貴方のご指摘：「鎖国の時代に山田長政の話は似つかない」との感想・・と拝聴しましたが、時はもう「明治の開国期」に入っていますから、栄一が本で「長政のシャムでの活躍に感動した」と言うフレーズは、視聴者としても違和感は無いと私は思います。
第二話 栄一、踊る の感想などお願いします。
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↓真田丸（近年有数の人気だった大河ドラマ）
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↓信じたいんだよ、運命ってやつを。
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↓ま
、明日
があるさ。私、俺。
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※こちらはネタバレ禁止の感想トピックですので
（多数派である地上波のリアルタイム放送以前をネタバレと呼んでいます）、
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※こちらは大河ドラマ「麒麟がくる」が好きな人のコミュですので、脚本、役者への批判は、
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コメント(160)
今回のサブタイトルは、「栄一、踊る」でした。
栄一が農家の願いとして五穀豊穣・悪疫退散の獅子を舞う一方で、
慶喜は、与えられた役割を全うしなければならないという一心で能を舞いました。
「変身」の手続きとはいえ、やはり栄一と慶喜の対比が物語の軸になるようです。
その一方で、またも冒頭に家康が登場しました。
鎖国とはいえアイヌや琉球と交易していた/日本とアイヌや琉球との間には国境があった
という新しい歴史観をしれっと入れてくるあたり油断がならないのですが、
ただでさえ面倒な幕末に、家康まで登場すると混乱しないか心配です。
というのも、家康は単なる狂言回しに留まることなく、
「東照大権現様」として、栄一のものの考え方に大きな影響を与える設定のようです。
しかしながら、幕末とは家康が作りあげた秩序がどんどん否定されていく時代であり、
慶喜の生まれた水戸徳川家は、尊皇家として御三家ながら微妙な立ち位置にありました。
さらにペリーがやって来て、
やれ攘夷だ、いや開国だと、いろんな人の立場が交錯したり変動したりする中で、
「家康は偉い人」という栄一がまぎれると、ことさら話がややこしくなりはしないか、
その世界観で歴史が歪みはしないかと、いささか心配になるところです。
一方、今回も、江戸後期の豪農の暮らしを丁寧に描きました。
血洗島が武蔵の北の端とはいえ、上野を通り過ぎ碓氷峠も越えて(一日で？)、
信濃まで藍葉を買い付けに出かけるとは、なかなかの機動力です。
(「豊村」は下伊那にある村名ですが、そこまで行ったとすれば大したものです。)
無茶でも代官の課す労役には従わねばならないが
最も質の良い時期の藍の葉を朝から夜まで総出で刈り取って、
大事に育てたお蚕様の繭が籠やざるにどんどん積み上がっていけば、
これでまた次の一年を豊かに暮らすことができる。
武士の権威が揺らぎ、農民が商品作物を換金することで力を蓄え、
年長者が指導者となり、剣道をたしなむようになり、
読み書きを習い、読書にいそしむようにもなっています。
読んでいるのが山田長政伝というのが、何を象徴するのかよくわかりませんが。
というわけで、今回の秀逸は、
栄一、慶喜はもとより、タイトルバックでも踊る、先週はお蚕様も踊るという
踊り大好きスタッフが用意した家康パートで繰り広げられた謎のシーツ芸でも、
大人の話に割って入ったり、うかつな正論を吐いて大人を困惑させるという
利発だがワガママという演出のお子様・栄一が思いのほか早く退場してくれたことでも、
とはいえ、ペリー来航時でも13歳で、まだ前髪のある子ども時代ならばむしろ自然な、
「江戸だ〜」を連呼して駆け出す栄一こと吉沢亮の無邪気なお子様芝居でもなく、
どこまでも未来への希望を表現している栄一の屈託のない笑顔とは対照的な、
心をどこかに置き忘れたかのような慶喜の能面を外しても能面のような無表情。
栄一が農家の願いとして五穀豊穣・悪疫退散の獅子を舞う一方で、
慶喜は、与えられた役割を全うしなければならないという一心で能を舞いました。
「変身」の手続きとはいえ、やはり栄一と慶喜の対比が物語の軸になるようです。
その一方で、またも冒頭に家康が登場しました。
鎖国とはいえアイヌや琉球と交易していた/日本とアイヌや琉球との間には国境があった
という新しい歴史観をしれっと入れてくるあたり油断がならないのですが、
ただでさえ面倒な幕末に、家康まで登場すると混乱しないか心配です。
というのも、家康は単なる狂言回しに留まることなく、
「東照大権現様」として、栄一のものの考え方に大きな影響を与える設定のようです。
しかしながら、幕末とは家康が作りあげた秩序がどんどん否定されていく時代であり、
慶喜の生まれた水戸徳川家は、尊皇家として御三家ながら微妙な立ち位置にありました。
さらにペリーがやって来て、
やれ攘夷だ、いや開国だと、いろんな人の立場が交錯したり変動したりする中で、
「家康は偉い人」という栄一がまぎれると、ことさら話がややこしくなりはしないか、
その世界観で歴史が歪みはしないかと、いささか心配になるところです。
一方、今回も、江戸後期の豪農の暮らしを丁寧に描きました。
血洗島が武蔵の北の端とはいえ、上野を通り過ぎ碓氷峠も越えて(一日で？)、
信濃まで藍葉を買い付けに出かけるとは、なかなかの機動力です。
(「豊村」は下伊那にある村名ですが、そこまで行ったとすれば大したものです。)
無茶でも代官の課す労役には従わねばならないが
最も質の良い時期の藍の葉を朝から夜まで総出で刈り取って、
大事に育てたお蚕様の繭が籠やざるにどんどん積み上がっていけば、
これでまた次の一年を豊かに暮らすことができる。
武士の権威が揺らぎ、農民が商品作物を換金することで力を蓄え、
年長者が指導者となり、剣道をたしなむようになり、
読み書きを習い、読書にいそしむようにもなっています。
読んでいるのが山田長政伝というのが、何を象徴するのかよくわかりませんが。
というわけで、今回の秀逸は、
栄一、慶喜はもとより、タイトルバックでも踊る、先週はお蚕様も踊るという
踊り大好きスタッフが用意した家康パートで繰り広げられた謎のシーツ芸でも、
大人の話に割って入ったり、うかつな正論を吐いて大人を困惑させるという
利発だがワガママという演出のお子様・栄一が思いのほか早く退場してくれたことでも、
とはいえ、ペリー来航時でも13歳で、まだ前髪のある子ども時代ならばむしろ自然な、
「江戸だ〜」を連呼して駆け出す栄一こと吉沢亮の無邪気なお子様芝居でもなく、
どこまでも未来への希望を表現している栄一の屈託のない笑顔とは対照的な、
心をどこかに置き忘れたかのような慶喜の能面を外しても能面のような無表情。
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