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読み人倶楽部の読書会コミュの第61回読書会☆報告☆『みらいめがね』

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 日に日に寒くなってきて、肌寒さを感じた令和2年11月8日、荻上チキさんとヨシタケシンスケさんの共著、『みらいめがね それでは息がつまるので』を課題本に読書会を開催しました。

まずは大まかな感想から。

・エッセイなので読みやすく、それでいて重いテーマを扱っていたと思う。
・何よりヨシタケシンスケさんの挿絵が良かった。
・副題の意味が気になっていたが読んでみて鬱のことなのかとわかった。
・荻上チキさんと似たような症状があり親近感が持てた。
・被害者意識が読み取れる。
・子どものころにゲームなどから受ける影響について考えさせられた。
・めがねは取り換えることができて世界の見え方は変えることができると感じた。
・エッセイに慣れてなく、作者の人生に興味を持てず、批判もできない。
・エッセイは軽く読めるのがいい。それでいいのかなと。
・女の子の生き方が今けっこう言われてるし、これからも言われるかなと。
・これは「荻上チキさんのめがね」を通して見た世界の話だと思う。
・自分のぼんやりした気持ちを言語化してくれている。
・共感できるところが多い。
・HSPというのか、センシティブな人だと思った。
・エッセイを通して、この本に出てくる「語り直し」をしていると感じた。
・願望と現実で揺れ動いている人だと感じた。
・今まであったコンプレックスとかを受け止めようとしている。
・共感はないが成長していきたいという思いを感じる。
・なるほどそういう見方もあるんだなと新たな見方を教えてくれる。
・押し付ける感じがなく優しい。
・物事を深く考えている。
・暮しの手帖もおすすめ。

さらにいろいろな意見が。

・誰もが笑いあえる社会、多様性の話で妖怪ってどうなの?
・アイパッドやYouTubeは子供にどういう影響を与えるのか?
・見たいものだけ見られる。親切すぎる。考える力は育つのか?
・アウシュビッツ日本人案内人の話が深い。
・石原千秋先生やテクスト論の話が引っ掛かった。
・ディズニー映画でプリンセスのことをここまで読み込めるのがすごい。
・アルバイトの話がおもしろく読めた。子供にも読んでほしい。
・社会のシステムから外れると生きづらい。そこを選択したのはすごい。
・惑わないと成長はないというのが本当にそうだと思う。
・「人を適度に嫌いになる」すごくいい言葉。関係性をあきらめてない。
・鬱の度合いで髪型が変わる挿絵があるが、ハゲが排除されている!
・後に髪型による不平等の挿絵で回収されていた…。

多様性の話のところで少し批判的な意見を言わせてもらいました。
同性愛者の結婚については、大いに進めてもらいたいと思います。
しかし、夫婦別姓についてはちょっと違うと思います。
日本において姓というのは、〇〇家というように元々は家族の名前でした。
結婚して同じ家族になったときに同じ名前を共有する。
それはとても素敵な文化だと思います。
そんな素敵な文化を壊してまで多様性を広める必要はありますか?
仕事等で名字が変わると困るという話を聞きます。
けれど、名字が変わるのは明治時代からずっと続いてきた制度であり、わかりきっている話です。それならば、名字が変わっても困らないような制度を会社や組織で作れば済む話だと思うのです。
一概に多様性と言っても一つ一つ考える必要があると思います。
その人を嫌いになってもその人に関連するものすべてを嫌いにならないでと著者が言うように、多様性の排除すべてを悪と決めつけないでほしい。
実はもう一つ批判的な意見がありましたが長くなるので止めておきます。(^^;)

司会者より最後に質問がありました。
荻上チキさんのように、つらい経験をライフストーリーの「語り直し」によって立て直すというような、経験をしたことのある人はいますか?
そのときは言えませんでしたが、読書会後に少し考えてみました。

