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≪アンチ・「脳」至上主義≫コミュの人間の脳の機能は、機械の演算機能となにが違うのか?

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人間の脳が(自分自身の身体の細胞一つ一つを国民とすれば)専制
君主のようなものだということは、すでに述べた。
この専制君主は、時には人民をよく治め誰からも愛される賢帝賢君
であり、また時には虐待と虐殺を繰り返す暴君ともなる。
標記の問いの結論を先に言っておこう。

例によって、まずは喩えで表現させていただく。
人間の脳のはたらきには賢君と暴君が潜在しているが、機械の演算
機能は賢君には成り得ないということである。

なぜなら、賢君には国民の声を届ける「良き従者」である神経回路
が伴っているのだが、暴君には「秘密警察」の回路しか付属しない
からだ。
「秘密警察」は暴君のために情報を集めるだけであり、その神経作
用は、どちらかと言えば「非人間的」=機械的である。
極論すれば、機械的演算機構とは、人間の脳のはたらきの「暴君的
側面」のみを写し取ったものでしかないということになろう。

では、人間の脳が、その神経回路を「良き従者」としたり「秘密警察」
としたりするのは、なぜなのだろうか?
この問いを、ある仮説によって説明してみようと思う。
その仮説の題名は、
・・・賢君は詩を愛し、暴君はプログラミング言語に惑溺する・・・
というものである。
ただしこれは、脳そのものの科学的分析によって行われた研究の成果
ではないことを最初に断っておく。
ヒトラーやスターリンやポルポト、あるいはかつての日本の原発推
進勢力や帝国軍部などの暴君化した社会的事象を観察し、そこに潜ん
でいる共通の「社会的(脳機能的)誤作動」の要因を洞察し解明する
ことに着目したことの所産である。この思考実験は、社会現象を生じ
させるのも人間の脳のはたらきである、ということを前提としている
のは言うまでもない。
また、プログラミング言語に生じやすいその誤作動のメカニズムが、
全人的な観念を主目的とする詩的表現の中に発現することとなっても
何故それが悲劇的事態を生まず感動的ですらあるのか・・・・などと
いうことも合わせて論証していこうと思う。

まずは、社会の中の暴君的存在である者たちの脳内に生じていたで
あろう現象について考えてみたい。
たとえば、ナチスドイツに君臨した圧倒的暴君的存在であった者。
アドルフ・ヒトラーの脳内で生じた「誤作動」について論じる前に
「社会的(脳機能的)誤作動」が、どういうメカニズムで人間の脳
に生じるのかを説明しておく。
それは、人間の脳内に発生する「プログラミング言語」を司る「理性
的プログラム」の領野に、何らかの全人的倫理的道徳的な言語が紛れ
込むことによっていると考えられる。
この「プログラミング言語」+「全人的倫理的道徳的言語」の合体こ
そ社会的人間的暴君化の元凶なのである。

ヒトラーは、破綻に瀕していたドイツ経済を立て直し社会を復興させ
たことにおいては英雄的存在である。
それはいわば、300MBの性能しかなかった≪ハードウェア≫が、
4GBの性能を得て新たな世界を読み込むことに成功したようなもの
であった。(しかし、それだけのことだったのだ・・・・)

彼の「脳」は、非常に優秀な演算機能をもつCPだった。
そして、彼に従属する神経回路としての「秘密警察」は、彼のため
だけに情報を「脳」に集めた。
そして、その優秀な「脳」は、こういう「プログラミング言語」を
その「理性的プログラム」の中で記述したのだ。

『生きるに値するのは、優秀なドイツ民族だけである』と・・・・。

しかし、そのヒトラーという人間の脳内に生成された「プログラミ
ング言語」には、けしてプログラムすることが許されない(平たく
言えば論理的に矛盾する)言語が含まれていた。
それが、全人的身体的心的意識的倫理的道徳的な意味を含む言語で
ある。
たとえば、「生きるに値する」という文節もそうなのだ。

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