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第２１話 篤太夫、遠き道へ の感想などお願いします。
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↓癒し
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↓あさが来た（同じ脚本家・時代設定のドラマ）
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↓路線図が好き
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↓真田丸（近年有数の人気だった大河ドラマ）
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↓何かに感動したい。
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ご参加お待ちしています。
※こちらはネタバレ禁止の感想トピックですので
（多数派である地上波のリアルタイム放送以前をネタバレと呼んでいます）、
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※こちらは大河ドラマ「麒麟がくる」が好きな人のコミュですので、脚本、役者への批判は、
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コメント(120)
NHK大河ドラマ「青天を衝く」第２１回「篤太夫、遠き道へ」。私の感想
◎慶応２年。翌年の「パリ万国博覧会」への派遣問題。外国嫌いの
孝明天皇が行くはずもない。引き受けたのは慶喜の異母弟の徳川昭武。
◎外国人を敵視し、切り付けかねない水戸藩士たちだから、見張り役も必要。
その役目でメンバーに入れられたのが渋沢栄一。栄一は喜びました。
➀一橋慶喜の１５代将軍就任と孝明天皇の崩御
◎慶喜は京二条城で第１５代将軍に就任したが、その半年後に孝明天皇が崩御。
◎慶喜は渋沢栄一を二条城に招き、徳川昭武を紹介。その弟を退出させて栄一に、
慶喜 ：『内外共に多難の今、自分に将軍と言う重職が務まるとは思えない。そこで、
昭武に欧州で知見を広めさせ、その上で昭武に民部公子として
将軍職を継がせたい』
〜驚いて聞き入る栄一〜
栄一 ：【必ず昭武様をお支えします】
◎しかし、この時、慶喜は既に大政奉還のタイミングを考えていました。
�▲侫薀鵐垢惱佝�する渋沢栄一、港は横浜港。ここで初めて会う重要な人物たち。
◎外国奉行の栗本鋤雲（池内万作）、同じく外国奉行支配の杉浦愛藏（志尊淳）、
勘定奉行の小栗忠順（武田真治）、そして洋書の翻訳係は福沢諭吉。
◎昭武に随行する水戸藩の面々はロッシュが昭武と握手するのに；
「今度、若君に手を触れたら“たたっ切ってやる！”」と。
�Ｊ‖�諭吉を始めて知る渋沢栄一。
◎医者の高松凌雲によれば諭吉は英語もオランダ語も話せる文明人なのだと。
諭吉 ：『僕は元来、攘夷攘夷と言っているのはバカしかいねえと思っていた』
�ご�定奉行・小栗忠順（キャスト：武田真治）の発想力
パリ万博参加の主たる目的は我が国の６００万ドルの借款。成立すれば、様式の
横須賀製鉄の完成→洋式の陸海軍の整備→兵庫開港→盤石な幕府へ。
栄一 ：【博覧会後の昭武様の留学費用はどうなりますか？】
小栗 ：「自分が勘定奉行の職にある間は間違いなく送金する。三年先、一年先に
幕府がどうなっているか分からない。それでも、いつか幕府のした事が
が日本の役に立ち、徳川のお陰で助かったと言われるなら名誉な事だ」
➄パリへ出発の渋沢栄一、日本を出発する前に喜作と長七郎に挨拶。
喜作 ：《お前が戻る頃には、日の本は一体どのようになっているのだろうな》
ところで、心配な事はあるか？》
栄一 ：【ちっとやそっとじゃ思い浮かべる事も出来ねえ・・でも、今よりも
きっと良い世になっていると願いたい。それと千代の事だが、
手紙を出したが返事をくれない・・。
栄一 ：【お千代にはくれぐれも節操を守れよと言いたい・・。
◎息子を亡くしていた栄一は、長七郎の弟の平九郎を「見たて養子」にし、
