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カッコいい一般男性!吉田春太郎コミュの間違えて暴力団組員に!?

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営業の仕事に従事する中、街を歩いていて◯◯組事務所という看板が目に止まり、土木会社と勘違いして、彼はその事務所に入った。まさか暴力団の事務所とは知らずに。この頃はどこの暴力団組事務所も代紋を掲げていて、すぐに誰もが敬遠して立ち寄らないのが普通だが、ここは代紋すら掲げておらず、どうみても暴力団組事務所とはわからない。入室した彼は入ってみて初めてここが暴力団組事務所だと気付いた。恐さで足がすくんだという。

「何の用じゃボウズ!」と言われ、「CBS・ソニーレコードの購入のお願いに伺いました」と答えたが、早く逃げ出したくてたまらなかった。無理もない。堅気の人間で暴力団が恐くないという者はいない。しかし、組長が現れ、意外にも優しい言葉で「どんなレコードがあるのですか。カタログをみせてくれたまえ」と言われ、手元にある商品のカタログをすべて差し出し、説明をした。一番高い商品ではないが、「ラテンはいいねえ」と言われ、これを組長は買いたいと話し、彼は早速契約書を書いてもらおうと取りだしたが、「ワシらは社会的に信用というものがないのでな。現金で買わせてもらおうか」と言われ、彼はかなり困惑したが、会社の上司に連絡を入れた。暴力団に商品を売った社員は、これまで一人もいなかった。社長と課長が駆けつけて、どうにか話はつき、無事販売できたが、社長はこの件に関してはとても憤った。会社の信用を失いかねないと。

ある日、その組長から本人のもとに電話があり、飲まないかとの誘いであった。彼は組長がとことん悪い人間ではないと、その時は考え誘いに乗った。彼の若さゆえの行動の甘さである。

三宮のそのキャバレーは、今までに行ったことのない、豪華絢爛な場所であった。

「吉田君、今夜は遠慮はいらない。好きなだけ飲んで美味しいものを召し上がりなさい」と言われ、ヘネシーの赤ラベルやドンペリのシャンパンなど、これまで味わったことのない美酒を堪能し、上等なステーキなども腹一杯ご馳走になり、それだけではなく、生まれて初めてトルコ(現在のソープランド)にも行き、ここで初めて女を知った。

営業の仕事も次第にやる気が失せて行き、組長の誘いから、会社を辞めてこともあろうにその組に部屋住みとして入ってしまった。厳しい修行のようなものもあったが、組長は彼を我が子のように可愛がった。彼の役目は所謂しのぎであった。

どんな仕事でも、良くも悪くも真面目に取り組むため、必ずしのぎを取り立て組長に渡し、そしてその組の若頭補佐になった。

その頃、上部組織が分裂し、その組はY組からI会へ移った。それからが大変であった。

やがて組長がY組の者に射殺されてしまい、組は自然消滅した。こんなことに首を突っ込んではいつ生命を落とすかわからないと悟り、組長の葬儀を終えてからは逃げるように大阪へ引っ越した。

事実上の暴力団組員からの廃業であった。

コメント(8)

そこまで歓待され、誘われたからには何かしら見所のようなものがあったのでしょうねウッシッシ指でOK
実際、しのぎはちゃんと取り立てておられたとのことですしあせあせ
>>[3] まあ、何事もそうですが、シノギにもコツがありまして(*^^*)

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