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妄想小説家たちの集いコミュの彼の見る世界

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ただ、朝日に青く光る緑の海が広がっている。ただそれだけが広がり、地平線まで埋め尽くしている。

光、その温かさ   緑、その柔かさ
空、その大きさ   僕、その光の道の上に立つ

僕は、平らな、円形状に広がる光の道の上にいる。自分では、ここは何処か分からない。だけど何故か、違和感も何も無いし、心地良い。
 僕は、その道の上を歩いてみることにした・・。ゆっくりとした足取りで、ふわりとした道の上を歩く。笑顔さえこぼれるような、白と緑と青と僕の、四色だけの散歩道。
 心が晴れるようだった。まるで、全ての悩みから開放され、自由を手に入れたように。僕は、下を覗き込んで緑を見たり、寝そべって青を見たり、ふわりと白に手をかざしたり、光を触ってみたりした。何にも無いし、何も持っていないのに、何をするよりも開放的で、何をするよりも心が満たされた。
 
 彼は動けないモノ   彼は動きなきもの
 この四色の散歩道   その幻想の中にて

光に照るやさしい緑を受けて、彼は立ち上がる。彼の犬が、退屈そうに主人を見ながら寝そべっているのに、それには目をやることなく、帰るよ、と言って手綱を引く。晴天の太陽が、犬に連れられて歩く彼を照らす。彼は、その温かさを感じるが、見ることは出来ない。犬は、階段の前でふと止まり、一声、彼に鳴いてから、階段を降りていく。

形のない幻想の暴走。彼の見る世界。

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初カキコです。
はじめましてm(_ _)m
色々、暇を見つけては物語を書いてます。
これは1年ほど前に書いたSSです。
今改めて読むと、どうも幻想的すぎる気がします。
感想をお待ちしとります。

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