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Amis コミュの初顔合わせと初練習11

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「凱斗って面白い人だよね」
「あんなボケかますとは面白いぞ」
「ただの馬鹿なのではないか?」
(うわ〜、俺の事をいろいろと言っている。先生のせいだぞ)
 早く終われ英語という嫌な授業。
 三人には発声練習してもらい、その後はランニング。
 やることが多いな。
 あと、学校のサイトにエントリーしないと。
 多忙だね。
 最初のライブを成功させるためだ。ここは厳しく俺も彼女たちの為に奔走しよう。
 ―キーンコーンカーンコーン
 よし、授業終りだ。これで午前の授業は終りで午後からは練習。
 教科書をカバンに詰め教室を後にする。
 今日は焼きそばパンでも食べよう。
 ズボンの後ろポケットから財布を出し中身を見る。
(あと二万三千五百円か。今月はこれで乗り切るしかないか)
 次の仕送りまで一か月。これで乗り切れ俺。
財布をしまって角を曲がると。
 ―きゃ
 胸に衝撃を受け可愛い声が聴こえた。
 見下ろすと女の子が尻餅を付いていた。
「ごめん。大丈夫?」
 すぐに屈み女の子の様子を窺う。
 クリーム色のポニーテール。
 俺の胸位の背丈に膨らんだ双丘は均等が取れている。
(背丈も普通。160くらいかな? 彼女たちと比べると大きい方。しかも、なかなかスタイルも良い)
 決して邪な眼で見てないよ。飽くまでも普通の青少年の眼で見ています!
「だ、大丈夫。私の方こそ不注意でごめんなさい」
「いや、俺も前を見ていなかったから」
 散らばった教科書や書類集めを手伝う。
 その中に俺は凄い物を見てしまった。
「こ、これは!」
 思わずその物を手に取って声を出してしまった。
 μ'sメンバーの絢瀬絵里さんが描かれているクリアファイルなのだから。
 おまけにサイン入りとはプレミアだぞ!
(こんなプレミアなモノを持っている彼女は大の絢瀬絵里さんファンだな!)
 何ーーーー!
 あれも絢瀬絵里さんの手ぬぐいだ。
 それに、カバンには缶バッチが付いている。
 彼女は絢瀬絵里のファンどころではない。大ファンで憧れの存在なのだな。
「μ'sの絢瀬絵里さんのファンなんだね。君」
「はい。絢瀬絵里さんは綺麗スタイルもモデル並みで歌もダンスも素晴らしいです。μ'sの中で一番大好きで憧れの人」
「皆さん綺麗で可愛いですが絢瀬絵里さんがμ's一のお姉さんで美人だと俺も思う」
「ですよね。ですよね。私も絢瀬絵里みたいなアイドルになるのが目標です」
「その目標を忘れず努力して行けばなれるさ。頑張って」
「あ、ありがとうございます」
 俺は女の子の許から去る。
「あ、やっば。焼きそばパンが」
 廊下を走り購買へ向かう。
 焼きそばパンよ売れきれしていないでくれ。


 ジャージに着替え俺は校門で三人を待っている。
 昼飯も食べボイトレも終り、今からランニング。
 俺も彼女たちと一緒に走る。
「お待たせ〜」
 三人が来たな。
 絢音はオレンジを基調としたジャージに、詩乃はピンク、心美は赤。
「今から走るぞ。ゴール地点は神田大明神だ」
「ここからけっこう距離あるのではないですか?」
「たぶん2〜3キロはあると思う」
「えー、そんなに走るの〜」
 頬を膨らませ抗議する絢音。
「とても無理です。私の体力が持ちません」
 詩乃は首を横に振り走れないと訴える。
「大丈夫でやがるよ。走れる走れる」
 心美はやる気満々。
「心美は何か部活していたのか?」
「バスケ部だったでやがる」
「それなら走れるな」
心美に比べ二人はまだ意気が上がらず、走ることを嫌がっている。
「ペースは遅くても良いから走ることが大切。体力が無ければライブも上手くいかないぞ。歌って踊るのは、それほど体力消耗が激しい。少しずつ体力を付けていく」
「「は〜い」」
 二人は渋々ながらも納得してくれた。

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