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501stCGUプロジェクトコミュのアズールレーン:第501沿岸警備隊 臨時紫波出張所日誌 #4 第4話:ジャッジメント、そして紅魔族の影

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「……ふむ。一年前の今日、この場所で起きた『あの事件』の謎。今こそ解き明かす時が来たようですね」
臨時紫波出張所(旧月ケ岡小)の図書室。49歳の軍曹は、Kaepaのジャージのポケットから「それ」を取り出し、思わせぶりに指先で吊るしてみせた。それは、軍曹の密かな癒やしである白井黒子のつままれキーホルダーだ。
「……軍曹? 何を一人でニヤニヤしながら、その奇妙な人形を吊るしているんですか。……不気味です。」
窓際で北上川の景色を眺めていたZ52が、冷ややかな視線を投げかける。
「おっと、失礼。……Z52、君がここに着任した一年前、校庭で草むしりをしていたワシを『地域ボランティアの民間人』と間違えて、つまみ出そうとした一件を思い出してね。綾波や三笠さんに『そっちは指揮官だぞ!』と怒鳴られて、君が真っ赤になっていたあの名場面を」
「……うっ。……それは、……あなたが軍服も着ずにジャージ姿で、あまりに風景に馴染みすぎていたから……」
「まあ、そう言うな。……今日は一周年だ。お詫びと捜査協力費として、次の非番に盛岡のわんこそばを奢ろう。……その代わり、この少女の決め台詞……『ジャッジメントですの!』を再現してくれないか。……一回だけでいい、それがワシへの最高の手向けだ」
「……。……本当に、一回だけてすよ。……一年前の、お詫びですからね」
Z52は顔を赤らめ、しぶしぶと腕章を強調するポーズを構えた。
「……ジャッジメント、ですの……っ!!」
「キターーーー!! 本物だ! 完璧だ!!」
歓喜の舞を踊る軍曹。だが、背後から響いた凛とした声に、その舞は凍り付いた。
「あら。……ずいぶんと楽しそうね、軍曹?」
振り返ると、そこにはウォースパイトが立っていた。
「……懐かしいわね。あなたが着任したばかりの頃。私を『コップクラフトのティラナそっくりだ』と言って、……私にあの『独特の剣の構え』を何度も強要して、自分は『俺は今、マトバになってる……!』と悦に浸っていたわね。……あれも、一年前のお詫びかしら?」
「ぎゃああああ! 忘れてくれ! その記憶だけは!!」
軍曹の絶叫が響く中、ウォースパイトの視線が、机の上に置かれた一冊の雑誌に止まった。そこには爆裂魔法を放つ紅魔族の少女、めぐみんの姿が。
「……あら、軍曹。今度は『爆裂魔法』がお気に入り? ……Z52、見て。この子は眼帯をしているけれど、……髪の色を除けば、帽子を脱いだ時のシルエット、出張所にそっくりな子が一人いるわね」
「……あ。……いました。……モントピリア、です」
「……なっ、それはただの資料だ! まだ練習もさせてない!!」
「……『まだ』、と言いましたね。……今の、決定打、ジャッジメントですの!」
その時、図書室の扉が開き、偶然通りかかったモントピリアが顔を出した。
「……何の騒ぎだ。……姉貴がいない間に、また軍曹が何かやらかしたのか?」
「モントピリア、ちょうどいいわ。……少し、北上川の河原へ行きましょうか。……あなたにぴったりの『呪文(エクスプロージョン)』を、軍曹が教えてくれるそうよ?」
「はあ!? 何を言ってるんだ、アンタ……!? 軍曹、助け……って、何で軍曹は床に突っ伏して震えてるんだ!」
夕暮れの紫波出張所に、軍曹の悲鳴と、新たな「犠牲者」モントピリアの困惑した声が、いつまでも響き渡っていた。
(第4話・了)

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