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就職活動に勝つ!(しゅう勝つ)コミュのコミュニケーションの意義

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経団連が毎年発表している「選考時に重視する要素」によると、企業が学生に求める力1位は「コミュニケーション能力」。
就職活動の時期になると、各社揃って「弊社はコミュニケーション能力のある人材を求めています」と、説明会で話しているのを耳にすることが増える。
 なぜ各企業が「コミュニケーション能力」をそこまで重視するのか。
例えば、
・社内外関わらず、プロジェクト単位やチームで仕事をする機会が増加したため。
・どのような職種に就いても、様々な関係各所との調整が必要なため。
・(営業などで)商材が高度化、多様化する中で、相手のニーズを引き出すヒアリング力が必要であるため。
・上司からの指示、お客様からのご要望を適切に理解し、応えるため。
などが挙げられる。
 それでは、「コミュニケーション能力」とは一旦何を指示すものだろう。
私は、「コミュニケーション能力」とは、「相手と会話のキャッチボールが違和感なくできるかどうか」に尽きると思う。
さらに、「コミュニケーション能力」は下記の3つに分類されると考える。
 
(1)話す力
「話す力」とは、自分の考えや思いを相手に分かりやすく伝える力のことである。就職活動でいうと、面接やグループディスカッションなどで発揮されるスキルだ。学生は、この「話す力」を最も鍛えたがる。なぜなら、多くの学生が「コミュニケーション能力=話す力」と思い込んでいるからだ。しかも、話せるようになるという結果がついてくるので分かりやすい。一方で、下記で説明する「聴く力」や「読む力」は、ほとんどといっていいほど重視していない。コミュニケーション能力は、決して「話す力」だけではないことを理解する必要がある。

(2)聴く力
「聴く力」とは、人の話をただ聞くのではなく、注意を払って、より深く、丁寧に耳を傾ける力のことである。しばしば、傾聴力といわれることもある。この「聴く力」が弱い学生が非常に多い。就職活動で例えるのであれば、説明会や面接のシーンで現れることがある。説明会であれば、司会者が会社の話をしているにも関わらず、傍観者になってしまい単に話を聞いているだけの学生がほとんどである。面接であれば、面接官の質問には必死に答えるが、面接官が話しているときには頷くことさえしない。相手に伝えることだけに必死になりがちで、相手の話している動作にリアクションできないのだ。

(3)読む力
「読む力」とは、相手が聞いてくる質問の意図や背景を理解する力のことである。(2)と同様に、この「読む力」も弱い学生が多い。就職活動で例えるのであれば、面接の際に質問される内容を適切に理解しないで、聞かれたままを答えてしまう学生が多い。例えば、「あなたは周りの人からどのような人だと言われますか?」という質問に対して、「優しい人だと言われます」「面白い人だと言われます」と答える就活生も少なくない。面接官はこの質問の中で、「集団の中でどのような役割を担っているか?」ということを聞きたいにも関わらず、「優しい」などの回答であると拍子抜けを食らうことがある。伝えることに懸命になりすぎて、相手が欲している質問の意図を読み取ることができないのだ。
 

 「聴く力」や「読む力」が弱い学生は、就活の時期になって初めて、相手の話に頷くことや自然な笑顔を意識し出すのだが、やはりそれでは遅いのだ。普段の生活の中で訓練することが重要になってくる。
では最後に、どうすれば「聴く力」や「読む力」を訓練できるのだろうか。
 様々な手法があると思うが、私は「世代を越えたコミュニケーション」を薦めたい。「聴く力」や「読む力」は、相手に気を配りながらでないと身につきにくい力だ。相手に気を使いながら、自分の主張を織り交ぜていく。例えば、部活(OB・OG)やアルバイト、教授との会話など、学校生活には自分と異なる世代の人間とコミュニケーションをとる機会がたくさんある。そのような機会を利用しながら、相手の話に頷き、共感し、相手の質問に対して適切な回答ができる訓練をしなければ、就職活動が始まってから付け焼刃的に訓練したとしても、既に訓練している学生には負けてしまう。
 就職活動において、企業研究や自己分析などは無論重要であるが、それよりももっと先に基本的なコミュニケーションを訓練することから始める必要があるだろう。

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