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お金と経済の勉強会コミュの本日の情報

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【お金持ちの達観は本物か?】
お金持ちになると、際限なく派手な生活をする人もいるが、一方で、悟ったようなことを言い出す人もいる。庶民に向けたポーズのようにも思えるがそうでもないようだ。

お金を持つと物欲が減る?
 禅の言葉に「吾只足知(われただたるをしる)」というものがある。京都の竜安寺の石庭に、この文字が刻まれたつくばいがあるのだが、このつくばいは、吾、唯、足、知、という各漢字が、口の部分を共通にして四方に配置された形でデザインされており、ちょっとしたシャレになっている。

 意味は「満足することを知れば、平穏な生活を送ることができる」といったところだろうか。一般には、際限のない欲求から自由になれば、人生はラクになると解釈されているようだ。

 しかし、人間の欲をコントロールするのは難しい。お金がなくても幸せな生活が送れると分かっていても、やはりお金は欲しいものである。また人間は少しでも手にすると、それを失いたくないという気持ちが大きくなってくる。結果としてこうした欲望からはなかなか自由になれない。

 だが一部のお金持ちは、大金を手にすることで少し違った感覚を得ているようだ。
 ある程度のお金を手にするようになると、一般的なレベルの欲求は、ほとんど満たすことができるようになってくる。そうなってくると、お金がなかった時のような、ガムシャラな欲望がなくなってしまうのである。

 漫画家の江川達也氏は、豪邸を建てた後、旅行に行く気がしなくなったと発言しているが、これはその典型といってよい。家には自分の好みを追求した大きな風呂を作ったのだが、その風呂に入るようになってからは、高級ホテルの立派なバスルームを見ても、興味が湧かなくなり、旅行へ行きたいという欲求もなくなってしまったそうである。

お金は永遠ではないという概念が加わると・・・
 高級ワインやグルメも同じである。ワインが高いといっても、特殊な銘柄を除けば、せいぜい1本数万円である。ちょっとしたお金があれば、一通りの有名な銘柄は飲めてしまう。

 どの程度お金を出せば、どの程度味がよくなるのか、だいたいの相場は分かってしまうので、ワインが心から好きという人でなければ、それほど面白いものではなくなってしまう。

 お金持ちになると、さらに消費に火がついてしまう人もいるが、そのような人は、普通の消費では飽き足らず、今度はワイナリーを丸ごと買ったりという、別次元の消費に突っ走ってしまう。
 そこまでいかなかった人は、一通りの消費を経験してしまうと、物欲が抑制されてしまうことも多いのだ。

 また、お金持ちの人は、お金に関する恐ろしさを人一倍理解しているので、お金というものが永遠の存在ではないことを誰よりも理解している。

 お金はあるが、あまり物欲がなく、自身の資産も永遠ではないと考えている人は、確かに物事を達観しているというかもしれない。悟ったようなことを言う、一部のお金持ちは、こうした心境なのかもしれない。

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