ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

出口 汪コミュの国語教育の現状を考える

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
真犯人はこいつだ】全国学力テストB問題の波紋
 先月24日、文科省の全国一斉学力テストが実施された。全国300人ほどの先生からその様子を聞いたので報告しよう。

 テスト問題は前日搬入され、金庫に保管された。前もって同じ問題の練習はできなかった。

 担任が試験監督を担当し、児童の質問にくわしく説明したため、公平さに欠ける学校があった。

 テストはA(基本問題)B(発展問題)に分かれ、Aは教科書の練習問題程度、Bは中学の入試問題程度であった。B問題は、ほとんどの学校のほとんどの子どもが、手をつけられない状態だった。半数以上の子どもが白紙に近かったというクラスも多かった。

 通常の国語の授業では扱わない内容が多かったからだ。まして、国語の授業で「紙芝居作り」「劇作り」のような「活動」ばかりしているクラスは「テキストを読む」力がついていないため、大変だったようだ。

 国語Bの問題は「国際比較」で試される「読解力」(PISA型読解力)を意識したものといえる。テキストの情報を正確に読みとる力が要求されている。「作中人物の心情」を読みとるというこれまでの国語授業では手も足も出ない問題だった。

 子供たちの3割近くが机に突っ伏していたクラスも多くあり、これまでの「学習指導」を考えさせられた。

 県によっては、教育委員会が予想問題を作り、毎日練習をしている所もあった。


5月16日の産経新聞からの引用です。

このような国語教育を受けていれば…「何となく読み、何となく解く」というスタイルが板に付いてしまうのも仕方がありませんね。

「文章の論理を追い、客観的に読む」という正当な国語教育が全国の学校でなされることを願ってやみません。

コメント(4)

今年度から高校で始まるらしい、論理国語とは何でしょうか。コミュニティの皆様のご
意見をお願いします。
今年度ではなく、来年度でした。2020年度のことです。2020年度は今年の4月1日から
スタートするのでした。訂正し、お詫び申し上げます。
読解力に対する疑問として、現代文の勉強で培った読み取る力を、理数系の科目でも反映
させえることはできますか?というのも、国立情報学研究所の新井紀子 先生のリーディング・
スキル・テスト(RST)に挑戦したのですが、具体例同定(理数)の結果がいまひとつで、
理数の読解能力に課題を感じました。マルチポストになってしまうのですが、理数の読解力
は理数の考え方に沿ったものでないと、解決は難しいのでないかとも思えるからです。

ビジネス雑誌「週刊東洋経済」に出口先生のご意見が紹介されていました。言語の性質を
考えれば、聴覚について注意を払うことも必要な気がします。事実、新井紀子 先生の本
ではノートをとることについての記述があったからです。(新井紀子 著「AIに負けない
子どもを育てる」(東洋経済新報社))

以上の点について、コミュニティの皆様からの率直なご意見を頂くことができればと
思います。ここまで読んでくれて、ありがとうございました。
言語感覚を向上させるには、どのようなことが必要だと思いますか。というのも、NHKを
みていると、カタカナが多い気がするからです。私の場合、古文と漢文に対する苦手意識が
強い。古文はともかく、漢文は母校である高校の授業で勉強した記憶がありません。母校が
教育困難校であることも無関係ではないはず。

出口先生の講義で、現代文の問題でありながら、古文や漢文の問題も取り入れた融合型の
国語の問題があったように記憶しています。融合型の国語の問題でなくても、呼応の
副詞のような点についての理解を問う問題って、言語感覚の鋭さが試される気がします。
ちなみに、呼応の副詞は、手許の参考書でも紹介されています。(「中学総合的研究
国語」(旺文社),pp64-65)

NHKの報道を見て、解決策が見えてこない感染症対策として、メディア・リテラシー
という観点から、言語感覚の鋭さも要求される場合もあることを実感しました。

コミュニティの皆様のご意見などあれば、お願いします。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

出口 汪 更新情報

出口 汪のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング