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ロックの名盤を聴け! コミュのGTR 『GTR』

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長らく廃盤であり、中古史上では5〜6千円で取引されていた80年代の名盤がめでたく紙ジャケ化!

スティーヴ・ハウ&スティーヴ・ハケットという、イエスとジェネシスの二人のスーパーギタリストが結成したミラクルユニットとして、当時はなにかと話題になったものです。

おまけにVoがマックス・ベーコン、Bassは名うてのスタジオマン、フィル・スパルディングにDrumsは元マリリオンのジョナサン・ムーヴァーという、
こと演奏力に関していえば文句のつけようのない、まさに夢のスーパーバンドでありました。

で、まあこうしたオールスターチームが辿る結末として、このバンドはたった一枚のアルバムを残して空中分解してしまうんですね。

そもそもこのバンドの結成のいきさつとは、
ハウとハケットが「ロック界におけるギターの役割が随分と少なくなってきている」という共通の認識にあったそうです。
そこで、自他共に認めるプログレ界のギターヒーロー二人が、あえてギターサウンドを前面に押し出す事で、シンセ漬けのロックシーンに一石を投じよう。
そんな目論みで始まったユニットだったのです。

ところが出来上がったアルバムは、ギターパートこそ多いものの、その殆どがコーラス加工された、ハッキリ言ってしまえばあまりシンセと変わらない役所であり(実際ギターシンセを多用していた)、
どう贔屓目に見ても、当時の音楽シーンに波紋を起こすとは思えない、バリバリのポップチューンで楽曲の大半が占められていたのです。

だいたいバリのギターアルバムにするんなら、プロデューサーにAsiaのジェフェリー・ダウンズなんか連れて来るなよ…、
などと言っても後の祭り。

まあ当初の目論見とは違うものの、それはそれで完成度の高いアルバムに仕上がった本作は(Asiaっぽいけど)、
それなりにシングルヒットも生みだし、チャートアクションも好調ぶりを見せていたのです。

ところがやはり、方向性の齟齬にガマン出来なかったのかハケットが、
「このバンドに二人もギターはいらない」
などという捨てゼリフを残して脱退してしまいます。
その後は自然消滅のような形で解散し、今日に至るのです。

それから20年あまり…、
こうして目出度く紙ジャケ&リマスター化によって、再び陽の目を見る事になったのですが…、

これ、リマスターと言ってはいますが、音質補正がなされているとは私には思えません。
歌詞カードもLPサイズを縮小しただけなので見づらいし…、
あまり良い復刻とは言えませんね。

う〜ん、一応は音楽史上のエポックとして残る一枚なんだから、エアプレイの『ロマンティック』ぐらいの気合入れた復刻をして欲しかったです。

けど音楽史的には再評価の動きがあるように、その後のポップシーンに影響を与えた作品でもあるので、未聴の方にはオススメしたいですね。

シングルのPVも貼っておきます。
『When The Heart Rules The Mind』
http://www.youtube.com/watch?v=upOWY8unYpM
(リンク切れご容赦)

これ聴いていただければ分かるように、実はこのバンドは後のHR/HMシーンのポップス化に大きな影響を与えました。
これはある意味、ギターサウンドの普遍化という意味で、二人の初志は貫徹できたと言うことなのでしょうか。

それはよくわかりませんが、私にとっては思いで深い一枚であります。

コメント(2)

うおー懐かしい・・・。
そういや当時自分に薦めていたようなそうでないような・・。

もう1年するとギターを前面の出したバンドが続々と出るんだよね!

たまにエフェクターたくさん使うギタリストがキーボードの
音まで出されるとムカつくぜ。笑


がっつり弾けばいいのに。でもこのメンツで20年目の和解で
再チャレンジ制作(政策!?)でがんばってみてもいいのにねー。
ちなみにGTRというバンド名はGUITARのイニシャルから採ったものだそうです。
まさにギターバンドとしての目論見があったんでしょうな。

いや、でも出来としてはいいのよ。
当時も今も勧めちゃいまっせ〜。
ジャンルとしてはプログレッシブ・ポップ&ロックって感じでしょうか?

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