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チェダゼミナールコミュのアメリカ経済論 

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このトピックはアメリカ経済論という福岡大学のT先生から学んだ講義を私なりにまとめたものです。

このT先生はメチャメチャかっこいいです。

ノッポさんに激似です( ゚∀゚)・∵. ガハッ!



反トラスト政策(独占禁止法)の経済学

米国が、1890年に世界で始めて法制化した。

日本では1947年に、GHQから無理やり独占禁止法を作らされた。日本は独占禁止法の持つ意味が当初理解されていなかった。しかし、97年以降はその必要性が高まり、強化され、談合などを厳しく取り締まるようになった。
 因みに財閥解体も独占禁止法によるものである。

日本の独占企業の一例

日本国内電話はNTT、国際電話はKDDが独占していた。現在でも、大まかにはこの状態が続いている。

ダンピング(不当廉売)

極端な安売りをして、ライバル企業を締め出す行為はダメ。短期的に廉価で売ることはダメ。長期に安い分はよい。

ダウンサイジング(downsizing)
規模を縮小する事。小型化すること。コスト低減や開発効率の改善が目的である。1990年代に入り、従来の大型汎用コンピューターに代わって、性能向上が著しいパーソナルコンピュータやワークステーションを利用して社内LANなどのシステムを構築する動きが活発化した。

スタンダード石油

設立時の1870年は石油よりむしろ石炭の方が動力エネルギーとしてはメジャーであった。当時は電気というものがなかったので、ランプの燃料やストーブの燃料ぐらいでした石油は使われていなかった。

まとめ

競争がないから安定した収益が上がり、研究開発やイノベーションが起こるとされたが、実際は競争状態の時の方がイノベーションは活発となる。
実際競争とは皆が嫌がることである。それは政府機関も同じである。しかし、豊かさとは競争からしか生まれないのもまた事実である。
 しかしながら、それでは何でもかんでも民営化すればいいというものでもありません。そこに競争の起こるような仕組みがないと、結局は一緒です。民営化が成功している例もあれば(JAL・日通・JTBなど)失敗している例もありますね(郵政・NTT・国鉄・JT)。ただ、失敗している例の4つはまだまだこれからだといえます。郵政民営化はまだされてはいませんが、競争があればきっと変っていく事と思われます。

例 アメリカや日本の航空業界 電話業界などは最も成功した例

教育分野に競争原理を持ち込む事はできるのか

安倍総理は教育分野にも競争原理を持ち込もうとしている人である。これは一見画期的なことに聞こえるが、実際アメリカでは30年ほど前からやっていることである(ニューヨーク・ハーレム地区)

ニューヨーク・東京・ロンドンというビッグシティ

これらの都市に共通するのは、多くの住民は自家用車を持たないということである。よって彼らの足にはしばしばタクシーが使われる。私は福岡という街に住んでいて四半世紀になるが、タクシーは個人的に一度も使用したことがない。皆さんはタクシーが好きですか!?一度乗ったらその便利さに虜になるとききます。
 さて、日本の個人タクシーの営業権は200万円ほどです。NYは1000万以上、つまり家一件分ぐらいです。
 これらの営業権って一体何のためにあるのでしょう。また、それだけのお金を払えば、個人タクシーってそれだけ儲ける事ができるのでしょうか。営業権はいってみれば競争規制(トラスト政策)の一種だとも言えませんか。

