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中医師・国際中医師コミュの世中聯に翻訳専業委員会が成立

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世界中医薬学会聯合会(世中聯)翻訳専業委員会が、2008年8月に上海で成立した。中医学の国際化が進む中、中医学の基本用語の英語翻訳作業を進める組織としての役目が期待されている。


翻訳専業委員会副会長兼秘書長の李照国が、上海のメディアに対して今回の翻訳専業委員会設立の意義について語っている。

中医用語の英語翻訳は、漢字をそのまま使っている日本語と比較して、困難が多い。

例えば、経絡を「meridian(子午線)」と訳している場合があるが、これも問題があり、むしろ気血の通り道として「channel」とするほうが望ましいという意見もある。

経穴に関しては、その表記方法に様々な意見が出ている。たとえば、足三里はST36とする表記方法が広く用いられているものの、これでは経穴名のその意味を伝えることができないと反論する学者も多い。

世中聯の翻訳専業委員会では、200人ほどの専門家を集め、国内外の専門家と協力しながらより正確な英語翻訳を目指す。

そして、WHOが定めた翻訳基準の中で、不十分な翻訳に関しては、再検討する方針を打ち出している。

上海紙の『新民晩報』では、上海中医薬大学英語科の楊明山準教授のコメントも掲載している。

楊教授は、上海中医薬大学の医学部生・大学院生に長らく中医学や医学英語を教えてきた経験を持つ。

この中で、中医学用語の英語翻訳をするメンバーは、必ず中医学の知識に精通していなければないと主張している。例えば、中医学用語の中の『歯痕舌』はteeth-printed tongue と訳されることが多いが、むしろscalloped tongueと訳した方が外国人により直感的にわかるという。

こうした論争が、中国でも長く続けられてきたが、いずれにしろ完璧な訳があるわけではなく、少なからず語弊があるわけで、むしろ簡単に誰にでもわかるように翻訳することが、中医学の国際化に欠かせないとしている。

では、いったいどのように中医用語の英語化を進めていくべきか?中国では今でも研究が進められている。

約10年前から、中国国家中医薬管理局中医薬学会により、中国中医薬学会翻訳学会が設立された。しかし、現実には人材不足の問題が深刻で、英語に達者で、かつ中医学にも精通した人材が不足している。また、翻訳学会のメンバーも高齢化が進んでおり、今後新しい人材をどのように補給していくかが鍵となっている

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