千代にもフランス行きを告げる文を出して旅立った。
第２２回は「篤太夫、パリへ」。渋沢栄一、初の海外視察です。見るもの聞くもの、
すべて珍しいでしょう・・。無事、大任を果たして帰国出来るか。そしてこの頃、
日本はどうなって来たか！？ 注目です。
◎慶応２年。翌年の「パリ万国博覧会」への派遣問題。外国嫌いの
孝明天皇が行くはずもない。引き受けたのは慶喜の異母弟の徳川昭武。
◎外国人を敵視し、切り付けかねない水戸藩士たちだから、見張り役も必要。
その役目でメンバーに入れられたのが渋沢栄一。栄一は喜びました。
➀一橋慶喜の１５代将軍就任と孝明天皇の崩御
◎慶喜は京二条城で第１５代将軍に就任したが、その半年後に孝明天皇が崩御。
◎慶喜は渋沢栄一を二条城に招き、徳川昭武を紹介。その弟を退出させて栄一に、
慶喜 ：『内外共に多難の今、自分に将軍と言う重職が務まるとは思えない。そこで、
昭武に欧州で知見を広めさせ、その上で昭武に民部公子として
将軍職を継がせたい』
〜驚いて聞き入る栄一〜
栄一 ：【必ず昭武様をお支えします】
◎しかし、この時、慶喜は既に大政奉還のタイミングを考えていました。
�▲侫薀鵐垢惱佝�する渋沢栄一、港は横浜港。ここで初めて会う重要な人物たち。
◎外国奉行の栗本鋤雲（池内万作）、同じく外国奉行支配の杉浦愛藏（志尊淳）、
勘定奉行の小栗忠順（武田真治）、そして洋書の翻訳係は福沢諭吉。
◎昭武に随行する水戸藩の面々はロッシュが昭武と握手するのに；
「今度、若君に手を触れたら“たたっ切ってやる！”」と。
�Ｊ‖�諭吉を始めて知る渋沢栄一。
◎医者の高松凌雲によれば諭吉は英語もオランダ語も話せる文明人なのだと。
諭吉 ：『僕は元来、攘夷攘夷と言っているのはバカしかいねえと思っていた』
�ご�定奉行・小栗忠順（キャスト：武田真治）の発想力
パリ万博参加の主たる目的は我が国の６００万ドルの借款。成立すれば、様式の
横須賀製鉄の完成→洋式の陸海軍の整備→兵庫開港→盤石な幕府へ。
栄一 ：【博覧会後の昭武様の留学費用はどうなりますか？】
小栗 ：「自分が勘定奉行の職にある間は間違いなく送金する。三年先、一年先に
幕府がどうなっているか分からない。それでも、いつか幕府のした事が
が日本の役に立ち、徳川のお陰で助かったと言われるなら名誉な事だ」
➄パリへ出発の渋沢栄一、日本を出発する前に喜作と長七郎に挨拶。
喜作 ：《お前が戻る頃には、日の本は一体どのようになっているのだろうな》
ところで、心配な事はあるか？》
栄一 ：【ちっとやそっとじゃ思い浮かべる事も出来ねえ・・でも、今よりも
きっと良い世になっていると願いたい。それと千代の事だが、
手紙を出したが返事をくれない・・。
栄一 ：【お千代にはくれぐれも節操を守れよと言いたい・・。
◎息子を亡くしていた栄一は、長七郎の弟の平九郎を「見たて養子」にし、
千代にもフランス行きを告げる文を出して旅立った。
第２２回は「篤太夫、パリへ」。渋沢栄一、初の海外視察です。見るもの聞くもの、
すべて珍しいでしょう・・。無事、大任を果たして帰国出来るか。そしてこの頃、
日本はどうなって来たか！？ 注目です。
冒頭、いきなり栄一のパリ行きが決まりました。
ここまで一貫して描かれてきた、
百姓ならでは経済感覚と円四郎を引き継ぐ私欲のない直言ぶりが、
昭武の側に置くのにふさわしい人材として評価される流れが自然です。
しかも、そのままの勢いで日本の外に飛び出して行くのかと思いきや、
京にいるだけでは、もしくは最近まで浪士だった栄一には見えてこなかったような、
開国に伴う江戸の幕閣や知識人の変化や先見性に触れさせたあたりが、
脚本の実に巧妙なところです。
アメリカを見ることで日本の遅れを実感し、今の日本に必要なものが見えていた小栗、
二度もフランスに行っている杉浦、誰が要注意人物かも知っている福地、
そんな欧米をよく知る者たちをちゃんと登用し、
フランスの力で立て直そうという公儀の姿勢もまた大きな変化の一つと言えましょう。
さらに、オマエ、最近まで横浜の焼き討ちからの攘夷倒幕を計画していただろ、
という小栗による相当本気の悪い冗談もさることながら、
その身も時代感覚も小石川の牢にピン止めされたままの長七郎の存在が、
ほんの数年で起きた栄一とその周囲の大きな変化をことさらに意識させます。