つらい経験は山のようにしてきました。それは、荻上チキさんほどのことではなかったかもしれないし、鬱になったこともありません。
けれどたしかにあったその、つらい経験をどうしてきたのかというと、主に本を読むことで助けられてきたように思います。

「語り直し」というものをしたことはありませんが、語り直すこと、誰かに自分はどんな人間なのか、過去、今、未来について語るというのはけっこう楽しそうなのでやってみたいような気もします。
簡単に言うと、過去も今も未来もグダグダって感じですかね。(^^;)

人それぞれにそれぞれのめがねがあって世界の見え方が違っている。
読書会でも同じ本なのに人によってとらえ方が違うので毎回驚きがある。
それは、思った以上に自分と人とのめがねが違うということ。
このことは実は、多くの人が気づいていないのかもしれない。
自分で選んだ色のめがねをかけて、世界を見ているということ。めがねはかけかえることができるということを忘れないようにしたい。

この世界はあなたの色になる by B’z

コメント(15)

「人生病、リハビリ中」の話の中で、鈴木大介さんの著書『脳が壊れた』を読んだことについて書かれていました。
この本、4年ほど前に読みました。めちゃくちゃ面白いです。
脳梗塞で「高次脳機能障害」となってしまった著者の原体験が書かれていて、当事者にしかわからない様々なことを言語化してくれた貴重な本でもあります。
言動や行動といった性格の変化。怪現象や、感情の暴走などの不思議な体験。見た目は普通の人とあまり変わらないためにわかってもらえないつらさ。などなどすさまじい闘病ドキュメントに、時に笑えて、時に泣けて、感動的な1冊でした。
報告ありがとうございます顔(笑)
『脳が壊れた』読んでみたいですね。
「いたるところに教材あり」の話のところで、タブレットPCでユーチューブを熱心に眺める子供の話があり、読書会でも、その影響について話題になりました。
見たいものを見たいときに見られる。楽しいものはすぐそこにあって得られるために苦労することもない。そんな便利すぎる世の中にはやはり弊害があるようです。
人は苦労して何かを得られることで幸せを感じるのだそうです。そして、それを繰り返すことで幸せを掴む力をつけていくのだと思います。
ところが、便利すぎる世の中では、そういったことがおきにくい。
それは、生きていくための力が育まれていないと言ってもいいのかもしれない。
また、便利なことに慣れてしまっているため、それを捨てて不便な状態に身を置くといったことも簡単ではないと思われます。
人は環境からの影響を受けやすい生き物です。
何もないような所だったり、逆境といった環境から偉人と言われる素晴らしい人たちが生まれてきました。
情報がたくさんあるからといって、はたしてそういったことに貢献するでしょうか?
便利であればあるほどいいという思い込みを見直し、不便であるということの意味をわたし達は考え直す時期にきているのかもしれません。

わかめさんが言っていたHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)が気になったので調べてみたら、これって自分にも当てはまるかも?と思い、セルフチェックがあったのでやってみました。
23個のうち12個該当すればHSPの気質があるとしているチェック項目で、なんと16個該当してしまった!
HSPイエーイバンザイ

※HSPとは、生まれつき「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」という意味

参考ウェブページ
http://www.madreclinic.jp/pm-top/pm-symptom/pm-symptom-22/
>>[4]
統計的には人口の15%〜20%がHSPなんだそうです。
>>[4]
ざっくりやってみました。確実なYESが6個当てはまりましたが、環境や場所、精神状態によってYESの時もあればNOの時もあるのであまり参考にならないと思いました。広告の無料診断のような体験でした。
>>[7]
あくまでも、傾向という話なので、参考にならない場合もあると思いますが、自分はとても参考になりました。
HSPの特徴として、深く読み取るとか、相手に会わせるとか、疲れやすいとか、自分もそいう傾向あるなってことがわかって納得できました。
少しでも当てはまるならYESにしてと書いてあるので、それでやってみるといいと思います。
遅なりました。感想です。
全体的な感想から。
とても読みやすく、ヨシタケさんの挿絵があり読者に飽きさせないよう工夫されていると思いました。
印象的に残ったところは
・LGBT に関して
・著者が旅行先で体験した歴史観
・語りなおしについて

