国立大学は現在独立行政法人という名の特殊法人の枠組みです。つまり国立大教授は事実上国家公務員ではなくなったのです。そこで、国立大学の教授でも兼業ができるようになり、現在では様々な報道番組のコメンテーターとしてTVに出演したりしています。 そもそも大学教授とはどのような人物が多いのでしょうか。ゼミの先生曰く「お金の欲しい人は大学教授にはならない」「大学教授は社会人失格者がなるもの」だそうです。 因みにアメリカのPhD(Doctor of Philosophy、日本で言うところの博士号)という肩書きは売買できるそうです。日本の大学教授(私の所属する大学を含め)にこの肩書きを持っている方がかなりいますが、実際のところ本当にその人の実力でアメリカの博士号と取得したのか、お金で肩書きを買ったのかは分かりません。 因みに日本の場合だと「教授」という肩書きを得る最短コースは34歳である。60歳を過ぎても助教授の人もいますし、三十代で教授になられる方もいます。 ところで昨今の日本の大学には「GPA」制度というものがあります。これはGrade Point Averageというもので要するにアメリカの真似事であり、日本語に訳するなら学業平均値の事です。そしておそらく5年以内にはこの数値が2以下(つまり大学のテストの平均値が70点以下)では放校処分となってしまいます。つまり、授業に保険がかけれなくなるわけです。履修登録時に制限いっぱいいっぱい登録して、その中で何個か落としても、卒業単位分さえ取れればいいというやり方が通用しなくなります。