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美女伝説コミュの縁結びの神様は嫉妬を嫌います

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嫉妬を乗り越えて薔薇色の人生を掴んでいるバラぴかぴか(新しい)


現代(1864年12月)23歳の

お吉の23歳までの人生を振り返って

恋人から嫉妬されながらも、上手くかわして調和していく

「唐人お吉と言わせ続ける妖魔伝説」から抜粋場面を


ここのコメント欄にて 少しご紹介していきますねぴかぴか(新しい)

コメント(1)

倒れたお吉を親身になって心配したのは、置屋の女将から連絡を受けたお染と、
吉に恋をしている後見人の田村と、男たちでした。

次の日
鶴松は、いつもの待ち合わせ場所に来ない吉を心配しますが……

お吉の屋敷には敷居が高くて、上がった事は無く、お染と田村伊左衛門の目が怖くて、気が引けながらも、気になって仕方ない鶴松は、
吉が心配で心配でならずに、とうとうお吉の屋敷に吉を訪ねたのでした。

鶴松は、いつもの待ち合わせ場所の、吉と一緒に遊んでいる山に咲いていた、水仙の花を
摘んで、恐る恐る
様子を見にやってきました 。

すると、ちょうどその時
お吉の屋敷には、診察し終わった医者と看護婦が田村に、吉の容態を説明しており、田村は寝込んでいる吉の側にいたのでした。

「ごめんください。」

声変わり前の10歳の鶴松が
水仙の花を手に持って、玄関に立ってます。

吉の女中は18才と40才の二人で、
玄関に出て来たのは、18才の初美という女中でした。

「あっ鶴松さん…申し訳ないのですが、鶴松さんをこの屋敷に上げる事は、固く禁じられていますのでぇ…」

10才の美少年に、18才の女中は、冷たく追い返すしかできない事を悔しがり、つい同情して

「せっかくだから……その水仙の花だけいただきましょう。
お吉さんも、鶴松さんからのお見舞いの水仙を見ると、風邪の治りも早くなるき。」

鶴松は、
「吉ちゃんは風邪を引いたんですねexclamation & question
そっかぁ。
疲れと緊張が溜まって、風邪引いて倒れちゃったんだっexclamation
ねえ、お願いだからexclamation一目だけでも吉ちゃんに会わせてくださいexclamation ×2

女中は、慌てて唇に人差し指を立てて、下駄を履いて玄関に降りて行き、鶴松に近寄ると

「今exclamation田村の旦那様がお医者さんを呼んでくれて、お吉さんを診察して 容態を聞いてるとこやき、今日は帰ったほうがええきexclamation
お吉さんに会いたかったら、今度、うちがそっと家に上げてあげるき。ねっexclamation & question

鶴松は、仕方なく、水仙の花束を女中に渡そうとした時

田村がお医者さんを見送るのに、お医者さんと看護婦さんと、もう一人のまかない女中と、玄関の方へ歩いて来ており
鶴松の姿を初めて見た田村伊左衛門は

「お前は誰だ?」

と、低い声で言いました。

「船大工の松本鶴松です。」

田村は、女の子みたいな美少年の鶴松を初めて見ると

「ああ〜なるほど、巷で噂の(下田一の美少年として)松本五郎んことの子であったか。
風邪をお吉から移されてもええなら、上がって来い。
その水仙の花を、直接お吉に渡すとよい。」

田村は、医者と看護婦の手前、鶴松を追い返しませんでした。

「はいexclamation

二人の女中は、キビキビした動きで、お医者さんと看護婦さんを、田村の旦那様と一緒に
玄関の外まで深く頭を下げて見送ると、
急いで
鶴松をお吉の寝床へと案内しました。

「吉ちゃんexclamation ×2
心配したよexclamation
ほら、これ裏山にいっぱい咲いてたよ。」

「わぁ〜綺麗な水仙。
いい香り〜光るハート
鶴松兄ちゃん。ありがとう。」

怠そうな吉でしたが、水仙の花を大事そうに受け取り、香りを嗅ぐと光るハート
嬉しそうな表情に変わっていました。

そのお吉の愛らしい、乙女の仕草を、田村はじっと見ていました。


この時
田村伊左衛門の独占欲に
炎嫉妬の炎がメラメラ炎と点いてしまったのでありました。


2021年 12月15日 mixi日記から
「唐人お吉と言わせ続ける妖魔伝説」第五 百年に1人出ると言われる芸妓 より抜粋ぴかぴか(新しい)

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