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野村修の仕事コミュの野村さんの翻訳

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なかなかトピックが立たないので久しぶりに。
野村さんの翻訳は達意の名訳ということでは定評があり、その一方で厳密ではないという指摘もあるわけですが(最近だとベンヤミンの翻訳について細見和之が指摘したりしてますね)、皆さんは野村さんの翻訳(内容ではなく翻訳そのもの)のなかで特に印象的だったものがおありでしょうか。
わたしはどこでだったかは忘れましたがドイツのプロレタリア文学の流れを整理するなかで20年代末から30年代初頭にかけて発行されていたDie Linkskurveというプロレタリア文学雑誌の名前の翻訳の見事さを今でもはっきりと憶えています。Linkskurveは英語で言えばleft curveなわけで一般には『左曲線』と訳されていたのですが、これを野村さんは『左旋回』と訳して見せたんですよね。そのタイトルに込められた意味が一気に迫ってくる鮮やかな翻訳でした。
こういう見事な翻訳のできる人はなかなかいないと思います。

コメント(1)

Gespenstさん
かくも長きにわたりレスポンスせず申し訳ありません。
わたくしはドイツ語を解しませんので翻訳云々についてはまるで言及できません。ただ、とりわけブレヒトの詩の翻訳については、長谷川四郎のそれと同じく、野村さんの訳はちゃんと日本語の詩になっているという点は異論のないところだと思います。
おそらく生前はどこにも発表されていないと思うんですが、
Anmut sparet nicht noch Muehe
は野村さんは訳されていないのでしょうか?アイスラー自身が歌っている録音も残されているとてもいい歌ですが、字面だけ追っていくと凡庸なナショナリズムを鼓舞しているような気がしてならないのです。野村さんならどう訳したかぜひとも知りたいところです。

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