 免許とトラスト政策

皆さんは何か免許をお持ちでしょうか。免許にはいろいろありますよね。専門職の免許で言えば、医師免許、弁護士免許、教員免許など。身近なものでいえば自動車免許などがあります。さて、これらの免許はなぜ必要なのでしょう。表向きの答え、つまり建て前上は、知識のない素人が人の手術をしたり、人を裁いたり、勉強を教えたり、車を運転したのでは危ないという理由からです。確かにその通りなのですが、ここでは経済学的思考で、もう少し考えて見ましょう。
 免許状というのは一種のトラスト政策なんです。
例えば、日本の司法試験の合格者はつい最近まで一年間に500人までと決められていました。皆さんはこれをどう思いますか。どれだけ能力があっても500番以内に入れないと司法試験には受からないということです。現在では1000人ほどになっています。今年は法科大学院の一期生が出る頃なので、数年したら司法試験の合格者は年間2000人から3000人になると予測されています。私個人の意見というか、経済学的思考で考えると、これは望ましい傾向だといえます。
 では、教員免許状について少し考えて見ましょう。
教員免許状というのは戦前、師範学校、要するに教育学部出身者しか免許状は与えられませんでした。しかし、現在では本人のやる気さえあれば、どの学部からでも教員免許状は取得可能な状態となりました。私は免許状というのはやる気がある人には与えてもいいと思います。免許を取得するチャンスはなるべく多く与えて、免許をもっている人の中で競争(切磋琢磨)させ、質を向上させていければいいと思います。
 市場経済というのは競争を通じて、社会厚生をよくしていくものです。
携帯電話だって、競争がおこるようになってから、どんどん進化するようになりました。一昔前までは携帯電話はとてつもなく重くでかいものでした。しかし今ではダウンサイジングが進み、機能も多機能化しています。携帯でメールしたり、買い物したり、ゲームしたり、音楽が聴けたり、テレビが見れたりできるのも全部競争がもたらした恩恵なのです。
 また別の話をしましょうか。
皆さんは車の免許をお持ちでしょうか。
車の免許を取得するのにいくらお金がかかりましたか。相場はおよそ30万円ぐらいでしょうか。しかしこれは日本ぐらいなものです。海外では1万円ぐらいしかかかりません。取得期間も1週間から2週間ぐらいなものです。50年ぐらい前の日本もかつてはチョロっと教習所で運転の練習して、すぐに免許が取得できたと聞きます。
 そもそも、車の免許を取るだけで、中古車ぐらいの値段をとられるのは馬鹿げていると思いませんか。
皆さんはどう思いますか。
 私はこれもトラスト政策(独占による怠慢の一種)だと考えます。
因みにイギリスの自動車免許は更新する必要もないし、写真もありません。日本の場合更新するにしても何かとお金を取られます。私はこれもトラスト政策だと考えます。
 彼らの表向きの言い分は、安全性を守るためだといいます。では、更新制度のない国や、免許取得にお金のかからない国では、道路の安全性がないのでしょうか。答えは否です。
免許状をバンバン発行すると、医療技術の質が下がったり、教育現場の質が下がったり、法曹界の質が下がったりするのでしょうか。その答えは、航空業界や携帯業界、旅行業界を見ればおのずと分かると思います。見事に社会厚生は増加し、私たちは便利さを享受し、豊かになり、しかも業界の質も向上し続けています。飛行機に乗れる人は、昔はお金持ちだけでしたし、携帯電話が持てる人もまた然りです。
今ではほとんどの人が飛行機に乗ったり、携帯電話を持ったりしているでしょう。そしてだからと言って飛行機の安全性の質が下がったり、携帯の質が下がったりなどはしてないでしょう。
 つまり、医者の供給が増えるからと言って、医者の質が落ちるということも絶対ないということです。むしろ逆の結果になると思います。


世界の農業

皆さんは農業大国というとどこを思い浮かべますか。代表的なところを言えばアメリカなのでしょうが、アメリカが大繁栄する少し前にアメリカ以上に繁栄していた国があります。
 1つはオーストラリアのメルボルン、もう1つはアルゼンチンのブエノスアイレスです。なぜならこの二つの都市は、一度も戦争の被害を受けなかったからです。

農業政策のまとめ

食物というのは、我々の生命に関わる基礎の部分なので、しばしば国が規制をかけ、市場をコントロールしています。要するにトラスト政策の一種です。
 では農業政策をした結果、どうなるのでしょうか。
結論としては、農産物の供給過剰を生むか、財政負担を生むか、もしくはその両方を生むということです。
そして、大規模生産者に最も大きな利益をもたらし、消費者と納税者が最も大きな不利益を被ります。
また、資源の非効率な配分も生みます。
そして、国内と海外の生産者間の競争を制限するために、社会全体の長期的な生活水準の向上を妨げる結果になるということです。
ここで肝要なのは、短期的にする分には構わないということです。しかし、長期的に農家を保護し続ける事は、結局、資源の無駄になったり、我々消費者がまずい飯を高く買わされるなどの被害にあい、高い税金を払わされ、大規模農家だけが得をするという構造になってしまいます。
アメリカの大規模農家は一件当たり、100万ドル(一億円以上)もの補助金を受け取っています。
 自然災害などで一時的に農家を保護する事はまだいいとしても、長期的に保護するのはよくないということです。
 日本の米農家も政府から保護を受けてきました。因みに日本は小麦も保護しています。米と小麦と言うのは穀物の中でも主食だから、保護しないといけないと言うのが表向きの理由(建て前)です。
日本の米農家は一体どれほどの補助金を貰っているのでしょうか。皆さんは農家と聞いて、儲かる仕事だと思いますか、それとも逆を思い浮かべますか。

ペプシとコカコーラの違い

皆さんはペプシコーラとコカコーラどちらが好きですか。
というか、皆さんはこれらの味の違いは分かりますか。
コカコーラはどちらかといえばクセがあります。ペプシはどちらかといえばマイルドで飲みやすいと言えるのではないでしょうか。一時期ペプシの人気が上がり(80年代後半)、コカコーラ社を脅かした時期があります。この時、コカコーラ社はペプシコーラを研究し、ペプシコーラをほとんど真似たのと変らない「コカコーラクラシック」と言う名の商品を出しました。皆さんは記憶にあるでしょうか。しかしこれがまた、なかずとばずの売り上げで、結局発売から数ヶ月で販売中止となりました。
結局コカコーラはコカコーラを極めるしかなかったということでしょうか。