LGBTについて
・LとGについては理解できますが、BとTに関してはまだ頭の中でうまく整理ができません。自分は仲良くできるのだろうかと。多様性な社会を築くうえでは個性と捉え地球民族主義地球のもと、そんな性もあって良いよねと思える社会になると嬉しく思います。

著者の歴史観について
・北海道も似たようなものですが、海を超えると味わえる異文化の体験はいつ聞いても興味深いと思いました。
特にアウシュビッツは1度は行ってみたい場所です。現地を杉原千畝さんのことを思い浮かべながら歩くのが夢の一つです。彼は日本人の誇りです。
ああ……9セントおまけしてくれたシンガポールのとあるホテルの売店のお姉さんを思い出しました。海外の話をすると、いつも思い出す人なのですが話し方(日本語がほぼペラペラ)が上手、笑顔が素敵、おっとりしているが話し好き。特にホテルの日本人宿泊客がわざわざ「お世話になりました」とあいさつしているのを見た時は思わず納得してしまいました。
日本の一流ホテルだとあり得る話かもしれませんね。
読書会メンバーで学びの多い海外旅行飛行機なんかもありかもexclamation & question

語りなおし
・学びなおし、祈りなおし、選びなおし、寝なおし、やり直し、想いのこし……アレexclamation & questionずれました!笑
話がずれましたが多様性が問われる現代において、語りなおしはかなり重要だと思いました。語りなおしは様々な情報に関して事実や史実、偏見、無知、曖昧などを再認識する良い機会になるのではないかと思いました。

以上感想でした。




>>[9]
LGBTについては理解するのが難しいですよね。
LGBT以外にも無性愛、全性愛、複数愛などがあって違いもよくわからないし…。
みんなで海外旅行なんて夢だね。(^^)
そして、語り直しのずれ方が笑えた。笑
語り直し、再確認するべきことが今たくさんあるように思えます。
読書会もそういう場の一つになり得るかもしれませんね。
>>[4]
16該当とはなかなかの過敏ですね!
ひーちんさんは、センシティブなんですねぇ。
私も言葉に気をつけます笑 口が悪いので。
私も半分くらいは当てはまりましたー。

さてさて。
夫婦別姓の話題が出た時に、色々紛糾するかと思いましたが、穏やかに済んで良かったです。
家で夫と話し合ってみたのですが、夫婦は同じ姓の方が色々楽なのでは、という結論に達しました。
ただ、女性がキャリアを積み上げていく際に、結婚離婚で都度姓が変わることを思うと、自分の名前で積み上げてきたものを取り上げられるような、断絶を感じる方もいらっしゃるでしょうね。あと、なんで男女平等の世の中で女だけが面倒な手続きせなあかんのですか、という意見もあるかも。
私が同姓が楽だというのは、確定申告とか銀行の口座手続きとか。あと遺産相続も??各種手続きの時に、どうやって夫婦であることを証明するのか、という点で、別姓だと今以上にもっと証明書類が必要になるんでないか、と。
内縁の妻と正妻との境目がぱっと見曖昧で困っちゃうのではなかろうか。あと、子供生まれた時に、どっちの姓を選ぶかとか。好きな方選べたら、色々カオス状態になりそうです。
家系図作る人も大変だねーなんて話題で最近盛り上がりました。

社会側は、夫婦が同姓だろうが別姓だろうが、仕事さえしてくれれば正直どっちでもいいのではないでしょうか?いじるのは給与明細の名前くらいのもんです。年末調整の時、本人が大変になるだけかなぁーなんて思いました。
どちらかの姓を強制的に押し付けられ、なんだか自分だけ損しているような気がする…過去の実績と紐付けるのが面倒、というくらいの問題なら、夫婦別姓問題は個人的な不満の範疇かなぁと思います。(あくまで個人の見解です。)

