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詩書きの会コミュの穴埋め

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何故、恋の歌や詩が多いかって考えてみると、言葉って穴埋めの道具なんだねって気づく。青春時代(じゃなくっても)女の子と一緒の時、間を埋める言葉は、男が使い物になるかどうかを示す試験紙のような恐ろしい物に思えた。俺が詩を毎日書くようになったのも死を埋めるため。そこから恋の穴埋めや時の穴埋め、宇宙の穴埋め。今は、あまり書かなくなったが、穴が無くなったからというわけでもない。とりあえず仕事が楽しいから良いが、金の穴埋めは詩では出来ないからなあ。

コメント(8)

『遠征』

サインペンのような物で書いた方が
綺麗に見えるが、
ボールペンしかないので仕方ない。
だらしなく流れていくボールが嫌い。
ただ、下手くその方が
「頑張って書きました!」感があって
逆に笑えて良いかもしれない。

取引先獲得のために
活字の手紙を出した。
あまり反応は無かった。

関東での或る集会に出席した。
「実は数ヶ月前手紙を出しました。」
やはり読まれてなかった。
胸に菊の御紋のバッジをつけた女性が
「そこには居ないからここに出して」
と名刺をくれた。

チャーンス!

滑ったり引っかかったりボールペン。
手書きの文を添えて書類を出した。
「先日お会いして少しだけお話しできました。」
電話をくれたらすっ飛んでいきます。

人と会い話しをすると、
それぞれに共通の言葉が生まれる。
ちょっとズルくなーい?
と思いながら4件の電話を待っている。
『アンブレラ』(一応、題名)

やるせなくぶら下がる感じが
そこはかとなくうらめしい
感涙風の湿っぽさ
あれやこれやと痛がる妻へ
ご機嫌とりの能天気
細胞が死んでいくにつれ
掠れていく愛
否、愛は意志だ!
愛はベクトルだ!
何か食わせろ!
思い出せ、
あの透き透った空ににた
汗の景色
肌の光を!
雨が降っていようが
少しくらい濡れていこう
溶けそうな脳の日よりは
ましだ。
しかし
腹がへった。
『こんなもの読むな!だったら書くな!』

箸にも棒にもかからないとは!
読めない奴は書けないのか!
俺の芸術性は結局職人止まりなのか!
びっくりマークをつけてはいるが
実際には穏やかに残念がって
冷静に詩を書いてみようと思い立ち
仕事をしながらダラダラと入力
隣の道路屋、朝早ええなあと気を散らせ
この作業モールの開店までに間に合うか?
何にでも興味を持つ感動屋は
熱しやすく冷めやすい味気ない金属
こんな日記詩を誰が読むか!
俺は才能なんか無えー!
もう一個びっくりマークつけとけ!!
偉そうにしている奴は
全く偉くなんかねー!!
俺はバカラロウだ!
本当はびっくりなんかしてないし
びっくりマークつけたって
言葉から滲み出るものなんて
何も無い
俺ももう少し勘違いしてりゃあ
何やら違ったかもしれないが
理性的なバカはつまらん!
かと言って知性なんてもものも無い
ああ、出発まであと45分や
『青い影』

愛するという意味を問いつづけた時の記憶が蘇り哀しくもないのに涙が滲んで戸惑う俺の芯に幼稚で美しい影がシミのように残っている事を知る
『花と龍』

ガブり噛まれた左腕

わずかに身を引いて構える大猫の龍の顔は
人間が喧嘩の時にやるように
片目尻を引きつらせ
ウルバリンや南斗水鳥拳のレイのように
襲いかかる体勢

小さな雌猫の花にちょっかいをかけるのを
私に邪魔されたせいか
いつもはやはり人間がやるように
空腹の辛さに耐え切れず
哀しそうに俯きながら目を細め
ゴハン欲しいもんと可愛らしくつぶやき
涙がこぼれそうな表情をするのに
ヤラレルと思い顔を背ける私の腕へと
鋭い爪を素早く振り下ろして来る

立ち上がり距離を置く私から
ふと我にかえって猫部屋へと姿を消していく
また何事も無かったように時は過ぎる
私の腕の絆創膏が増えるだけ
『挽歌の頃』

腹減って作業の手を休め
昨日スーパーで買った弁当を開けると
閉じ込められていた臭気が
鼻腔へと一直線に飛び込んで来る

賞味期限内のかしわ飯セットも腐る夏
前日製造の弁当がバクテリアに負けるのは
当たり前過ぎるが
わずかな望みに賭けた昨夜のツケが
今まさにチャイムを鳴らす

のらりくらりと生きてきた
それでも鋭い感覚の高貴な鼻は誤魔化せない
屈強そうな軍人たちの間を蛇行する箸は
青ざめた顔の椎茸や
くたびれた切り干し大根
たまご焼き達の胸を指差して
涙を飲んだ置き去りを告げる

最後の鯖と赤飯を噛みながら
この日記詩を書いてみようと
考えている
『流転』

なにがどうというわけでは無い
クラシックギターをやっていたから出来るだろうと思い始めたかったことを始めることにした
物を買いあるいは作り
体のまわりに並べることは
侘しみから遠ざかるための工作なのだろう
なりゆきで家を買い
増えすぎた要る物要らぬ物を新居へうつし
家が傾きドアが開かなくなった
どんどん物を捨て
スペースが空きドアも開け
新しい生活がすこしずつ動き始めるが
なにかどういうわけか
捨てた物の残像へあてがうように
新しい物を買い求める
明日はエレキギターが届く
珍しく自信が無い
器用さも歳に流れて
なにに変わっていくだろう
人を待つフロントガラスにフツフツとわすれみぞれは降りはねている


短歌ですが、最近めっぽう創作をしないので、不意打ちのみぞれに一首など

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