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中医師・国際中医師コミュの小柴胡湯の寒熱(ご存知の事とは思いますが)

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中成薬を調べていて、とあるHPにわかりやすく書いていたので転記します。




日本での小柴胡湯(しょうさいことう)の使われ方は間違っている。
小柴胡湯の副作用で死者が出る10年前に、劉大器は警鐘を鳴らしていました。

傷寒論(しょうかんろん)の弁証方法によれば、小柴胡湯は少陽証で使用します。
少陽証の主な症状は、
寒熱往来(かんねつおうらい)・・・一定のリズムで悪寒と発熱を繰り返すこと。
胸脇苦満(きょうきょうくまん)・・・胸腹部が膨張して痛むこと。
口苦咽乾(こうくいんかん)・・・口が苦く、咽が渇くこと。
乾嘔(かんおう)・・・嘔吐、および吐き気があること。
以上のような症状があるものを少陽証と呼んでいます。

少陽証で小柴胡湯を使えば、副作用の心配はなく、確かな効果が現れることは
長い間の使用例で示されています。

少陽証の弁証では分かりにくいので、寒熱理論での使用方法を示します。

小柴胡湯の構成生薬は、柴胡(さいこ)黄苓(おうごん)半夏(はんげ)人参
(にんじん)生姜(しょうきょう)甘草(かんぞう)大棗(たいそう)で構成さ
れています。

構成生薬の寒熱は、柴胡、黄苓は寒の性質です。甘草は平(中間)です。
他の人参、生姜、大棗は熱の性質です。
主の生薬は、柴胡と黄苓です。柴胡と黄苓は寒の性質です。主薬が寒の性質です
から、小柴胡湯は寒の性質の処方といえます。

寒熱理論では、寒の性質の処方は熱の症状に使われなければなりません。
慢性肝炎の患者さんでも、熱体質の人に使えば問題はないでしょう。反対に寒の
体質の人に使えば問題を生じるでしょう。

処方の寒熱を知り、患者さんの症状の寒熱を知る事はとても大切なことです。

コメント(2)

小柴胡湯の副作用例は
インターフェロンとの併用時のみです。
ちなみに桂枝と白芍薬を足しただけの
柴胡桂枝湯での副作用例は報告無しです。

例え少陽病証などの証が確かであっても
インターフェロンを使用中の患者さんに使うのは
結構危険度大です。

もっとも私自身も証さえあっていれば
危険がないとは思ってますが
危険性がゼロだとは断言出来ません。

インターフェロン使用時の患者さんに
小柴胡湯を用いるのは
安易に証があっていると考えて使うのも
考え物だと思っておいたほうが良いとは思います。

まぁ、それ以前に小柴胡湯を
そんなに使うケースが多いとは思えませんが^^;;
確かにこの方剤は実証にしか使いませんからケースがそんなに
多いかというと、中薬の処方を望む方は少ないでしょうね。

この先生は寒熱論で虚実を説明しています。
すべて寒熱論で終始していいのかとは思いますが・・・

ヤシマさん、ご指摘ありがとうございます。

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