FOGHAT/In The Mood For Something Rude(1982) いままでのフォガットから一味違ったフォガットが味わえます 全体的に黒っぽい感じが出ているアルバムです。 多分にカバーアルバムだからでしょう。詳しくはわかりませんが大半 ブラックアーテストなんでしょう それなりのキャリアを積んできているからこそだせるグルーヴというものが このアルバムの随所に出てきています。 このグルーヴがロック好きにはたまらない音ではないかと! 特にベースは際立っております。いいです! とても色のある艶っぽいアルバムでした。
1.Slipped Tripped Fell In Love Rudeで妖しいベースのラインが超カッコイイ!フォガット流R&Bなロックンロール 今までになかったフォガットの一面が見事に映えた曲。とても黒っぽく艶っぽい曲。サックスも正解です。 ロックの部分とソウルな部分のブレンド感がちょうどいいグッドなバージョンです。 やっぱこの曲はベースがメチャメチャ最高にカッコイイです。 2.Bustin Up Or Bustin Out ファンキーなフォガット。エフェクトが深めにかかったベースとギターがグイグイ引っ張っていく曲 黒人がやるファンキーではなく白人が奏でるファンキー。若干おしゃれです。ファンキーの熱さというよりは この曲もベースがいいです。ヴォーカルのロンサムデイヴは少々線が細いですが味がある歌を聴かせてくれています。 3.Take This Heart Of Mine この曲もグルーヴして黒っぽい曲です。バンドとしてはどうしてもB級なイメージがあるのですが もしかしてこのバンドのノリはかなりの線をいっているのではないでしょうか? フォガットってこの手のノリもOKなんだと思わせてくれます。 この曲ドラムいいです。特にバスドラムが! 4.Love Rustler ファンキーでかなりのポップな感じの曲です。それをタイトなベースがロックのフィールドに引き込んでくれます。 歌もかなりソウルしています。モータウン化したグランドファンクと共通項がいくつもみえる曲です。 なんとなくダンシングインザストリートみたいなところも・・・ この曲シングルになったのかなぁー 5.Ain't Livin Long Like This これは軽快なアメリカンなロックンロールな曲です。イギリス出身なのに ボブシーガーあたりのロックンロールの匂いがあります。 この曲も要所要所でベースが横っ面をひっぱたいてくれます。フレーズがいいんだよなぁ・・・ 6.Back For A Taste Of Your Love フォガット調のロックンロールナンバーです。心なしか少々地味な感じがするのは5曲めまでのテンションが 高かったからでしょうか?まぁ個人的な見解ですけど・・・それにしてもギターのエフェクトが深かくかかりすぎてる それによって芯が細くなってしまっているのではないでしょうか・・・本人達の好みだからしょうがないと・・・ もっとストレートな音だったらこの曲もう少しテンション上がっていたのでは・・・って想像してしまいました。 7.There Ain't No Man That Can't Be Caught この曲も深めのエフェクターでギターカッティングが始まります。 なんだか似たような曲だなぁー・・・前の曲と・・・やっぱりギターの音のせいかなぁ?それとも続けて聴いているからなのか? まぁなんとなくシングル用の曲みたいなのですが・・・でも少々印象薄めですね 8.And I Do Just What I Want 最後はアップテンポなハードブギーです。ライヴで盛り上がりそうな曲です。フォガットお得意なブギー やっぱいいよなぁーこの手のブギーやらせると・・・餅は餅やだなぁーよくわからない表現ですが シリアスにならずにちょっとだけウェットでなんだか最後の締めといった感じでいいです。ギターのエフェクトも気にならず