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ジジイ!vs.わかぞう!コミュのたとえば赤

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じじいは「赤い花」ときくと、つげ義春の少女が湖岸で初潮の血を流し赤い花になって流れていく場面とクロサワの「椿三十郎」の小川を椿が流れるシーンと、ついでにやはりクロサワの「天国と地獄」の煙突から流れるピンクの煙と「キューポラのある町」で初潮を迎えた吉永小百合とランボーの詩「谷間に眠る者」の最後の銃弾であいた穴を真っ赤なバラにたとえたところと同時に淺川マキの「かもめ」ではナイフで刺された真っ赤なバラとついでに赤い靴はいてた女の子はいいじいさんに連れられてとか赤鼻のトナカイとか赤い花ならマンジュシャゲという歌とか赤い鳥小鳥なぜなぜ赤い赤い実を食べたの赤い鳥とかはずみで5つの赤い風船とか日本旅行とか思い出しまくってしまう。
いいも悪いも長らく生きてればいろんなもろもろが堆積してるんである。

赤い花を火事のイメージにつなげた子がいたが、古来赤犬は火事、赤馬は放火、赤猫は放火魔の隠語であるし、映画「エンドレスラブ」ではトム・クルーズがブルック・シールズに恋狂いして火事を起こしてしまう。火事と喧嘩は江戸の華だし。八百屋お七の振袖火事というのもある。

書いた人はいいアイデア・感覚だと自信をもってるらしいが類例をたくさん知ってて連想してしまうと陳腐でしかなく、しかしどうすれば陳腐さを脱せるかと聞かれても困るし自分が「赤い花」なる詩を書くとするとちゃらけたものにでもするほかないかそれもまた寂しいことよのうと感慨深い。
赤や赤い花をまず検索してから詩を書けなんて話はないし。
まわりの人たちも若いから火事になるとは思わなかったとか感心してほめて曲をつけて歌にとか盛り上がったりして。

「世界にひとつだけの花」の歌詞さえマーケティングの1to1思想、ポジショニングの概念まんまじゃねえかなんて思ってしまう大人は困ったものである、と。ほんとそう思う。

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