"Royal Blue"、"Champagne And Quail"、"Cortina"、"Piano And Strings"、これ私も大好きな曲です!有名なメロディの主題歌もいいですが、ベストではなく、その映画のサントラアルバムにしか入っていないような、小曲を好んでいます。最後の曲のタイトルのままの、ピアノとストリングスの組み合わせがなんともたまりません。ポロポロと奏でるピアノ、遠い世界に誘うようなストリングスが本当にいいですね。
人が知らない曲といえば、Something for Sellersとか、Something for Catとかいうタイトルも面白いですね。で、最近でた紙ジャケ「ティファニーで朝食を」を見ると、邦題がついていて、なかなかお洒落でした。Something for Catかわいそうな猫ちゃん、Mr. Yunioshi芸術写真家ユニヨシ先生、The Big blow Out夜のキャバレーで、The Big Heistかっぱらいのスリル、昭和っぽいですが、いい味ですね。
ManciniのFilmographyを見ていたら、忘れていた曲(レコードを持っていてCDが出ていないもの)をいくつか思い出しました。Soldier in the Rain(「雨の中の兵隊」'63)はサントラが出ていませんが、メインタイトルが良かったです。ちょっと暗いけど。映画はスティーブマックイーンでした。
映画「Party」の「Nothing to lose」はマンシーニ作品の中でも、1,2を争うくらい大好きな曲ですね。健康的で明るい曲よりも、ちょっぴり哀愁を帯びたメロディに惹かれます。
・・・で、クローディーヌ・ロンジェ版の「Nothing to lose」は、上映当時にシングル盤で発売されております。クローディーヌ・ロンジェはA&Mと契約していたので、マンシーニのサントラ(RCAレーベル)には収録できなかったのでしょうね。
アレンジはなんと、ニック・デカロ!マンシーニの甘く切ないメロディと、彼女のキュートな歌声が見事にマッチした名盤です。(モノラルなのが残念ですが)
2001年に、この音源がCD化されています。サントラや珍カバーのレア音源を集めた「THE MAD,MAD WORLD OF SOUNDTRACKS VOL.2」です。お好きな方はどうぞ。