「青天を衝け」感想コミュコミュの第22回　「篤太夫、パリへ」

パリに到着した篤太夫（吉沢亮）たちは、さっそく万国博覧会の会場を視察。蒸気機関やエレベーター…最先端の西洋技術を目の前にして度肝（どぎも）を抜かれる。しかし、日本の展示ブースに行くと、そこには薩摩の紋が高々と掲げられていた。幕府使節団は薩摩に抗議するが、モンブランと五代（ディーン・フジオカ）が裏で手を引き、幕府と薩摩は同格の政府であると風聞が流れる…そんな中、昭武（板垣李光人）はナポレオン三世の謁見式に出席し、堂々と慶喜（草彅剛）の名代としての役目を果たす。そのころ日本では、慶喜が次々と幕政改革を打ち出していた。

コメント(6)

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[1] mixiユーザー 07月07日 07:36

22回の放送からはパリ編になるのですが、現地撮影ではなくグリーンバック（合成）だそうです。
そこらへんも見どころですね。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8d6b750c974860c5189662eece498123e3cea573?page=2
「プリンス・トクガワ」の名で知られる第9代水戸藩主・徳川斉昭の十八男・徳川昭武を演じる板垣李光人くんのインタビュー。

[2] mixiユーザー 07月11日 22:55

日本では、徳川だ朝廷だとか、長州だ薩摩だとか、まぁ複雑に動いていたけれど、日本の外では日本にどう関わって利権を手にしようかと、イギリス、フランス、オランダなどが裏で動いたり表立って動いたり。

船酔いする栄一は「異人め」と十把一絡げにして睨みつけるが、「異人とひとくくりにしてしまってはダメだ。それぞれの国に歴史があって風土習慣も違う」と諫められる。
今回はそこから始まる。

長い船酔いの旅の末に行きついたフランスパリは、栄一いわく「夢の中のようだ」だけれど、悪夢の一面もあった。
薩摩対策に翻弄される一行。武士の常識が理不尽に見える栄一。滞在費が閉ざされる一行。

何年か前の朝ドラ「あさが来た」では良い人に描かれていた五代さんが、本作では悪役かもというポジションで暗躍している。同じ脚本家が同じ人をこんなに対照的に描くのが面白い。

ナポレオン3世との謁見はグリーンバックで撮影…つまり合成だそうです。
だからたぶんあの場面、この場面、全部合成なんですね。凄いよね。

「侍は金に頓着がなさすぎる！」
こう言ってのけることが出来るのは農村出身の栄一の強みだ。

日曜の午前6時45分から1978年制作のアンコール大河「黄金の日日」を見ている。
今から43年前の作品。
今日も船のシーンがあった。船のシーンはスタジオ撮影。言葉は悪いけれど学芸会のようなしつらえで、船の中の事でも揺れない。

2021年制作の本作は合成画面でここまでやってのけた。
黄金の日日から43年。船はゆったりと揺れ、光は海の光のようだった。
撮影技術の進歩は本当にすごい。

[3] mixiユーザー 07月12日 03:29

>>[2]
やはりリアリティーは大事ですね。
今回、外国を見て、目が洗われるようだった篤太夫と、外国に来ていても頑迷固陋の武士たちとの対比が鮮やかでした。

[4] mixiユーザー 07月12日 11:57

>>[3]さん
>目が洗われるようだった篤太夫と、外国に来ていても頑迷固陋の武士たち
この対比は凄かったねぇ。
「目が洗われるようだった」組は、栄一だけじゃありません。
明治に入ってからは貪欲に欧米文化文明を吸収していきます。
その芽はもうすでに育っていて、たとえばペリー提督が浦賀沖に４隻の船と共に停泊してすぐの時。

木っ端のような手漕ぎの小舟で、たったふたりの日本人が乗り込んできています。
浦賀奉行所与力の中島三郎助と通訳の堀達之助。

三郎助は「用向きの如何に関わらず、直ちに浦賀を去るよう」と伝えます。
対応した副官のコンティ大尉は「ソレハデキマセン。大統領ノ親書ヲ大君ニ渡スタメ浦賀ニ来マシタ。帰リナサイ」

　三郎助は即座に切り返した。
　「明日は奉行が来るであろう」

嘘だった。(笑)
翌日三郎助は義弟で同僚の香山栄左衛門を奉行と名乗らせ、再び旗艦を訪れています。

栄左衛門は三郎助よりも人当たりがよく、参謀長のアダムス大佐と艦長のブキャナン大佐が応対にあたっています。

で、その間、三郎助は艦艇の隅々まで測り、機関室に入り込んではスケッチをしているんです。
何でも覗き回り根掘り葉掘り聞き回っているんですね。

ペリーは、三郎助の行動を知り驚嘆した。
我旗艦サスクェハナ号を測っている？　そんなことをして何になるのだ？　作ってみる気なのか？
Why! Japanese people!です。(笑)

初めて「黒船」に乗った日本人中島三郎助。
栄一もそうだけど、この頃の日本人は外国人に対して萎縮するという素地がなかったんです。
三郎助はこの年の大船建造令によって、日本で最初の洋式軍艦「鳳凰丸」を半年余りで完成させています。

[5] mixiユーザー 07月13日 22:04

ナポレオン3世に謁見するこの場面もグリーンバックでの演技でしたー。