どちらかと言えば、LGBTの方の感じている就職先での差別や違和感の方が、人間の尊厳に繋がる大問題だと思いますので、そちらの多様化と偏見を無くす方が先決だということでファイナルアンサーです٩( 'ω' )و
>>[9]
LGBTについて、私はあまり思うところがないタイプ。どう生きるかは個人の自由ですし、色んな愛の形、人生の形があっていいと思います。私とあなたは違うという事実だけ、フラットに見ていければと思います。ただ、当人が社会の中でどれだけ疎外感を感じ、傷ついてきたかを考えると、胸が痛くなる話題です。
男性が好きだろうが、女性が好きだろうが、自分が何者かわからなかろうが、誰も愛せなかろうが、みんな大好きだろうが、そんなのは大きな問題ではないように感じています。
どっちかといえば、他人を意味もなく傷つける人間の方が問題ですよねー。
多様化が進むってことは、色んな部分の垣根が緩くなるってことなので、自分としては新しい考えが流れ込んできた時に、新しいものを排除せず、面白がれるような人間になりたいです。

コロナのご時世、海外には行けないけれど、代わりに旅行記でも肴にお話したいですね!
読書好きの爆発的な想像力さえあれば、何処へでもトリップできちゃいますよるんるん
感染爆発で集会自体禁止されたら、もう知らん。
>>[11]
夫婦別姓については、世の中意見の分かれるところで、様々な意見があると思うし、自分の言ってることに反感を覚える人もいるだろうし、読書会は穏やかに進んでよかったです。(^^;)
夫婦別姓には反対ですが、男性側が姓を変える割合(たぶん10%未満)がもっと増えてもいいかなーとは思います。

多様性については、最近はHSPの人のことを理解してほしいと思うようになりました。笑

LGBTもそうだけど、それ以前に多種多様な人がいて、それを理解し、受け入れる社会がまだできていないように感じる。
大人を変えるのは非常に難しいことなので、教育を変えていくしかないと思われる。
パレードやデモをするなら、「教育を変えていこう!」が、正解で、一番の近道ではないだろうか。
と、いろいろと考えてみました。(^^)
>>[13]
私も、夫が妻の姓を選択するのは全然あり!
男女どちらもにも言えますけど、家に入るとか氏を継ぐとか、そんなのではなく、人として繋がりたいですよね。綺麗事でした。

ひーちんさんの意見は面白い意見だと思いますよ。現行のシステムは、歴史的背景とかつての社会制度を反映したものなので、それなりの利点はあると思います。ただ、そのままでいくと現代人の感情の問題に引っかかっちゃうので(夫婦別姓の争点って感情の一点だと思う)、そろそろうまく折り合いたいところですよね。
現状、仕事上では別姓を名乗るのも理解を得られていますし、いい感じ!差別もないし。
別姓を選択するということは、その分の手続きを負うという覚悟あってのことと思いますので、あと少し、不便には耐えていただき。
今後少しずつ身分証明書や各種証明書類に旧姓を書く欄が増えていけばいいなぁと思ってます。
私とひーちんさんの意見は、ざっくりした位置は似ているけれど、根本の主張が違いますね(^ ^) 私は、ゴリゴリの別姓賛成派の意見も直接聞いてみたかったです。
議論って、愛ですよね。


HSPは現状なかなか理解されづらいですが、少しずつ色んなタイプの人がいるってことが浸透するといいですね。
ただ、遠い未来、HSP診断によって職業選択の自由が狭められたり、差別悪用が出たりするんでないかと妄想中。HSPについては、社会の、というより、個々人の理解にとどめておきたい問題です。
人の性質の違いを認め、寄り添いたいと考える優しさと知性が、多くの人に備わるといいなぁと思います。

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