本。映画。音楽。コミュのジル・ドゥルーズ。

ジル・ドゥルーズというフランスの哲学者の本が昨日まで難解でした。ネットで器官なき身体を検索したのですが、結果、アルトーのことを知りました。アルトーの言う器官なき身体の理解は平易で、そのあと、ドゥルーズのいう「機械」「接続」についてすらすら理解できるようになりました。フーコーも立ち読みしたり、ネットで検索して勉強したのですが、ドゥルーズより難解に見えました。ドゥルーズと言うと、哲学好き多数が興味をどうしても持ってしまう哲学者だと思うのですが、意外に平易に理解できました。「差異と反復」の「反復するから抑圧する。」というくだりは今も理解できません。誰か教えてください。ドゥルーズと言えば、ゴダールなのですが、ゴダールも他界しましたね。と言っても、ぼくはドゥルーズの全著作を読んだわけではありません。

コメント(12)

最初
全て
最新の40件

[1] mixiユーザー 05月11日 23:50

精神疾患の患者は、善人として回復するとは決まっていない。

[2] mixiユーザー 05月11日 23:52

人間に無意識があることは認めます。ただ、「発掘した無意識に従うことが精神の健康のために必要だ。」と言う心理学者の意見は権力的です。そのようなロジックを持つ精神分析は権力と親和性があるように見えます。

[3] mixiユーザー 05月11日 23:57

マルクスは、「掠めている人」「もらいすぎている人」（２つは同じような意味なのですが）を革命の対象とします。柄谷行人が「革命は新興によるギルド相手にしか起きたためしがない。」と言うのですが、新興が掠めている場合、その新興は世界史、またはマルクス相手の革命の対象であるはずです。誤解されたくないのですが、ぼくはマルクスを好きではないです。偉大なゴダールは、その映画の多くで、マルクス、共産主義を懐古します。ぼくは、資本主義と共産主義の２項対立で、経済態様を捉えることに反対です。まだ現れていない、無数の経済の態様を試行錯誤すべきだと考えています。

[4] mixiユーザー 05月11日 23:59

ラカンは、「リアルなもの」というものの存在を証明できるかのように、「死」について記します。しかし、ヒュームが言うように、「人間は完全に夢から覚めることができない存在。」です。ヒュームが正解と考えると、ラカンが言う、「死＝リアルなもの」という１行は誤謬ということになります。

[5] mixiユーザー 05月12日 00:03

ぼくは長年、「唯物論の優位」を掲げていました。でも、ドゥルーズの「器官なき身体」を読んだ後、自分の間違いに気が付きました。唯物論を顕揚するとき貶められるのは、「意味、モダニズム」です。器官なき身体では、唯物論と意味の関係を切り離していくのですが、結果、「意味の強度」というものが導き出されます。

[6] mixiユーザー 05月12日 00:07

理性は、「理性的欲望」と考えることができます。つまり、理性は欲望を監視するのではなく、それ自体、欲望の要素を強く持っています。理性の願望を実現することで、うまくいけば、そこにある欲望を満たすことができるということです。欲望には社会的（法・道徳）欲望、生物学的欲望の２種類があると考えます。欲望同士は、衝突しますが、静かに衝突する場合と、激しく衝突する場合があります。

[7] mixiユーザー 05月12日 00:08

意味と唯物論は霜降り状態として存在します。

[8] mixiユーザー 05月12日 00:13

１曲に登場するすべての楽器は、ドゥルーズが言う、「器官なき身体」です。そこには理想的なハーモニーがある場合が多いです。ドゥルーズが言う「接続」に関して、理想的なハーモニーが存在する場合と、壊れた機械のように振動する場合の二通りがあると考えます。推測ですが、アルトーとピカソのどちらかが、どちらからか「接続・・結合」について学んでいるはずです。

[9] mixiユーザー 05月12日 00:14

これは教えてもらったことですが、詩人のランボーは、アルファベットと色を「結合」しているようです。ランボーの死の謎が解けました。

[10] mixiユーザー 05月12日 00:23

人間は３つのタイプに分類できると考えます。
①生真面目な社会学者。
②様々なアンモラリスト。
③アナーキスト。
アンモラリストは、社会学者が掲げる道徳が、短い時代に支配的なものでしかないことを指摘します。生真面目な社会学者は、アンモラリストに嘲笑されます。現代の先進国の道徳は、第二次世界大戦以降に生まれたものでしかないです。また、現代において、地区が変われば、道徳も大きく変わります。アンモラリストはそのようなことを指摘し続けます。支配的な道徳と言う場合、そこには勝ち負けがあります。先進国において、アンモラリストの道徳観は敗北の状態にあるのですが、敗北の状態で、アンモラリストはその活動を継続します。道徳は発明されたものであって、真理ではないのですが、そのこともアンモラリストは指摘し続けます。ただ、アンモラリストはどうしても、アンモラルを顕揚します。一方のアナーキストは正誤については目ざといのですが、道徳も、アンモラルもどちらも顕揚しません。

[11] mixiユーザー 05月12日 00:27

法と理性の関係を考察することはとても大事です。法律を学習し、それを自分の理性に組み込み、「自前の道徳」として、熱弁を振るう人間が多すぎます。

[12] mixiユーザー 05月12日 00:36

以下は教えてもらったことです。「数学は発明だ。ゼロの発明と言うことを学校で習ったはず。そう考えると数学は発明。」ということです。明快です。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