「青天を衝け」感想コミュコミュの第17回　「篤太夫、涙の帰京」

円四郎（堤真一）の命が奪われたことを江戸で知り、衝撃を受ける篤太夫（吉沢亮）と成一郎（高良健吾）。その時、京では慶喜（草彅剛）が自ら指揮を執り、御所に迫る長州藩兵と戦っていた。そこに、西郷吉之助（博多華丸）が薩摩藩兵を率いて加勢する。集めた兵を引き連れて京に向かう篤太夫たち。その道中、岡部の代官・利根（酒向芳）が現れる。さらに、水戸では、耕雲斎（津田寛治）と小四郎（藤原季節）が率いる天狗党（てんぐとう）が、慶喜を頼って京を目指していた。

コメント(2)

最初
全て
最新の40件

[1] mixiユーザー 06月06日 23:08

平岡円四郎さまが亡くなってしまった。
そうしたら残された者たちが結構キャラ立ちしているのにいまさらながら気が付いた。
今回の筆頭は猪飼様。

猪飼さまは素寒貧のW渋沢に部屋と当座の暮らしを用意し、その後は慶喜さま絡みのやらかしエピを披露し、そうして今日、岡部の代官からW渋沢を庇った！

岡部の代官は、栄一のトラウマであり、この世の仕組みの疑問であり、行動の理由でもある。
ただあまりに栄一たちの立場が弱いので、何を言っても通らない。
そこを猪飼さまはキッパリと断った。一橋の権威をかさにして。

それまでは栄一の中では対抗するにはテロ思想しかないと思っていただろうに、そんなことはなく、すんなりと通ることが出来た。
円四郎さまが拾ってくれなければ、遅かれ早かれ岡部の代官に捕まっていただろう。

円四郎さまのお付きの川村さま。
今回一言も言葉を発せず、しかしお顔に向こう傷を負い、涙目でそこに存在するだけで多くを語っていた。
悔恨、後悔、どれだけ自身を責めただろう。何故円四郎さまが亡くなり、自分が生きているのだろう。

慶喜の円四郎を思う切なさは見る者に訴える。
元結の所作、飯盛りの所作、思い出しては気がふさがれただろう。
それでも慶喜は進まねばならぬ。長州征伐へ。
｢円四郎は私の身代わりとなったのだ。尊皇攘夷か。誠呪いの言葉に成り果てた｣
ふらつきながら席をたつ慶喜。

あ。そうか。
円四郎さまが亡くなったからこそ、猪飼さまは彼が引き立てたＷ渋沢にしっかり励めと言う。
栄一も喜作も忠勤を誓う。
水戸では、死んだ烈公や東湖の言葉に縛られた天狗党が血なまぐさい行動を起こしてくる。

死者の言霊が、支えとも呪いともなる。

[2] mixiユーザー 06月06日 23:58

>>[1]
今日も見どころ、泣きどころが多かったですね。
猪飼さま、川村さまに加えて、平岡さまの手紙を読む、やすさん。てっきり遺書かと思っていましたが、そうではなくて、生きて再会することを前提にしたものでしたね。
慶喜様も凛々しく、威厳がありました。
吉之助さんも適役のように思えます。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