千代に手紙を書いても返事がないことをいぶかる栄一ですが、
手紙を読んだ千代の姿を見ていると、
どんどん手の届かないところに行き、形見の懐剣さえ送ってきた栄一のことを、
目の前に現れるまでは死んだものと思っておく覚悟で暮らしているように見えます。
そして、帝王学を授けるために弟・昭武に長期の留学をさせる慶喜も、
将来の日本のためにはアメリカ並みの造船所が必要と力説している小栗も、
これから起きることへの予習であるのか、難しい政治情勢の念押しの復習なのか、
公儀がいつまで持つのかの心配ばかりしているのでした。
というわけで、今回の秀逸は、
「異人とみれば斬ってかかる」という水戸藩士の絶大なる悪い信用でも、
西洋医学の禁止までした孝明天皇が天然痘で亡くなろうとするときにあっても、
睦仁親王はワクチン接種をしているから平気という時節柄な科学の勝利でも、
父親譲りの「東照宮御遺訓」を自ら語り、最後には上様と唱和するという、
元は武士ともされる渋沢家の武蔵の豪農なりの伝統と教養の底力でも
手紙の返事をよこさない千代の身持ちを心配している栄一の
ドラマでは描かれないが、どうせ心当たりがあるに違いない「自己紹介」ぶりでもなく、
モブゲスト扱いとはいえ福沢諭吉の唐突な登場に、
夏目漱石(に似た男)は「いだてん」に譲ったものの、
当然に登場する岩倉具視に加え、伊藤博文も長州パートで一瞬だけ登場していたことで、
突然、色めき立って「お札になった人」を調べだすネット歴史班の善男善女の群れ。
ここまで一貫して描かれてきた、
百姓ならでは経済感覚と円四郎を引き継ぐ私欲のない直言ぶりが、
昭武の側に置くのにふさわしい人材として評価される流れが自然です。
しかも、そのままの勢いで日本の外に飛び出して行くのかと思いきや、
京にいるだけでは、もしくは最近まで浪士だった栄一には見えてこなかったような、
開国に伴う江戸の幕閣や知識人の変化や先見性に触れさせたあたりが、
脚本の実に巧妙なところです。
アメリカを見ることで日本の遅れを実感し、今の日本に必要なものが見えていた小栗、
二度もフランスに行っている杉浦、誰が要注意人物かも知っている福地、
そんな欧米をよく知る者たちをちゃんと登用し、
フランスの力で立て直そうという公儀の姿勢もまた大きな変化の一つと言えましょう。
さらに、オマエ、最近まで横浜の焼き討ちからの攘夷倒幕を計画していただろ、
という小栗による相当本気の悪い冗談もさることながら、
その身も時代感覚も小石川の牢にピン止めされたままの長七郎の存在が、
ほんの数年で起きた栄一とその周囲の大きな変化をことさらに意識させます。
千代に手紙を書いても返事がないことをいぶかる栄一ですが、
手紙を読んだ千代の姿を見ていると、
どんどん手の届かないところに行き、形見の懐剣さえ送ってきた栄一のことを、
目の前に現れるまでは死んだものと思っておく覚悟で暮らしているように見えます。
そして、帝王学を授けるために弟・昭武に長期の留学をさせる慶喜も、
将来の日本のためにはアメリカ並みの造船所が必要と力説している小栗も、
これから起きることへの予習であるのか、難しい政治情勢の念押しの復習なのか、
公儀がいつまで持つのかの心配ばかりしているのでした。
というわけで、今回の秀逸は、
「異人とみれば斬ってかかる」という水戸藩士の絶大なる悪い信用でも、
西洋医学の禁止までした孝明天皇が天然痘で亡くなろうとするときにあっても、
睦仁親王はワクチン接種をしているから平気という時節柄な科学の勝利でも、
父親譲りの「東照宮御遺訓」を自ら語り、最後には上様と唱和するという、
元は武士ともされる渋沢家の武蔵の豪農なりの伝統と教養の底力でも
手紙の返事をよこさない千代の身持ちを心配している栄一の
ドラマでは描かれないが、どうせ心当たりがあるに違いない「自己紹介」ぶりでもなく、
モブゲスト扱いとはいえ福沢諭吉の唐突な登場に、
夏目漱石(に似た男)は「いだてん」に譲ったものの、
当然に登場する岩倉具視に加え、伊藤博文も長州パートで一瞬だけ登場していたことで、
突然、色めき立って「お札になった人」を調べだすネット歴史班の善男善女の群れ。
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