル・クリントンが全米に導入を呼びかけ一気に広まった。この方式でアメリカの学校教育は劇的な改善を見せた。

現在、学級崩壊や倫理破壊をマスコミがセンセーショナルに報じていることもあってか、日本の一部の学校でも導入する例がある。たとえば、岡山県岡山市の私立岡山学芸館高等学校が2002年度から導入している。同校は、問題行動をレベル1〜5に分類。服装や言葉の乱れなどはレベル1〜2で担任や主任が指導する。喫煙はレベル3に相当、生徒指導部長が乗り出す。悪質な暴力行為などのレベル4〜5では教頭や校長が対応して必要なら親を呼び出すようにしている。他に鹿児島県牧園町の鹿児島県立牧園高等学校も生徒の多くが荒れているのを理由に2002年1月に導入。広島県議会でも2004年9月に導入が論議された。

全国レベルでは、文部科学省が2004年6月の長崎県佐世保市の「小6児童殺害事件」、2005年の山口県光市の山口県立光高等学校での男子生徒による「爆発物教室投げ込み事件」を受けて「児童生徒問題行動プロジェクトチーム」を始動。2006年春にまとめた新たな防止策に「ゼロトレランス方式の調査研究」を盛り込み、教育現場への導入を検討している。


要は一から厳しく教えなおすことである。

アルバート・バンデューラ(Albert Bandura 1925年12月4日 - )は、自己効力感や社会的学習理論で知られるカナダ人心理学者。アメリカのスタンフォード大学の心理学教授を長く務め、1974年には、アメリカ心理学会会長も務めた。1990年にはその学問的功績に対し、ウィリアム・ジェームズ賞を、また2004年には幅広い応用分野での功績に対し、ジェームズ・マキーン・キャッテル賞を、アメリカ心理学協会から受賞している。

1950年代後半、当時優勢であった行動主義学習理論の中で、社会的学習理論(モデリングによる学習)を提唱したことでも知られる。従来の学習理論が、学習する個体(人間や動物)自身の経験を前提としていたのに対し、学習が他の個体の行動を観察することによっても成り立つことを実証し、新たな理論づけを行った。

1990年代に提唱された自己効力感についての理論は心理学にとどまらず、教育学や社会学にも大きな影響を与えた。


バンデューラの実験
子供たちを実験群と対照群の2つのグループに分け、実験群の子供たちにはおもちゃの部屋で1人の大人が風船のように膨らませた「ボボ人形」に乱暴しているのを見せる。対照群の子供たちには普通に大人が遊んでいるのを見せる。その後各グループの子供たちを1人ずつおもちゃのの部屋の中に入れ、その様子をフィルムで撮影する。

結果、実験群の子供たちは対照群の子供たちに比べて目に見えて攻撃的だった。この実験からこどもは明らかな強化を与えなくてもモデルの行動を自発的に模倣することが分かった。

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