ガソリン満タン派

皆さんはガソリンを入れる時、満タンにしますか。エンプティーランプがつくとソワソワしますか。
実際、満タンにすると燃費が少々落ちるみたいです。まあそれもそうでしょうね。油は水より軽いと言っても、何十リッターも入れば、重くもなるでしょうから。

車の軽量化って結局…

確かに車を軽量化すれば燃費は向上します。アメリカにはCAFÉ基準と言うものが導入されて以来、平均で225?、車を軽量化しています。しかし、そのおかげで、自動車事故による死亡率が14%上昇しました。これは年間3000人の死亡者と、15000人の重傷者の増加を意味する。
因みにアメリカでは軽自動車は走っていません。


高齢化問題

1900年の平均寿命は47歳、現在は77歳。
65歳以上の高齢者は連邦政府予算の3分の1を使う。
今後の課題は高齢者が年金を受給しながら、働きやすい環境を作る事である。
アメリカのベビーブーマーは日本より少し遅れています。朝鮮戦争後(1950〜)に生まれた人達です。つまり2010年から2020年にかけて大量に定年退職者が出てきます。

医療

医療保険を払えない人は10割負担となります。そこで、発展途上国にわざわざ出向いて治療を行う人が最近増えています。そちらの方が安く済むからです。

ごみ問題

ごみ問題は安く済まそうとするから発生するのであって、費用をかければ環境問題にはならない。

紙おむつというのは大量の資源を使います。なんせ使い捨てですから。それでは紙おむつから布オムツに替えるとどうなるでしょう。確かに紙の資源は減ると思いますが、布オムツを作る工程で3倍以上のエネルギーを消費し、10倍もの水質汚濁を生む。
 また車の動力を石油ではなくて、水素による燃料電池にしようとする動きがあります。しかし、燃料電池車を作る工程では火力発電を使いますので、結果としては環境に悪いかもしれません。

絶滅危惧種保存の経済学

バイソン絶滅の根本的な問題は生きているバイソンに対する所有権がなく、所有するためには殺さざるをえないことである。つまり、所有権を確保するために過剰な狩猟が行われてしまうのである。
資源が効率的に利用されるためには、資源に対する所有権が認められ、守られ、譲渡可能なようにされなければならない。この条件が満たされない時には、乱獲が起き、絶滅の危険をもたらす。

大気汚染の経済学

日本は二酸化炭素排出権を中国やロシアから買っている。つまり京都議定書の排出削減目標は達成されていないどころか、実際には増えている。
アメリカ国内では、二酸化硫黄の排出権が国内同士で認められている。
つまり、大気汚染物質は、全体的に排出量が減れば問題ないという考え方である。
皆さんは汚染物質を排出する権利を売買することについてどう思いますか。
倫理的にはおかしい事かもしれませんが、合理的な事ではあると思います。努力しないところは、お金を払う、努力したところはお金がもらえる、ということです。実際、環境問題に取り組みたいと思っても、所与の条件によって、それが難しいリージョン(地域)があることは確かです。それを考えると排出権の売買を認めるやり方は効率的で合理的だと私は考えます。
 ただ、規制当局が、当初と定期的に排出権を帳消しにしてしまうので、産業界はやる気を失っていると言う事実もあります。
因みに温室効果物質を出している世界のトップ3(米国・中国・ロシア)は、削減目標はなしです。
4位の日本が1990年を基準に6%の削減目標を掲げていますが、実際には逆に増え続けています。

牛のゲップ

牛のゲップは二酸化炭素の20倍もの温室効果があると言われています。つまりそれだけメタンガスが牛のゲップから出ているということです。
 さて、二酸化炭素の大気濃度の年平均増加率は、約0.5%です(全米科学アカデミー)。そして過去50年間に二酸化炭素は25%増加しました。地球はこれから温暖化していくのでしょうか。
1940年から1970年の間は、0.28℃の低下を記録し、科学者の中には氷河期の到来を予測した人もいたほどです。
 地表面で測ると、1990年代の10年間は平均気温が記録上最も高い。しかし、大気の平均気温はまったく変化していない。この疑問は未解決のままである。つまり科学者間でのコンセンサスがまだ得られていないということである。
というか、地球温暖化が進むということは本当に悪い事だらけなのでしょうか。
例えば、南極の氷がとけ、水位が上昇すると言われていますが、この変化に対応する土木技術はすでに存在し、数10兆円のコストは必要だが、その程度の低コストで問題は解決します。
要するに、コストは確かにかかるが、処理は可能な水準にあるということです。
 今まで寒かった地域、ロシア・カナダなどでは農業(二毛作)ができるようにもなりますし、人が住めるようにもなります。地球温暖化の影響は個人レベルでは大きい人もいるでしょうが、社会全体で考えると、言われているほど大きくはありません。

テキサス

ブッシュの政治の基盤、お膝元。石油が大量にとれる。大統領選挙では共和党が圧勝。

テキサス州は最もアメリカらしいアメリカだといえる。

政治の面では保守的ではありますが、生活・文化ではリベラルです。

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