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CareNeTVコミュのサルコペニアを防ぐ臨床栄養学

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熊本リハビリテーション病院の吉村芳弘先生が講義。
第1回:栄養管理の基本
第2回:悪液質
第3回:サルコペニア
第4回:医原性サルコペニア
第5回:
第6回:

コメント(3)

第1回:栄養管理の基本
全身の筋肉量の減少で、窒素死に陥る。
Alb.(半減期3週間)は栄養不良の指標ではない。
RTPのうちTTRは2日、RBPは12時間、トランスフェリンは7日間で半減する。
接種量低下、低体重、体重減少、浮腫、握力低下で総合的に判断。
SGA, MNA-SFなどスクリーニング指標あり。
MNA-SFは食事量、体重減少、歩行能力、ストレス、精神疾患、BMIを問診。
GLIM基準アジア人版は、体重減少、低BMI、筋肉量減少(DXA骨密度, BIAインピーダンス)のうち現症1つ、摂取量低下、疾患ストレスまたは炎症の病因1つあれば、低栄養と診断。GLIM基準が今後最も利用されるだろう。
低栄養は改善すべきか?改善できるか?予後が改善するか?を考えて診療する。


第2回:悪液質
低栄養に、飢餓・体重減少、悪液質、サルコペニアと分類される。
低栄養は乳幼児から高齢者の問題へシフトしている。
飢餓、急性疾患、慢性疾患(悪液質が含まれる)が成人低栄養の3大原因。
短期飢餓でグルコース酸化↑肝、長期飢餓で脂肪分解↑とケトン体生成↑脂肪、侵襲ではタンパク合成↓タンパク合成↑を主体に骨格筋
悪液質の原因疾患として、がん、慢性感染症、心不全、肝不全、腎不全、呼吸器不全、膠原病がある。
悪液質のEvans診断基準として、体重減少が1年で5%以上、BMI<20かつ(筋力低下、疲労、食欲不振、血液検査値:CRP, IL-6, Alb, Hbの異常)3つ以上。
がん悪液質は前悪液質、悪液質、後悪液質があり、後悪液質は不応性で手遅れといえる。
※前悪液質の段階で介入することの重要性が強調されていました。

第3回:サルコペニア
2016年にICD-10のM62.84sarcopeniaが加わる。
全身性かつ進行性の骨格筋量、筋力、身体機能の低下を特徴する骨格筋疾患
負の影響として、転倒・骨折(抗重力筋の低下)、嚥下障害、認知障害、耐糖能低下、栄養障害、死亡がある。
速筋繊維(白筋)の萎縮が大腿骨近位部骨折女性で認められる。骨折を治すだけでは不充分。2次性では体幹筋である遅筋(赤筋)の萎縮が起こる。
サルコペニアの原因として加齢、低活動、低栄養、病気が4大原因。
白筋は糖の無酸素代謝で、赤筋は糖と脂肪の有酸素代謝(ミトコンドリアが豊富)。
AWGS2019による診断法:筋力と身体機能の双方が低下しているか?病院ではDXAかBIA法で骨格筋量を測定して、重度サルコペニアであるかどうかも判断する。
指わっか試験:大腿部の一番太い部分を自分の指で囲んでみる。
肺炎後の廃用症候群では9割がサルコペニアになるが、体重が重い患者が起こすヒザ関節置換術患者では低い。
※特定健診に組み入れていくのが良いだろう。


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